Share つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜
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By おぎたま
The podcast currently has 93 episodes available.
前回の終わりの予告編で「この世をば・・・」という一節が聞こえたその時から、21世紀とは、令和とは、こういう時代であるのだと、まざまざと思い知ったのです。高校時代に知った「この世をば」の歌が再現される時が来たのですから。それからというもの、ネットの関連記事を読み漁ったり、ビギナーズクラシックス小右記を再度確認したりするなど、その時を万全の態勢で迎えようと準備をしていたのですが・・・。
いやそこに至るまでのあんなことやこんなことやそんなことをあげな風に超特急で突っ切っての「この世をば・・・」ですよ。情報過多にもほどがある・・・!他にもたくさんの名シーンがあったのですが、またしても予告編でちらりとお姿の見えたあの御方に最後を持っていかれたような気もしてなりません。
渡辺行成とはまた違った胃痛に苦しみつつ、今宵もつぼねにやってきました。消化不良のこの気持ちをとくと友がたりいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」藤原道長詠 小右記より。 おぎ訳:今日、私の満願は成就した。ここに私の大事な人があの満月のように誰ひとり欠けることなく集ってくれたのだから。
たま訳:俺たちのあの月の約束を果たしたよ。ふたりで闘ってきたことがこうして形になった。ほら、あの時と同じ月が。まひろ、forever!
『この世をば』:永井路子著 朝日新聞出版
https://publications.asahi.com/product/24522.html
『栄花物語』: 平安時代の歴史小説。藤原氏の栄花を描いた。赤染衛門が著者と目されているが、ハッキリとは分かっていない。
<こちらもどうぞ>
#31 あなたはどっち派?「栄花物語」or「大鏡」
https://spotifycreators-web.app.link/e/4kG3F7XYDOb
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<出典>
ビギナーズ・クラシックス『小右記』 藤原実資 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://www.kadokawa.co.jp/product/322207000633/
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれますhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pvbQy5x3KB/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!倉本一宏さん ~この世をば!一家三后と藤原道長の「望月の歌」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pZeqnkNw6Z/
【用語集】第44回より「官奏/太皇太后」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p4bYPeM73K/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE
ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone
HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
私は感慨深い。
それは、末っ子・柄本道長が4人の部下を持ち、内気だった彰子が自信にあふれた皇太后様におなり遊ばし、偏つぎでKYなまでに無双してしまった吉高まひろが司会をするまでになったのだから。
ここまでの43回、時には地団駄を踏み、時には時めきながらも、ずっと見守ってきて良かったと改めて思うのであります。
人は変わり、世代交代を繰り返しながら、人生の輝きを後進に譲っていく。
そんなたいそうなことをチラリと考えてしまいました。
さあ今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
●花散里(はなちるさと):光源氏の妻のひとり。容姿には恵まれないが、心根が優しい。恋愛戦線から早々に離脱するなど立場を弁えている。恨み言などを言わないところを光源氏は高く評価し、子供の養育を任せる。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
〈出典〉
ビギナーズ・クラシックス『小右記』 藤原実資 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://www.kadokawa.co.jp/product/322207000633/
ビギナーズ・クラシックス『権記』 藤原行成 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://www.kadokawa.co.jp/product/322103000169/
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれますhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/p563Ne8Y8k/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!倉本一宏さん ~藤原実資と三条天皇はどんな関係?
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pg2pyYyl4L/
【用語集】第42回より「大宰権帥/偏つぎ」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pMJR9ByNrM/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE
ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone
HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
おぎは「後半戦は三条天皇に大注目!」を公言していたわけですが、木村三条が大層に生き生きとなさっているお姿を拝するにつけ、ついつい見入ってしまうのでございます。1000年前のロスジェネ世代には心からのエールを送りたいです。
「幻」からの「雲隠」、そして「宇治十帖」への流れには膝を打ちましたね。このように形作り、私たちに示してくれたことに改めて感謝申し上げたい次第です。(誰に?)
