教科書レベルの世界史(通史)が1日5分、ながら聞きで学べます。第126回目は「モンゴル帝国その4」【オリジナル基本文】⇒【補足解説】の順に進めます。
◇オリジナル基本文
モンケが急死した後、弟のクビライがモンゴル帝国東方の支持を得てハーンに即位した。
彼は華北を拠点にしていたので、モンゴル高原と華北の境界に都を築き大都と名付ける。その後国号を中国風の「元」と改めた。
彼の即位にオゴダイの孫で、中央アジアを拠点とするカイドゥ(ハイドゥ)が反旗をひるがえした。長年にわたり抵抗が続いたためモンゴル帝国は政治的に分裂した。各ハン国は高い自立性をもちつつ、ハーンのもとにゆるやかに連合した。
西方での乱に対処しながら、東方では1276年に南宋を滅ぼし、さらにベトナム、日本、ジャワなどへの遠征活動を続けた。