Webコンサルタント中山陽平の「中小企業を強くするWebマーケティングラジオ」

[22/12/05]Web系ツール選びは特徴や価格だけではなく○○性にも注意


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今回の概要

Web系のツール選びの際に、一般的には「特徴」「価格」やそれに類する物で選ぶことが多いかと思います。ただ、忘れられがちな重要ポイントが1つあります。今回はそこにフォーカスした内容です。

サービス終了のリスクを防ぐためには、選定するサービスやツールが継続的に運用されるか、または、何か問題があった場合にも、別のツールに移行できるようにすることが重要であると述べています。特に中小企業や個人事業主の方々は、長期的な視点からそのような準備をしておくことが推奨されます。また、日記や写真などの情報が大量にある場合には、外部のストレージやバックアップを利用し、情報の喪失を防ぐことが重要です。

書き起こし
Webサービス終了のリスクにどう備えるか

今回は、「サ終」というと少しあれかもしれませんが、サービス終了ということに関して気をつけておきたいところといいますか。

サービス終了というものが世の中にあるんだよという前提で、さまざまなサービスであったり、ツールというものは使っていかなければいけないんですよという内容をお送りします。

昨日でしたでしょうか。もう少し前でしたかね。確かライフログ的なツールですかね。

それが急にサービス終了が決定したということで、かなり困っている方が多いですよというニュースが流れてきました。

そこに写真をアップしたり日記みたいなものを記録していく機能があるみたいなんですけれども、そういう人によってはですね、そこにもう何千とか、万いくのかなみたいな単位で写真をアップしていて、子供の成長記録のようなものであったり、無くなるのは度し難いといったような状況もあったりと、そういう少し阿鼻叫喚といいますか、状況になっていたようです。

少し私はそのツールの存在というものを知らなかったんですけれども、その子育てなのかな、分からないですけども、一部ではそこそこ有名なツールだったみたいですね。

少し名前は今後何があるか分からないので、ここでは出しませんが、そういうことがありました。

■選定時の項目として優先度が高い

この話題から皆さんにぜひ取り入れていただきたいことっていうのが、全てのサービスやツールっていうものについて選定する際の優先順位の中で、そのサービスが継続的に運用されるか、あるいは何かあった場合に、そこから別のツール、類似ツールに脱出することができるような仕様になっているか、ここを特にビジネスにおいては気をつけて注意して、というかマストと言ってもいいかもしれないということです。

結構ですね、その例えば中小企業の方々であったり小規模事業者の方々と、なかなかウェブ関連予算がおりなかったりとか、なるべく小さな予算でという方も多いので、そうすると掘り出し物的なツールを探してきたりしがちです。

これだけあって無料ですとか、一般的な有名な日本のツールであれば、例えば月額3000円ぐらいかかるところ、このツールは5ドルですとか、もっと少ないかな。その値段が正当な場合も実はあったりするんですけれども、そういったマイナーサービスですよね、みたいなものをたくさん探しがちだなというふうに思うんですね。

■掘り出し物サービスはリスクがあると考える

これは非常に危険で、おそらくウェブ2.0ぐらいからずっとインターネットの世界で生きてきた方は、確かに確かにするだよねというふうに思われるんじゃないかなと思うんですが、大体いろいろ流行り物的なサービスが一つできると、それに類似したサービスというのがたくさん出てくるんですね。

その中でうちの半分ぐらいがやっぱり辞めたということで辞めてしまったり、急に料金を上げてマネタイズに走ったり、あるいは全然メンテナンスされていない状態で放置されてしまったりなど、使い続けられなくなってしまうようなことが多いんですよね。

さすがにこの2022年にもなってくると、だいぶそういったものはなくなってきてはいるんですけれども、とはいえそういうリスクというものは常に全てのツールに存在すると考えてください。

また穴場みたいなツールをもし発見したとしても、それがひとたび表に出てユーザー数が増えてくると、ユーザー数が増えるということは、その運営費用が増えるということです。

例えばサーバーの一番わかりやすいところで言えば、そのサーバーの転送量とか、CPUのパワーとかいろいろなものがもっともっと必要になってくれば、無料での維持が難しくなってしまったり、最悪どうやってもこれペイできないから終了しますということになってしまったりするんですよね。