本放送から1日経って、少しは落ち着いて話が出来ると思ったのですが、いざつぼねに集ってみると、友がたりしたいことが噴出してしまいました。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
●宇治十帖:源氏物語の第3部。源氏(でも実は柏木)の息子の薫と源氏の孫である匂宮が宇治の山荘に住む姉妹の姫を巡ってあれやこれや・・・の話。今回の放送で柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)が療養している別荘が同じ宇治にある。
●「もの思ふと 過ぐる月日も 知らぬ間に 年も我が世も 今日や尽きぬる」:源氏物語・幻の帖で光源氏が詠む歌。おぎ訳→ボーっとしているうちに時間があっという間に溶けた。もう死んじゃうかもしれない。
●雲隠:『源氏物語』の第41帖。巻名だけが残されており、本文はなし。これによって光源氏が亡くなったことを示唆するという作り。ただ、この巻については様々な学説や伝承があるため、紫式部に煙に巻かれたとおぎは思ってます。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
〈出典〉
ビギナーズ・クラシックス『小右記』 藤原実資著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://www.kadokawa.co.jp/product/322207000633/
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれますhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pqwA7ZkyMW/
【ドラマをもっと楽しむコラム】
をしへて! 倉本一宏さん ~病に倒れた藤原道長と噂の5人https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pQxWwKNDZj/
をしへて!倉本一宏さん~辞めるよ! 辞めるよ! 辞めるよ? 平安時代の辞表https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p3Ywkea70X/
【用語集】第42回より「皇后/立后」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pA0M0XYY9D/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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古典オタク、それも『源氏物語』のオタクであることを自認しているおぎたまですが、わたしたちには大先輩がいらっしゃいます。
そう、『更級日記』の筆者である菅原孝標女さんです。
少女時代に源氏物語にあこがれて、源氏物語を読みたいと神仏に祈る、女の幸せもほったらかし、妄想が暴走するなど・・・。1000年の時を経て平成時代に高校生だった私たちにも思い当たることが数多あります。彼女の振る舞いに「1000年経ってもオタクはオタク」という真実を見てしまうのです。
しかもその様子を記した日記が1000年経っても残っているとなると、これはもう「源氏物語の元祖にしてトップのオタク」と呼ぶにふさわしいのでは???
ところが平成から時を経て、令和を生きる私たちが今更ながら『更級日記』を読んでみたところ、「思ってたんと違う・・・?」という事態に相成りました。
さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<時のしおり>
(00:00) 今更ですが…
(02:04) 元祖、源氏オタク
(07:19) 全巻セットGET!さあどう読む?
(11:24) “をばなる人” 気になる正体
(14:16) 作者はアノ有名人の子孫
(20:47) 大いに共感!妄想癖
(26:57) 結婚後に訪れたトキメキ
(29:56) 作者にとっての“源氏の君”
(33:28) 更級日記は源氏オタの本ではなく…
(38:34) 占い師・おぎより孝標女へ
(44:51) コメントなどご紹介
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
<おぎ注>
『更級日記』:菅原孝標女の記した日記。10代の少女時代から50代頃までの人生を描いた。父の赴任に同行した際の旅の様子なども描写しており、当時の日本の風景を知ることが出来る。
藤原道綱の母:日本最初の日記文学である『蜻蛉日記』の筆者。菅原孝標女の母が道綱の母と姉妹であったため、菅原孝標女に源氏物語をプレゼントしたのは彼女ではないかと目されている。
菅原道真:平安時代初期の文人にて政治家。菅原道真の玄孫(やしゃご)が菅原孝標。漢籍に通じており、朝廷に重用されたが、藤原時平の讒言(昌泰の変)により、太宰府に左遷され、不遇の死を遂げる。福岡県の太宰府天満宮は学問の神様として菅原道真公を祀っている。
源資通(ふじわらのすけみち):平安時代の公卿。藤原道長の嫡妻・源倫子とは縁戚関係にある。菅原孝標女が出仕した先でちょっと仲良くなり、うっすらロマンスが生まれた。
<出典>
『更級日記』江國香織訳 河出書房新社 古典新訳コレクションhttps://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309420196/
『更級日記』岩波書店 新日本古典文学大系
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b593213.html
※土佐日記、蜻蛉日記、紫式部日記の合本です。
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2024年の大河の主人公が紫式部(と道長)と知った時から、必ずやこのシーンは登場するであろうと思っていたシーンがいくつもいくつもいくつもいくつもありました。今回、その一つが映像化したわけです。
「2人の関係を単純な敵同士として面白おかしく描いてほしくない」というのはおぎたま双方の願いでありました。「切磋琢磨する良きライバルだからこそ敢えて悪口を書いたんだと思いたい」とたまが願ったこともありました。
今回のウイカ少納言様のご様子はその全てを凌駕する、鬼気迫るものでありました。あの場にいた皆々様方のお心を拝察するだに『胃モゲ』の心地がいたします。画面の向こうにいた私でさえ、ごくりと息をのんでしまったのですから。
さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
●『孫子の兵法』:紀元前5世紀ごろの中国春秋時代中国春秋時代の兵法書。そもそも戦を行わずして勝つことを最重視するもの。現代のビジネスにも応用が利くものとして愛読している人も多いとか。
●川村裕子先生:国文学者。武蔵野大学日本文学研究所客員研究員。X(旧Twitter:@kagekageko)で『光る君へ』の和歌などをわかりやすく発信してくださっていて、大変頼もしいお方。
