Share つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜
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By おぎたま
The podcast currently has 83 episodes available.
不思議なことが起きました。吉高まひろ(まひろ・吉高由里子さん)がだんだんと「紫式部」その人にしか見えなくなってきたのですよ。自分の体験をそのまま紙に写し取り、あとは霧のようにうやむやにしてしまう。その凄みがもう「まひろ」を脱してしまったかのように私には感じられるのです。
源氏物語が着々と進むのに合わせてつくづくと、 「『枕草子』は定子を慰め、『源氏物語』は彰子の心を育てた」というおたまの言葉を改めて感じざるを得ませんでした。息づく心の内をそのままどストレートに塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)にぶつけた見上彰子様(藤原彰子・見上愛さん)を心から応援したい気持ちになってしまったのですから。
毎回思うのですが、本当に1回1回の放送に見どころ、語りどころ、突っ込みどころが多すぎて、動体視力と脳内CPUが追いつきません。今回の放送をつぼねの女房・殿御方はどのようにご覧になりましたでしょうか?あなたの心に残ったのはどのシーン?誰のセリフ?どの表情?
さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
「金峯山経塚出土紺紙金字経」:寛弘4年に道長が金峯山詣の際、経筒に入れて埋納した自筆の紺紙金字法華経巻第一の残闕。紺地に金色の文字で書かれている豪華版。御堂関白記の文字よりもたいそう丁寧に書かれている。ちょうど『光る君へ』が放送されている2024年3月に国宝に指定された。
https://emuseum.nich.go.jp/detail?langId=ja&webView=&content_base_id=100448&content_part_id=0&content_pict_id=0
夕顔:若い頃の光源氏が下町で出会ったはかなげな夕顔の君に出会うが、後に物の怪に取り憑かれて亡くなるという段。
若紫:光源氏が幼き頃の紫の上である若紫に出会う。藤壺と密通する。若紫を誘拐のように引き取る。という源氏物語の根幹を成すストーリーが描かれる段。
紫の上:光源氏の事実婚の妻。源氏の永遠の想い人・藤壺の姪で、幼い頃に源氏に見初められ、引き取られ、妻としての英才教育を受ける。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
つぼねのあのね第6回配信 「再読!『若紫』」
https://spotifyanchor-web.app.link/e/3fjioNzEXMb
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pMNPzDVe2p/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて! 倉本一宏さん ~藤原道長が行った金峯山詣って何!?
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pNXr2yvQMP/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて! 佐多芳彦さん ~斎院の中将のもとへ! 塀を乗り越えた藤原惟規https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p6ExPQLA4o/
【用語集】第33回より「金峯山詣/斎院ほか」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p9XEADlkkW/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE
ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone
HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
8月に行いました「光る君へ 上半期 最推し祭り」にいただいたメッセージの中に、「平安時代の猫事情について知りたい」というお声をいただきました。
「平安時代の猫のエピソードといえばあれしかない!」とおぎたまが二人同時に思いついたのは高校の教室で触れた、『枕草子』のとあるエピソード。あれから長い長い時が経ち、山本淳子先生のご著書『枕草子のたくらみ』を読んだ後では、見えてくるものが違うようです。
そうそう、あの御方が日記にも残してくださいましたことですし。
さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<時のしおり>
(00:00) リクエストありがとうございます!
(02:18) 令和とは違う?平安時代の猫
(04:36) 天皇のペット、猫
(06:00) 黒猫愛を日記に残した宇多天皇
(09:53) 枕草子に登場!ヘンテコな名を持つ猫
(14:17) 実資もビックリ。一条帝、猫に乳母を付ける
(19:12) 一条の猫は“身代わり”だった?
(24:09) 印象が変わった「命婦の御許」
(26:34) 大事件に引き起こす源氏物語の猫
(28:43) 鳴く猫に柏木がニヤけた訳
(33:17) 与謝野源氏の猫の鳴き声は?