■いざとなったとき移行できるか?が大事

そうなったときに、そのデータを例えばまとまってダウンロードができるとか、それからエキスポートのプログラムがあるとか、あるいは普段はないけれども、これは事前にはわかんないですけども、エキスポートのプログラムを用意してくれるとか、そういうところであれば、それを持って別のところに移住できます。

しかし、それをもすら提供してくれないところもたくさんあるんですね。今回の話みたいに。

そういうところはですね、トータルで見ると、そこにかける時間なんかも含めて非常にマイナスになることが多いので、サービスを選定するときには、ここって長くやってくれるのかな、と言う点を抑えてください。

どういう基準でそれを判断するかっていうのは、一つはやっぱり大手、大手でもやめる計算ももちろんあるんですけれども、大手の方がはるかに、つまり現在ユーザーを抱えていて、それでしっかり運営しているようなところの方が、やっぱりそういうリスクは低いわけですね。

また、無料プランだけではなくてきちんと有料プランがあって、有料プランの方のユーザーもネットで検索をしてみると、あんまり結構いるなというような場合は、その有料プランの方々によって収益、きちんと運営できるようなお金が入ってきている可能性が高いので、そういったところは長持ちする可能性がありますし、どこかに吸収されて、その上で吸収とか買収されて、その上でサービスを継続されることもありますね。

■サイボウズLIVEの神対応

また、あとは有名企業であれば、例えばですね、私が今まで遭遇した中で一番これはどうしようかなと思ったのは、無料のスレッド型の掲示板を提供していたサイボウズライブですね。無料だったんですけれども、これが少しもういつかってのを覚えてないんですけれども、サービスの終了っていうものがあったんですね。サイボウズさん有名ですよね。

これとエクスポートも難しいしどうしようかななんで、かなり結構当時ですね、シンプルな話題はチャットワーク、スレッド型に分かれていろんな内容を議論する場合には、無料のサイボウズライブを使うっていうことを基本的にやっていたので、困ったなっていう感じだったんですけれども。

そこはやっぱりサイボウズさんしっかりしていらっしゃいまして、エクスポートプログラムっていうものをちゃんと用意してくれて申し込むとですね。

エクスポートができるようになった時点で、データのダウンロードみたいなものとかを一括でやらせてくれるっていうことがあって、

それをもとにですね、さすがにそれをそのまま読み込めるようなサービスっていうのは出てこなかったんですけれども、テキストなんかをもとにですね、後で参照可能な、ある程度なんとかなる形で復帰はできたんですよね。

やっぱり大きなところとか、レピュテーションを気にするようなところはですね、ちゃんとそういった処理をしてくれるので、そういったところを選ぶのがいいのではないかと思います。

あとは、やっぱり無料系っていうのは基本的にそういうリスクが高いので、便利だと思ったら有料で、その使う、便利に使わせてもらって、時間単価、コースですよね、削減できてるならこれぐらい払ってもいいよねという形で有料プランに入って、みんなにおすすめしてあげるくらいの気持ちがいいのではないかと思います。

ということで、いろんな話、うろちょろしましたけれども、サービスとかツールを選ぶときには、それがきちんと運営され続けるかなというところを、結構ですね、優先度Aぐらいで考えていただいた方がいいと思います。

■ホームページ作成、ウェブサイト制作であれば?

そういう面で、例えばホームページ作成、ウェブサイト制作であれば、やっぱりワードプレイスを選んじゃうっていうのはそういうところにありますし、

あるいは、ムーバブルタイプとか、安心感がありますよね。

そう簡単に無くならないだろう。あとは、エクスポート、外部の開発者、あるいはサードパーティーのペンダーさんが、他のツールに移行するためのプログラムを作ってくれていたりする、もうそういうコミュニティーがありますからね、何かあっても大丈夫だろうという安心感はありますし、またそういうものはなかったとしてもあるのかな。

例えば、私がよくノーコード系のオンラインツールでおすすめしているWIXとかであれば、そういうエクスポートの、エクスポートというか、なんだ?エクスポートもあったかな?すみません、少し確実ではないんですけれども、いろいろ効率よく落とせるというのもありますし、おそらくサービスを、現状の姿を見ていると、そう簡単に辞めるつもりもないだろうとかな、ユーザー数もいますからね。