●椿餅:源氏物語『若菜』で登場する。蹴鞠をしている若者たちに源氏が差し入れたもののひとつ。スポーツをしてお腹を空かせた若い男子たちが差し入れに群がる様子とそれを眺める壮年の源氏の対比が面白い。(このシーンの直前に柏木が女三宮を垣間見した。)
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれますhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pElNRR1k6e/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!佐多芳彦さん~一条天皇を偲んで、中宮彰子、まひろらの装束https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pXA7EEEKPM/
【用語集】第41回より「関白/琵琶殿」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/ppMaBBq7ap/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
「置いて逝かないで・・・!」とおたまが絶叫した前回から1週間。三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)と高杉惟規(藤原惟規・高杉真宙さん)が星になったその傷跡も癒えないというのに、今度は塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)までもが星になってしまいました。
その上、長年おぎたまが胸をときめかせ、そして涙で袖を濡らし続けてきたあの歌についてもはっきりとした答えを出さないまま、余白を以て応えたというのは「とんでもないこと!」。
塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)との永遠の別れはゴッドマザー・彰子の誕生のきっかけだったのかもしれません。
さあ、今宵も傷ついた心を引きずってつぼねに集いましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
「藤裏葉(ふじのうらば)」:『源氏物語』第33帖。源氏の息子と娘がそれぞれ結婚し、自身は準太政天皇となり、公私ともに栄華の頂点にいる様子を描く。(この後源氏はひどい目に遭う。そこからが面白い)
「露の身の 風の宿りに 君を置きて 塵を出でぬる ことぞ悲しき」:藤原行成著『権記』より。
一条天皇の辞世の歌。定子の残した辞世の歌「煙とも雲ともならぬ身なりとも草葉の露をそれと眺めよ」に対するアンサーソングであると解釈できること、また、『権記』に藤原行成が「その志は皇后定子に寄せたものである」と記していることから、「君=定子」とおぎたまは考えていた。おぎ訳→はかないこの世の中に君を置いて、あの世に行ってしまうことが悲しい。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
『権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』藤原行成著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322103000169/?cvid=ssuggest
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pWVjp26OwW/
【用語集】第40回より「譲位/践祚」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pEQQLnJrRE/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
大河ドラマとは人の一生を描くドラマ。その中に沢山の出会いと別れがあるというのはわかってはいるのですが、今回の別れはまた身に染みてあはれにございました。
正二位にまで昇り詰めてもなお、権力とマウンティングに固執した三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)、方や従五位下で赤い束帯を着て、「すべてうまく行くよ」と姉を勇気づけた高杉惟規(藤原惟規・高杉まひろさん)。2人の違いは何だったのだろうと、そう思わずにはいられないのです。
推しが星になったことにより、なんだか深く考えすぎた頭を抱えたまま、今日もつぼねに集いました。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
・宇治の八の宮:光源氏の弟。2人の姫とともに宇治に隠棲。死後、薫と匂宮がふたりの姫を巡ってあれやこれや…。宇治十帖の舞台となる。
・二度目の密通:源氏物語では2回の密通が描かれる。一度目は藤壺と光源氏、二度目は光源氏の妻・女三の宮と柏木。若き日の罪の因果が晩年近くなって己に巡ってきたことに光源氏がめちゃくちゃビビる。
・「都にも 恋しき人の 多かれば なほこのたびは いかむとぞ思ふ」後拾遺集・764番。高杉惟規の辞世の歌(出典により助動詞等に若干の差がありますが、今作ではこちらが取られていました)。おぎ訳→都にも恋しい人がたくさんいるので、この旅は何としても行かなくてはいけないのです。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/p4rvNaoZL4/
【用語集】第39回より「大饗/子の日の宴」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pgX35zEGkq/
【知恵泉】人生はやりなおせる!ツッパリ貴族藤原隆家
https://www.nhk.jp/p/chieizu/ts/R6Z2J4WP1Z/episode/te/MVXRP8JGW4/
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※内容は諸説あります。
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高畑定子の放った光を守ろうとするウイカ少納言の陰り。
自分の作品が産み出す陰に気づいた吉高まひろ。
光に囚われすぎていた三浦伊周の闇と病み。
光が強ければ強いほど闇は濃くなること、そして自分が手を下していることに畏れを抱かずにはいられなかった柄本道長。
そして、藤の花咲き乱れる藤壺と、人型クッキーの散乱した伊周宅。
それぞれの光と闇が交錯しましたね。あなたの印象に残った光と闇はどれですか?さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<今回配信の注意>
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<参考>
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【用語集】第38回より「駒牽/射礼」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pgNqGjyn83/
【知恵泉】 平安京の“オレ流”筆まめ男 藤原実資
