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絵画のタイトルは「つければ炎上、外せば困惑」の繰り返しだった? クールベは"世界の起源"という挑発的なタイトルで世間を煽り、ホイッスラーは「タイトルで絵を見るな」と法廷で訴え、ロスコたちは"無題"を貫いた。さらにはタイトルを変えただけで同じ絵が売れてしまう珍事件や、「みんなキャプションしか見ないなら、それ自体を作品にしてやる」というアーティストまで登場。つける・つけない・何をつけるか、画家たちが探索し続けた「名前」の問題を、エピソード満載でお届けします。
本の紹介:
絵画とタイトル――その近くて遠い関係
ルース・バーナード・イーゼル (原著), 田中京子 (翻訳)
ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」も、レンブラントの「夜警」も、実は画家自身がつけたタイトルではありません。そもそもルネサンス期の絵画には、タイトルという概念すら存在しませんでした。では、誰が、なぜ名画に名前をつけ始めたのか?そのきっかけは、17世紀オランダで絵画が商業化し、資産としての「識別」が必要になったという事情にありました。では、どのような経緯でタイトルが付けられるようになったのか、紐解いていきます。
3/29(日)14:00 - 15:00「意味不明なアート」の意味 in 豊橋
場所:豊橋市図書館
申込フォーム:https://www2.library.toyohashi.aichi.jp/eventUser/main/view/2591
「人生の終焉は花束である」98年の生涯を歩んだシャガールが遺した、謎めいたこの言葉の真意とは何か。オペラ座の天井画や国連壁画など世界的な大作を次々と成し遂げ、ピカソでさえ叶わなかった存命中の自分の美術館設立まで果たした晩年。しかし成功の頂点に立ちながら、シャガールは誰よりも幸せになることを恐れていた。愛されることを渇望しながら、愛され切った先の孤独に異様に怯え続けた「愛の画家」の知られざる内面に迫ります。
3/29(日)14:00 - 15:00「意味不明なアート」の意味 in 豊橋
場所:豊橋市図書館
申込フォーム:https://www2.library.toyohashi.aichi.jp/eventUser/main/view/2591
参考図書:
シャガール: 愛と追放
ジャッキー ヴォルシュレガー (著)
ああ、誰がシャガールを理解したでしょうか?
圀府寺 司 (著), 樋上 千寿 (著), 和田 恵庭 (著)
シャガール:色彩の詩人
ダニエル マルシェッソー (著)
もっと知りたいシャガール 生涯と作品
木島 俊介 (著)
シャガールわが回想
マルク シャガール (著)
シャガ-ルとの出会い: 空飛ぶベラ
ベラ シャガール (著)
シャガ-ルとの日々: 語られなかった7年間
ヴァージニア ハガード (著)
わが師シャガール
シャルル ソルリエ (著)
シャガール: 天使とぼくのあしあと
ダヴィッド マクニール (著)
妻ベラを失った後も、その存在はシャガールの人生と作品の中に強く残り続けていました。新たな伴侶バージニアとの生活が始まるものの、シャガールの絵には依然としてベラの姿や記憶が現れ続けます。過去への想いと新しい愛のあいだで揺れる画家の心は、やがて家庭の軋轢を生み、関係は思わぬ結末へと向かっていきます。今回は、名画に込められた複雑な感情とともに、シャガールが再婚によって得たもの、そして失ったものに迫ります。
3/29(日)14:00 - 15:00「意味不明なアート」の意味 in 豊橋
場所:豊橋市図書館
申込フォーム:https://www2.library.toyohashi.aichi.jp/eventUser/main/view/2591
3/29(日)14:00 - 15:00「意味不明なアート」の意味 in 豊橋
場所:豊橋市図書館
申込フォーム:https://www2.library.toyohashi.aichi.jp/eventUser/main/view/2591
亡命先アメリカで大きな成功を収めたマルク・シャガール。バレエ「アレコ」の壮大な舞台装飾は喝采を浴び、彼はついに永遠に残る作品を手にします。しかしその一方で、戦争の影は彼の絵を暗く染め続け、パリ解放の報せとほぼ同時に最愛の妻ベラを失うという悲劇が訪れます。成功の頂点で訪れた深い喪失、彼は6か月間筆を置き、自分の存在すら見失います。華やかな青の舞台と、心を覆う黒い絵。その交差点にこそ、シャガールという人間の本質が浮かび上がります。
1938年、ナチス政権下で「退廃芸術」と名指しされ、迫害の只中にあったユダヤ人画家 マルク・シャガール。彼が描いた《白い磔刑》は、キリストをユダヤ人として描き直すことで、宗教や民族の境界を超えた人間の苦しみを訴えた作品です。ほとんど色彩を排した白い画面には、焼かれるシナゴーグや逃げ惑う人々が散りばめられ、当時の現実が静かに刻み込まれています。
なぜユダヤ人である彼がキリストを描いたのか?そこには、「対立の象徴」を「共通の痛み」に変えるという大胆なメッセージが込められていました。
国家が芸術を正しいか否かで裁こうとした時代に、シャガールは絵画を通じて「私たちは同じ人間だ」と語りかけます。
戦争という極限状況の中で、芸術は何を守り、何を伝えられるのか。
本編では、《白い磔刑》に隠された象徴と、その背後にある亡命前夜の切迫した物語をひもときます。
ロシア革命と戦争の混乱の中で、死んだと思われ、作品は勝手に売られ、行方もわからなくなっていた画家 マルク・シャガール。
さらに、追い打ちをかけるように、妻からの返事も届かない。孤独のなかで彼は再びパリへと戻ります。
しかし、その地で待っていたのは、思いがけない評価の高まりと、画商 アンブロワーズ・ヴォラール との出会いでした。
版画の仕事『死せる魂』をきっかけに、彼は初めて“安定”という足場を手にします。
喪失の底から始まった再出発。
成功とは、才能の証明なのか、それとも環境との巡り合わせなのか。
孤独のパリ帰還が、やがて“シャガールらしさ”を確立していく転換点となります。
パリで一定の評価を得たシャガールは、革命後の祖国に希望を抱き、故郷ビテブスクへ戻り美術学校の校長に就任する。
しかしそこで待っていたのは、個人の表現よりも「国家に都合のよい芸術」を求める時代の変化だった。
黒い四角に象徴される構成主義の台頭の中で、物語と感情を描くシャガールの絵は次第に居場所を失っていく。
祖国を信じ、教育に尽くした画家は、わずか1年4ヶ月で静かに追放された。この回では、理想と政治がすれ違った瞬間を辿る。
1915年、婚約者ベラに“誕生日”を祝われた瞬間の衝撃を、シャガールは一枚の絵に封じ込めた。
喜びを表すために笑顔も万歳も描かず、ただ宙を舞い、首を捻るその奇妙な表現こそが、祝われたことのなかった男の純粋な幸福だった。
このあまりに私的な絵は、売るつもりもなく描かれながら、時代と戦争に翻弄され世界を巡ることになる。
そして《誕生日》は、画家自身だけでなく、のちにこの絵と出会った“ある一人の人生”までも、静かに、しかし決定的に動かしていった。
「愛の画家」と呼ばれるマルク・シャガールは、はじめからその作風にたどり着いたわけではありません。今回は、シャガール芸術の転換点となった、知性と批評眼を併せ持つ伴侶ベラ・ローゼンフェルトとの出会いと、彼女が送り続けた手紙に焦点を当てます。
「身体性」や生きた経験から描くことを求めたベラの思想は、シャガールを模倣から解放し、唯一無二の幻想世界へ導きました。
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