(35:29) 時代で変わる鳴き声表記
<おぎ注>
柏木:源氏の正妻である女三宮に恋し、密通してしまう。2人の出会いのシーンに猫が大きくかかわっている。
撥音便(はつおんびん):言葉の中の「に・び・り・る」などの音が発音の都合によって「ん」に変化すること。
<出典>
『平安時代の男の日記』倉本一宏著 角川選書
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322312001181/
『枕草子』岩波文庫
『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』 藤原実資著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322207000633/
『枕草子のたくらみ』山本淳子著 朝日新聞出版
https://publications.asahi.com/product/18976.html
『源氏物語』新日本古典文学大系 岩波書店
『全訳源氏物語』與謝野晶子訳 角川文庫
<参考>
をりふし 令和六年葉月 ~光る君へ 上半期・最推し祭り~
https://open.spotify.com/episode/5pCyWV9C1pqjcfy78GNiSN?si=kM-TvhqNRTuH2sGzOiSX1g
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こちらのつぼねにお集まりの皆様!本当(と思しき)の“つぼね”はかのようなところでございまして、決して大声で笑ったり、誰かをディスったり出来るところではないのです。
今までのおぎたまの友がたりが宮の宣旨に筒抜けであったかと思うと、ちょっと背筋が冷えます
仕事、人間関係、住まい。新しいことが3つも同時に押し寄せると誰でもストレスが溜まるもの。吉高まひろ(まひろ/藤式部・吉高由里子さん)の心中を思いつつ、もう9月というのに「桐壺」しか書いていないじゃないかとハラハラしながら見守っておりました。
まひろが藤式部となり、紫式部へと成長してゆく過程をテレビの前で見守りつつ、小声で友がたり致しましょう。
さあ今宵もつぼねにおいでませ。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
紫式部日記:紫式部が彰子の後宮に出仕したころから約2年間にわたって宮中の様子を中心に書かれた日記。最初の方に、出仕したはいいものの、すぐに実家に戻ってしばらく引きこもった様子が書かれている。
帚木:源氏物語の第2帖。10代後半の源氏や党の中将など、若い貴公子たちによるどんな女性がいいか、こんな女は嫌だ、などといった赤裸々なボーイズトークが繰り広げられる。いわゆる「雨夜の品定め」の章段。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
光る君へ日記 第7回「おかしきことこそ」
※この回で公任、斉信らのボーイズトークをまひろが盗み聞きするシーンが描かれ、おぎたまはこのことについて友がたりしております。
https://spotifyanchor-web.app.link/e/cHmojf3qyMb
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/prQwNz3Y1W/
【光る君へ絵巻】ドラマ美術の世界 ~内裏・藤壺「女房たちの局」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/prQwNz3Y1W/
【用語集】第33回より「大饗/大間書きほか」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/prQwNz3Y1W/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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先週の予告でつぼねの女房たちを震撼させた黒木倫子様(源倫子・黒木華さん)。そのお言葉からするりと逃げてしまった柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)が憎かった!もっと動揺して欲しかった!と思ってしまったのは私だけではありますまい。
そして今日もまた、放送第1回から伴走してきたあのお方が星になりました。ユースケ清明(安倍晴明・ユースケサンタマリアさん)の「私が何もせずとも、人の心が勝手に震えるのでございます」という最期の言葉は長く心に留めたいと思います。
吉高まひろ(まひろ・吉高由里子さん)が作家・紫式部として走り出す姿を映像としてこの目で見ることが出来る幸せをかみしめながら、さあ今宵もつぼねに集合です。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
儀道三司(ぎどうさんし):「太政大臣、左大臣、右大臣と同格の人間である」という伊周の「自称」。公式な役職や感触があったわけではない。ちなみに、百人一首に登場する「儀同三司の母」とは高階貴子(伊周や定子の母)のことです。
居貞(いやさだ)親王:花山天皇の異母弟で、一条天皇より4歳年上にも関わらず、長年東宮として過ごす。即位後に道長ともめる。西暦976年の産まれであり、1000年前のロスジェネ世代とおぎが勝手に命名。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
・おぎイチオシPodcast ナレーター沼尾ひろ子「朗読の世界」
https://open.spotify.com/show/0ZLvOKAefSIlNRLnp08PYu?si=f4DdEdZtQ5Se5OdLnmMyqA
・「光る君へ」勝手に鑑定答え合わせ 第32回2024年6月12日配信
https://spotifyanchor-web.app.link/e/E1LXejN5mMb