https://www.nhk.jp/p/chieizu/ts/R6Z2J4WP1Z/episode/te/7J8JMZMR4N/
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「波紋」とは、波が作り出す紋様のことを言います。
まひろが投げた『源氏物語』という石が思ったより、つまり、隕石級に大きかったもので、見上彰子様(藤原彰子・見上愛さん)の心を開き、塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)の心を惹きつけ、次期東宮を爆誕させ、柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)の政権を盤石なものとし、三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)の呪詛を薙ぎ払うがごとく無効力化するに至りました。その有様を「見える化」してくれたのがこの第37回だったように私には思えます。
そうそう。藤壺で行われる「源氏物語を音読する会」は次はいつございますか?私、十二単を寝押ししなくてはいけないので、早めに知りたいのです。なんせ、秋山実資(藤原実資・秋山竜二さん)に数えられてもいいように12枚用意しなくてはいけませんでしょ?ご存じの方がいらっしゃいましたら・・・、え?もう『日記』の時間ですか?あ、わかりました。
では、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
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<おぎ注>
・須磨:源氏物語第12帖。光源氏が都を追われ須磨に隠遁する様子が描かれる。
・初音:源氏物語第23帖。須磨・明石で出会った女性・明石の君が産んだ女の子が歌を詠むシーンが描かれている。
・蛍:源氏物語第25帖。光源氏の住む六条院の女性たちの間で物語が大ブームになり、「日本書紀などの公式の歴史書よりも物語のほうが人間の真実が書かれている」的なことを光源氏が言うシーンがある。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれますhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pwn95kPaMJ/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて! 佐多芳彦さん ~彰子が発案! 紫式部も行った『源氏物語』の冊子づくり
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pAjY4jqLNd/
【用語集】第37回より「『日本紀』/女房ほか」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pO4WPMpZJz/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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大好きな青の衣をお召しになった彰子様はまことに自信に満ちてお美しくいらせられました。「その者、青き衣を纏いて、土御門に座りをるべし」。言わずと知れたかの名作の、かの名シーンの、かの名台詞を思い起こした人も多かったことでしょう。
塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)が好きなものに触れてみたい。自分も読んでみたい。その健気な気持ちに心打たれ、応援したい気持ちがいや増したものです。
なのに、柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)ときたら・・・・!モトカノ・モトカレ・今嫁・今嫁実家・子供たちと、令和の時代に平和に生きるおぎたまにはちょっと想像がつかない状態でしたねぇ。あなたたちが隠そうとしないから、ワトソン・衛門先生とコナン・倫子様がどうも何かに気付いたようですよ。
さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
・【マリー・アントワネットと子供たち】:ヴィジェ・ルブラン作。ヴェルサイユ宮殿所蔵。1787年に描かれたマリー・アントワネットの肖像画。子供を産んだ直後の姿で、女性としての自信と幸福に満ちた顔つきであると評されることがある。(・・・という記事をどこかでおぎが読んだことがある)
・『紫式部日記』:中宮彰子の出産の様子を中心に紫式部が記した日記。道長との和歌のやり取りなども記録されている。
・「珍しき 光さし添ふ さか月(=盃)は 持ちながらこそ 千代も巡らめ」
(おぎ訳→中宮彰子様の輝きに若宮の輝きが加わり、1000年も続くことでしょう):紫式部日記より。中宮彰子が敦成親王を出産した数日後に紫式部が詠んだものと思われる。
・「いかにいかが 数へやるべき 八千歳の あまり久しき 君が御代をば」
(おぎ訳→この若宮の御代は8000年でも続くでしょう):紫式部日記より。五十日の儀の祝宴で、道長に命令されて紫式部が詠んだもの。
・「葦田鶴の 齢しあらば 君が代の 千歳の数も 数へとりてん」
(おぎ訳→鶴のように長い寿命があればその御代を見ていられるのに):紫式部の歌に対する返歌。「いと疾うのたまはせたる(=めちゃくちゃ早くレスが来た)」と記されている。
・「若紫」?「我が紫」?:公任が祝宴の際に紫式部に声をかけた時の様子が紫式部日記に残されている。紫式部日記が書かれた平安期は濁点を書くという概念がないため、現存する写本には「わかむらさき」と書かれている。岩波書店の新日本文学大系では、便宜上「若紫」と漢字をあててあるが、実際のところ「若紫(を書いた人)」と言ったのか、「我が紫(=俺の紫ちゃん)」と言ったのかは、解釈が分かれるところ。おぎは断然後者推し。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pRN1vz6l0Y/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて! 倉本一宏さん ~多くの日記に記された寛弘5年の中宮彰子のお産
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pxJoAnn7Db/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて! 佐多芳彦さん ~子どもの誕生を祝い成長を祈る「五十日の儀」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pnNgOLZQrX/
【用語集】第36回より「五十日の儀/寄坐ほか」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pnKZKyQLOa/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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