しかも、有料プランもちゃんとあって、事業としてキチンと考えて運用されているということがわかりますから、そういったところやっぱりおすすめしますよね。

■過去営業されたツールを振り替えると…

で、うちにもいろいろその営業が来るんですよね。新しいこういうのを作りましたんで、使ってみてくださいとか、それはツールであったり、そのCMS、ウェブのね、ウェブ製作、ホームページを作るためのサービスであったり、解析ツールであったり、いろいろ来るわけなんですけれども、そういったものを5-10年前とかに来たやつが今どうなっているのかなって見てみると、やっぱり結構な割合でサービスが終わっていたりします。

あるいは、当時と比べるとかなり高い、というかターゲットを変更したんでしょうね。エンタープライズ向けの値段になってしまっていたりして、少しどう言えばいいかわからないですけども、マッチして、当時正直、正直それを軸にしなくてよかったなって思うようなことはあるんですね。

なかなかその辺のこう、言い悪いとか、これは大丈夫そうっていうような土地感っていうのは、この業界に長くいないとつきづらいかもしれないんですけれども、皆さんにはツールを選ぶときに、機能とか価格とか知名度とかそういったものだけではなく、それをこう使い続けることができそうかと、あと何があったときに脱出ができそうかというところも基本的に選択基準として入れておいていただくと良いのではないでしょうか。

はい、いきなり辞める、1ヶ月で辞めるとかビジネス系で言われたらもう、それをメインでいろんなことに使っていたらてんやわんやだと思うんですよね。

これはツイッターでも書いたんですけれども、そういうことを小さい会社さんが繰り返していくと、最終的にその業界っていうのは、安心感のある大手サービスにユーザーが集中する結果となって、新しい小さなところから育っていくようなサービスがお客さんが寄りつかない時代になってしまうので、本当はそういう小さいところはちゃんともうビジネスの倫理と言ったらいいのかな、倫理として何かあったときには脱出できるような仕様にしようねっていうようなことを、売り手側としてもやっておいて、やっていっていただきたいなっていうのはあるんですけどね。

■穴場サービスを使い倒すユーザーもいる

ただ、小規模なサービスだけではなく大手がやっているサービスでもなかなかそういうことができないケースもあります。

なので、何でしょうね、そこは常にそのあたりに、何でしょうね、アンテナを張って判断基準として捉えておいていただければと思います。

例えば何でしょうね、ユーザー側も結構これいつか終わるんだろうなって思いながら、いろいろ穴場みたいなツールを使い倒してきたっていう歴史もあったりするんですよね。

例えばオンラインストレージサービスとか、今生き残っているのはドロップボックスとか、ボックスとか、Google Driveは少し違うんですけれども、ああいうオンラインストレージ系のサービスって昔いっぱいあったんですよ、本当に。なんかハードディスク1個を仮に買ってそれを使うみたいな不思議なものから、今の何でしょうね、ギガバイト単価的にかなり安いようなものを、ただ少し時々止まるみたいなものからいろんなものがあったんですけど、結果的に今生き残っているのって本当に片手で数えるぐらいしかないんじゃないかと思うんで、そこまでひどい状態ではないとは思いますけれども、あまり荒場見いけたみたいなのとか、そういうのはやめた方がいいかなと思います。

途中で、もしかしたら国内だと3000円、海外ツールだと5ドルみたいなのが、もしかしたら適正価格かもしれないっていうのを少し話したんですけども、これは結構あったですね。

なんか日本で買うとすごい高いツール群みたいなものがあって、海外で探すと普通にそれが何でしょうね、たぶん日本でそれを依頼すると最低1万円で、一番おすすめのプランだと5万円みたいなやつが、なんか同じような機能で海外製のツールだと1000円とか3000円とかで月額使いちゃったりするケースもあったりして、それ以外はあって、あるんですけどね、なかなか判断難しいですよね。なんかこういうのでいいのないですかってあったらメールでも、質問ホームから送っていただいてもいいです。

たぶんあんまり言うとそれはそれでよろしくないのかなっていう気はしているので。

ではそんな感じですかね。風が強いですね。一気に寒くなってきておりますので、朝起きたら風邪ひいてたなんてことがないように、

暖かくして睡眠をとっていただければと思います。

それでは最後までお聞きいただきましてありがとうございました。いいなと思ったらいいねとかフォローとか、それから何でしょうね、購読とかレビューとかしていただけると非常に喜びます。

それでは最後までお聞きいただきましてありがとうございました。

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