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/ppQa6e7EOp/
【用語集】第32回より「賢所/儀同三司ほか」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pnL0Jwq1An/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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「いと疾く!」とおたまから連絡が入りました。『光る君へ』の放送が終わった3分後のことです。取るものもとりあえず、その辺の服を引っ掴んで、おぎはつぼねに集いました。
今日、まひろが『源氏物語』を書き始めました。
その事実だけを申し上げ、これ以上ここで多くは語るまい。
さあ、いつものつぼねで存分に友がたりいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
「黒髪の乱れも知らずうち伏せばまづかきやりし人ぞ恋しき」『後拾遺和歌集755 和泉式部』
おぎ訳:髪が寝乱れたことに気付かず横になっている時に髪をかき上げてくれた人が恋しい。
『和漢朗詠集』:公任が編纂した和歌と漢詩の詩文集。行成が清書したと思われるものが現存する。当時のいわゆるベストアルバムで、J-POPとC-POP(中華圏の大衆音楽)のミックス版。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
『紫式部と藤原道長』 倉本一宏著 講談社現代新書https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000381209
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pAKnOY89EJ/
【用語集】第31回より「『源氏物語』/燭ほか」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pNw0ODz1W8/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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★つぼねの皆様へ★==================================
いつもコメントをいただきありがとうございます。
このランキングを初めてお聞きになる方にために、順位が分かってしまうネタバレのコメントは今回非公開とさせていただいております。
ただ、いただいたコメントにはおぎたまは全て目を通し「げにげに!」と頷いたり、「宜なり」と呻ったりしております。
どうぞご理解いただければこれ幸いに存じます。
================================================
私たちが毎週毎週楽しみに楽しみに楽しみにしている大河ドラマ『光る君へ』。二度目の放送休止回を迎えるその日を、何もないまま過ごしていいことがあろうか?いや、ない。(反語)
というわけで、『光る君へ』の上半期に「あの役者さんの演じたあのキャラが尊い!」「私のお気に入りはあの御方!」など、つぼねの女房・公達方の推しキャラを教えていただき、アンケートを集計しようじゃないかと、おぎたまは考えました。
今回エントリーしたのは下記の24名(多すぎだけど)。
約10日間の投票期間を経て、さて、どのような結果になったのでしょうか?!
私の推しのあの御方は?
最後まで迷っていたけど、あの御方も気になっていました。
などなど、つぼねの女房・公達方には思うこともありましょう。
さあ、本日ここに、「大河ドラマ 光る君へ 上半期 最推し祭り」の結果発表と参りましょう。
1)絶対的センター:吉高まひろ
2)御曹司だがまひろに対し最弱:柄本道長
3)平安のゴッドファーザー:段田兼家
4)大人の余裕とはこのこと:井浦道隆
5)焦りんぼのリアリスト:三浦伊周
6)隆YEAHと書いて:竜星隆家
7)俺は愛されたいだけ・・・:玉置道兼
8)したたかさは父親譲り:吉田詮子
9)真面目で暴走しがちな純愛者:塩野一条
10)円らな瞳と鈴の鳴る声:高畑定子
11)枕草子爆誕!:ウイカ少納言
12)「DAYONE~」:上地道綱
13)「道綱、道綱」:財前寧子
14)イケおじすぎてごめんね:佐々木宣孝
15)頑固一徹:岸谷為時
16)大河のぬるま湯&オアシスはこちらです:高杉惟規
17)高低差がすごいのよ:本郷花山
18)『小右記』を書いたのは俺!!!:秋山実資
19)知性と顔面が最強:町田公任
20)恋も出世も抜け目なし:金田斉信
21)胃腸と文字が繊細:渡辺行成
22)前世は名探偵!?:黒木倫子
23)考えてます顔に出ないだけ:見上彰子
24)しごできミステリアスおじ様:ユースケ清明
25)その他
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
※本企画は誰に頼まれたわけでもなく、おぎたまがただただ大河ドラマ『光る君へ』を存分に楽しむために収集したアンケートであり、公式の制作会社・出演者様・その他関係者様とは一切関係のない妄想の産物であることを申し添えます。
<参考>
大河ドラマ『光る君へ』公式HP
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
今回より里香の式部(あかね/和泉式部・泉里香さん)が登場なさいました。源氏物語絵巻に登場する雲居雁を彷彿とさせるお衣裳と、まひろとは全く違う感性優勢の艶やかさに目を奪われた女房・公達方も多かったのでは?と拝察いたします。
「つながる言の葉」のタイトルの通り、『枕草子』が、『カササギ語り』が、人の口コミを介して繋がり、広がっていく様が描かれましたね。「かささぎ」とは、NHK公式のHPによりますと、「織姫と彦星の年に一度の逢瀬のために、織姫を羽に乗せて、天の川をこえてゆく鳥とされた」とのこと。まさか、7月7日の放送休止会の罪償いとでもいうのでしょうか?
