※一条天皇キャスト発表の前に収録したものとなりますので悪しからずご了承ください

一条天皇がいなければ、枕草子も源氏物語も生まれなかった。それは確かなこと。

だけどだけど、高校生だったおぎは「権力者が道隆から道長へ移ったからといって、定子から彰子に乗り換えることはないんじゃない？」「何で定子を守ってあげなかったの？」という怒りでいっぱいでした。

でもそれは本当に一条天皇がしたかったことなのでしょうか？

大人になって、一条天皇の苦しみ・悩みに触れた時、印象ががらりと変わりました。

そして、紫式部はこれをよく知っていて、源氏物語にある仕掛けを施しました。

その仕掛けとは・・・？

～時のしおり～

本日のテーマは一条天皇（00:00）

正妻が二人いた異例の天皇（01: 49）

猫派で悪戯好きな文系男子（05:55）

妻の取り巻きは有名人だらけ（10:00）

赤染衛門＆和泉式部キャストを再考（12:27）

年上の妻・定子は“キレイなお姉さん”（15:39）

JK時代のおぎ憤慨！なぜ彰子を選んだ（19:58）

今だから共感できる「一条苦渋の選択」（23:39）

後継問題のゴタゴタで彰子覚醒！？（26:00）

源氏物語に隠された仕掛け（29:55）

改めて一条キャストを妄想し直す（38:39）

●おぎ注

　敦康（あつやす）親王：一条天皇と定子の息子。一条天皇の第1皇子。定子の崩御後、彰子が母代わりとして育てた。

　敦成（あつひら）親王：一条天皇と彰子の息子。一条天皇の第2皇子。後の後一条天皇。

　藤原行成（こうぜい・ゆきなり）：一条朝四納言のひとり。一条天皇の秘書として身を粉にして働いた。能書家で日本三蹟の1人。「光る君へ」では渡辺大地さんが演じる予定。

●定子辞世の句＜栄花物語より＞　※3首あるうちの1首です。

　知る人もなき別れ路に今はとて　心細くも急ぎたつかな

　おぎ訳：あなたと別れて、知った人もいないあの世への道に、もうこれを最後に旅立たなくてはなりません。心細いです。

●桐壺の更衣辞世の句＜源氏物語より＞

　限りとて別るる道の悲しきに　行かまほしきは命なりけり

　おぎ訳：これを最後に道が別れてしまうことが悲しいです。私が行きたかったのは生きる道です。

　※いずれもおぎがわかりやすく概要を説明しただけのものです。テストで書いてもマルはもらえませんのでご注意を！

出典

一条天皇　吉川弘文館　人物叢書シリーズ 　倉本一宏

栄花物語上　巻第七　岩波文庫　日本古典文学大系

源氏物語一　岩波文庫　新日本古典文学大系

※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。

※内容は諸説あります。

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