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我らの文学125 中勘助『銀の匙』52(前編44②)>
ラジオ収録20220809
「レオンラジオ日の出」テーマ曲 作詞作曲 楠元純一郎 OP「水魚の交わり」、INTER1「日の出の唄」、INTER2「大医精誠」、ED 「遺伝子の舟」
司会 福留邦浩
中国語翻訳・朗読 レオー(中国語講師・中国大慶の小学校教諭)→サマー休暇中
中国語翻訳 張暁良
読解者・朗読 松尾欣治(哲学者・大学外部総合評価者)
読解者 福留邦浩(国際関係学者)
中国語朗読 刘耀鸿
聴講 张晓良 張智航 劉凱戈
私は鞠が上手なのでなかなか落さない。
<鞠(まり)>
我玩得很好,一直不掉球。
お蕙ちやんは待ちどほしがつて縄のちぎれをぶつけたり、棒つきれをつきだしたりして落させてしまふ。
<待ち遠しい→待っていてもなかなか来ず、早く来てほしいと願う様。縄のちぎれ→縄のちぎれたもの。棒きれ→棒の切れ端(はし)>
小蕙等得不耐烦,就用绳梢来碰,或者用短棒捅,想要让我掉球。
「おねんじよさあま、およねじよ十よ」
「おねんじよさあま、およねじよ二十よ」
お蕙ちやんは上気した顔を鞠といつしよにうなづかせながら一所懸命にまはる。
<うなづかせ→首肯せ>
小蕙玩的时候,那个涨红的脸和球一起点下、抬起,不顾一切地跑。
そのたんびにふさふさしたおさげの髪が肩にまつはつてふたつの足さきが追ひあふこま鼠のやうにくるめく。
<おさげ髪→左右に分けて結った髪。肩にまつわる→肩に絡(から)みつく、まとわりつく、関係する→ある場所にまつわる伝説。こま鼠(独楽ねずみ)→独楽鼠のように→休みなく動き回る→独楽鼠のように働く。くるめく→物がぐるぐる回る>
每次跑的时候,那两根粗辫子绕到肩上,像两只互相追逐的小老鼠一样转来转去。
負けまいとして鞠を腭でおさへたり、胸にかかへたりしてよろよろするまでもつづける。
<顎(あご)でおさ(押さ)えたり、胸に抱(かか)へたり。よろよろ→足がふらついてバランスを失い、倒れそうになる様。動詞→よろける、よろよろ歩く様子→千鳥足(ちどりあし)。>
为了不输给我,她还用下巴和胸部顶球,摇摇晃晃也要坚特。
「ほうほけきよや鶯や うぐひすや、たまたま都へのぼるとて のぼるとて、うーめの小枝に昼寐して、赤坂奴の夢をみた、枕のしたから文がでた、お千代にこいとの文がでた……」
<ほうほけきょ→鶯(ウグイス)の鳴き声、のぼるとて→上ると言って。赤坂奴(あかさかやっこ)→旗本、大名に使えた槍もち。文(ふみ)→手紙。お千代(おちよ)という名の女性>
一边唱着儿歌:“黄莺喳喳叫,来到城里睡在梅树梢,梦见赤坂桥,枕头底下翻出书信瞧,信上叫你去把船儿摇……�”�
我らの文学125 中勘助『銀の匙』52(前編44②)>
ラジオ収録20220809
「レオンラジオ日の出」テーマ曲 作詞作曲 楠元純一郎 OP「水魚の交わり」、INTER1「日の出の唄」、INTER2「大医精誠」、ED 「遺伝子の舟」
司会 福留邦浩
中国語翻訳・朗読 レオー(中国語講師・中国大慶の小学校教諭)→サマー休暇中
中国語翻訳 張暁良
読解者・朗読 松尾欣治(哲学者・大学外部総合評価者)
読解者 福留邦浩(国際関係学者)
中国語朗読 刘耀鸿
聴講 张晓良 張智航 劉凱戈
私は鞠が上手なのでなかなか落さない。
<鞠(まり)>
我玩得很好,一直不掉球。
お蕙ちやんは待ちどほしがつて縄のちぎれをぶつけたり、棒つきれをつきだしたりして落させてしまふ。
<待ち遠しい→待っていてもなかなか来ず、早く来てほしいと願う様。縄のちぎれ→縄のちぎれたもの。棒きれ→棒の切れ端(はし)>
小蕙等得不耐烦,就用绳梢来碰,或者用短棒捅,想要让我掉球。
「おねんじよさあま、およねじよ十よ」
「おねんじよさあま、およねじよ二十よ」
お蕙ちやんは上気した顔を鞠といつしよにうなづかせながら一所懸命にまはる。
<うなづかせ→首肯せ>
小蕙玩的时候,那个涨红的脸和球一起点下、抬起,不顾一切地跑。
そのたんびにふさふさしたおさげの髪が肩にまつはつてふたつの足さきが追ひあふこま鼠のやうにくるめく。
<おさげ髪→左右に分けて結った髪。肩にまつわる→肩に絡(から)みつく、まとわりつく、関係する→ある場所にまつわる伝説。こま鼠(独楽ねずみ)→独楽鼠のように→休みなく動き回る→独楽鼠のように働く。くるめく→物がぐるぐる回る>
每次跑的时候,那两根粗辫子绕到肩上,像两只互相追逐的小老鼠一样转来转去。
負けまいとして鞠を腭でおさへたり、胸にかかへたりしてよろよろするまでもつづける。
<顎(あご)でおさ(押さ)えたり、胸に抱(かか)へたり。よろよろ→足がふらついてバランスを失い、倒れそうになる様。動詞→よろける、よろよろ歩く様子→千鳥足(ちどりあし)。>
为了不输给我,她还用下巴和胸部顶球,摇摇晃晃也要坚特。
「ほうほけきよや鶯や うぐひすや、たまたま都へのぼるとて のぼるとて、うーめの小枝に昼寐して、赤坂奴の夢をみた、枕のしたから文がでた、お千代にこいとの文がでた……」
<ほうほけきょ→鶯(ウグイス)の鳴き声、のぼるとて→上ると言って。赤坂奴(あかさかやっこ)→旗本、大名に使えた槍もち。文(ふみ)→手紙。お千代(おちよ)という名の女性>
一边唱着儿歌:“黄莺喳喳叫,来到城里睡在梅树梢,梦见赤坂桥,枕头底下翻出书信瞧,信上叫你去把船儿摇……�”�
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