そこで私はようやく気付いたのです。「あれ?前回書き始めたのって源氏物語やなかったと?」と。「いや、まだ書いてなかったんか~い!」とズッコケた人、私だけではなかったはずです。「疑心暗鬼は人の目を曇らす」と柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)が言ってましたけど、「思い込みはおぎたまの目を曇らす」ということを図らずも思い知らされたのです。
今宵も友がたりしたいことがたくさんあります。さあ、いつものつぼねに集いましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
『日出処の天子』山岸凉子著 白泉社刊:聖徳太子こと厩戸皇子と蘇我蝦夷を描いた漫画。厩戸皇子の美しい姿に心奪われる名作。なお、著者の山岸凉子さんは『あさきゆめみし』を描いた大和和紀さんとは別の高校ながらもその頃からの友人とのことで、その事実にも驚く。
古今和歌集仮名序:古今和歌集の巻頭言。冒頭で和歌の本質を「人の言葉を種として万の言の葉とぞなれりける」と端的に表現している。
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/px9jeVleng/
【用語集】第30回より「羹次/群書治要ほか」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pPlwEvDkKJ/
【おぎたま最推し祭開催中!】あなたの再推しキャストを教えてください!締め切りは8月9日金曜日16時。Googleフォームにて清き一票をご投票ください!
https://forms.gle/ZCsKgCmQ69FUQHNQ6
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※内容は諸説あります。
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おぎたまは、お互いに面白かった本をおススメしあう習性があります。同じ本を読んだ感想を友がたりするのは、他では味わえない時間です。
今回の1冊は藤原行成が書き、倉本一宏先生が編集なさった「権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」です。
トップオブトップである藤原道長の記した『御堂関白記』、賢人右府と称えられた政府のご意見番・藤原実資の記した『小右記』、そしてそれらに並ぶ『権記』。藤原行成は彼なりの視点でひたむきに己の仕事を書き残しました。高校時代はただの知識でしかなかった『権記』ですが、平成を超え、20世紀を超え、21世紀の令和の時代なって初めて、血の通った古記録としてその温もりと息遣いが胸に迫ってきたのです。
そんな『権記』をおぎが勝手におたまに送りつけたところから、今日の友がたりは始まりです。さあ、今宵もいつものつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
※ご注意ください※
この回では「権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」について熱く語りますので、ネタばれありです。本書をゆっくりと読みたい方はご注意ください。
<時のしおり>
(00:00) 今夏はこれ一択!行成くん日記
(03:35) 倉本先生には感謝しかない
(09:27) 「権記」ならではの面白さ
(10:50) ちょっとグロい夢を見た日
(18:30) 夫の鑑!まめびとな行成
(23:13) 読み比べで楽しむ“行成らしさ”
(25:08) 三者三様、祝いの席での騒動
(28:24) 道長&実資の日記を覗くと
(30:58) 実際、行成はどう思ってたのか?
(35:06)一条帝は誰に歌を残したか
<おぎ注>
「露の身の 仮の宿りに 君を置きて 塵を出でぬる ことぞ悲しき」『権記・ビギナーズクラシックス日本の古典』より。おぎ訳:露のようにはかない我が身であった。この世に君を置いて逝かねばならぬことが悲しいのだ。
<出典>
『権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』藤原行成著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322103000169/?cvid=ssuggest
『藤原道長「御堂関白記」を読む』 倉本一宏著 講談社BOOK倶楽部
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000377871
『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』 藤原実資著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322207000633/
<参考>
#28 おぎたまこの一冊「小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」
https://podcasters.spotify.com/pod/show/eu26ri8sjn/episodes/ep-e2i2n62
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大河ドラマは人の一生を描くドラマであるとは知っているのですが、吉田詮子(藤原詮子・吉田羊さん)の生き様というのは何と凄まじく、強く、悲しいものだったのでしょうか。彼女を主人公とした大河ドラマをいつか見てみたいとも思うほどでありました。
もうお一方。佐々木宣孝(藤原宣孝・佐々木蔵之介さん)様。まさかのあっけないご退場に声も出せずにいたのは私だけではありますまい。思い返せば「馬にニケツは道交法違反ではないのか?」だの、「好きな子にはいじめたくなるタイプ」だの、「灰かぶりやむなし!」だのとさんざん言いまくったのでありますが、賢子ちゃんを抱っこする佐々木宣孝(藤原宣孝・佐々木蔵之介さん)はひたすらに懐と愛情の深い素敵なイケオジでありました。
それにしても、ああ、長かった、とても。とても長かったです。ようやく、まひろが「源氏物語」を書き始めました。一体どこから書き始めたの?系図は書かなかったの?年表とかなしでぶっつけで?などいろいろと突っ込みたいところはたくさんあるのですが、それはさておいて。
さあさあ、今宵も友がたりをいたしましょう。いつものつぼねにおいでませ。
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<おぎ注>
『源氏物語』第27帖篝火(かがりび):玉鬘を引き取った源氏に対抗して、内大臣が探し出した近江の君に大変な悪評が経っていることを知った玉鬘が胸をなでおろす章段。源氏物語の章段にしてはとても短い。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
『枕草子のたくらみ』 山本淳子著 朝日新聞出版https://publications.asahi.com/product/18976.html
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pnW9kgekV4/
【用語集】第29回より「四十の賀、御薬の儀」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pMGjW6qrOn/
#19 おぎたまこの一冊「枕草子のたくらみ」
https://podcasters.spotify.com/pod/show/eu26ri8sjn/episodes/ep-e2as07l
#30 蜻蛉日記 妄想キャスティング
https://podcasters.spotify.com/pod/show/eu26ri8sjn/episodes/ep-e2jhgju
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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とうとうこの日が来てしまうことを、もちろん知ってはいたのですが、いざその時が来てみると、なんとも言葉にできないものでございます。
東京と九州の距離が近くなったとはいえ、今日のこの回ばかりは、隣で見ることができなかったことが悲しく、辛い時間でありました。もちろんそれは、定子の身罷った後、独りで涙を流す塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)に比ぶべきものでもないのですが。
本当は、一帝二后の立役者・渡辺行成(藤原行成・渡辺大知さん)の活躍や、御堂関白記を黒塗りにする柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)様子や、笛を吹く塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)と見上彰子様(藤原彰子・見上愛さん)のやりとり、青ざしをそっと差し出すウイカ少納言など、名場面・名シーンてんこ盛りだったのですよ。
そんなことも吹っ飛ぶほどの、この辛くて悲しい回を友がたりしましょう。いつものつぼねにお越しください。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
「夜もすがら 契しことを 忘れずは 恋ひむ涙の 色ぞゆかしき」(栄花物語)
→おぎ訳:「ずっと一緒にいよう」と一晩中約束したことを覚えていてくれるのなら、あなたは泣いてくれるでしょう。その涙の色を見てみたい。
「夢路にも露や置くらむ夜もすがら かよへる袖のひちて乾かぬ」(紀貫之/古今和歌集574)
→おぎ訳:あなたのところへ行きたくても行けない夢を一晩中見た。起きたら泣いていたんだ。
「光る君へ 第23回雪の舞うころ」で、一条天皇が定子の好きな歌として行成に紹介した。定子が最後に残した歌はこの歌が元ネタではなかろうかとおぎは思っている。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
『藤原道長「御堂関白記」を読む』 倉本一宏著 講談社学術文庫https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000377871
『枕草子のたくらみ』 山本淳子著 朝日新聞出版https://publications.asahi.com/product/18976.html
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/p7myl949D7/
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【用語集】第28回より「青ざし/立后」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pDdQY6Renx/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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