皆さんこんにちは。ぱぱこいんです。
この「AI時代の大家族」では、子供の多い会社員の僕が、AIを相棒に仕事や発信、日々の暮らしを少しずつ変えていく実践記録をお届けしています。
「AIでいろいろ作れるのは分かった。でも、何を作ればいいのか分からない」「作りたい気持ちはあるのに、いざとなると手が動かない」
こんな感覚に覚えのある方はいないでしょうか。実は僕も同じでした。というより、今もその真っ只中にいます。
今日は、AIをそれなりに触ってきた僕が最近になって気づいた、自分のアウトプットの弱さと完璧主義の話を書いていきます。ポッドキャスト27回目でお話しした内容です。
社内ポスターのプロジェクトは順調です
まず近況から。昨日の記事で、AIで安全衛生ポスターを作って社内に貼るプロジェクトの話をしました。
先日そのミーティングがあって、みんなでアイデアを出し合おうというテーマだったのですが、思った以上にみんな一生懸命で。こう言うと少し失礼かもしれないですけど、それぞれが自分のアイデアをちゃんと持ち寄っていて、僕も自分の案を出してきました。プロジェクト自体はいい感じにまとまってきています。
で、今日書きたいのはその続報ではなくて、このプロジェクトを通して改めて突きつけられた「とにかくやってみることが大事」という話です。
いろんな人が言っているし、僕自身いろんなところで何回も聞いてきた言葉です。それでも、いざ自分のこととなるとできていなかった。そこに気づいてしまったんですね。
手間を減らす方向のAI活用は、割とできてきた
AIはどんどん進化して、いろいろ作れる時代になってきました。僕らみたいな個人でも、特別なスキルがなくても、画像も動画も文章も作れる。クリエイティブな活動が一般人にも開かれてきたわけです。
そんな中で、自分のAIの使い方を振り返ってみたんです。
僕がやってきたのは、主に自分の手間を削減する方向のAI活用でした。普段の作業をAIに代わりにやってもらう仕組みとか、日々の運用の自動化とか。このポッドキャストからブログ記事やXの投稿が自動で生まれる仕組みも、その一つです。
10分の音声を録るだけで、翌朝にはブログの下書きと投稿の予約案が揃っている。子供が多くて自分の時間がほとんどない僕にとって、この方向のAI活用は死活問題だったので、必要に迫られて手を動かしてきました。
これはこれで、それなりに形になってきている自覚があります。振り返ってみれば、この一年で一番時間を注いできたのは間違いなくここです。
でも「作り上げる」方向のアウトプットが弱い
ところが、です。
何かを作り上げる方向のアウトプットになると、途端に弱い。仕組みを組んで手間を減らすことはできるのに、作品と呼べるものを生み出して世に出すことが、圧倒的に少ない。
自分を分析してみて、この偏りがはっきり浮かび上がってきました。
イケハヤさんもよく仰っているのですが、何でも作れるようになったとはいえ「自分の中に作りたいものがない」「何を作ればいいか分からない」という状態に陥っている方は、少なからずいるんじゃないかと思います。
僕の場合は少し違って、作りたい気持ちはある。なのに出せない。原因を探っていくと、心当たりが一つありました。
Xを開くと、クオリティお化けだらけ
Xを見ていると、ものすごいクオリティの作品を出している方がちらほらいるじゃないですか。イケハヤさんの周りにも、プロの映像クリエイターかと思う程の人達がいて、そういう発信を見ていると、いかに自分がその領域で何も出せていないかを痛感します。
見るたびに「うはぁ、スゲーな」と思うと同時に、焦る。そして無駄に焦った結果どうなるかというと、出すのをやめるんじゃなくて、無駄に慎重になるんですよ。
これがほんとに厄介で。
たぶんあの人たちも、最初から完成されたものを出せていたわけではないはずです。数を出して、失敗して、その先に今のクオリティがある。見えているのは積み重ねの氷山の一角なのに、僕はそれを基準に自分の処女作を採点してしまってた。
クリエイティブでも完璧主義が顔を出す
慎重になった僕が何をするかというと、完璧な計画を立てようとするんです。
ああでもない、こうでもないと、計画を立てる段階から完璧を目指す。完璧な計画に基づいて、完璧なクオリティの創作物を出そうと考えてしまう。それで結局、成果物がなかなか出ない。
冷静に考えると、おかしな話なんよね。まだ何も作っていない段階で、計画だけが立派になっていく。作り始める前に力尽きるか、作り始めても途中で「なんか違う気がする」と手が止まる。完成まで辿り着いた数を数えると、計画した数の何分の一にもならない。
一歩一歩が遅いという自覚は、はっきりあります。これではいけないなと思いつつも、なかなか抜け出せない。このもどかしさをずっと抱えていました。
過去の記事で「ノウハウは足りている、足りないのは行動だった」と書いたことがあるのですが、あれから状況が劇的に変わったかというと、まだまだ段階的に変わっていっているというところ。頭で分かっていることと、行動のクセが変わることの間には、思った以上に距離がありました。
Done is better than perfect
ここで思い出した言葉があります。
Metaのマーク・ザッカーバーグの言葉とされる「Done is better than perfect」。完璧を目指すより、まず終わらせろ、という意味です。
調べてみると、ソフトウェア界隈ではいろんな人が似たことを言っているみたいで、この業界では一つの合言葉のようになっている。
まず出す。出してから直す。完成度6割でも世に出して、フィードバックを受けながら磨いていく。ソフトウェアがアップデートを前提にしているからこそ成り立つ考え方だと思います。
僕に足りないのは、まさにこれだ!
面白いのは、僕自身がAIの自動化ではこの手法で動けていることです。仕組みを作るときは、とりあえず動く状態で走らせてみて、失敗したら直す、を繰り返してきました。最初から完璧な仕組みを設計しようとしたことはありません。それで実際、形になってきた。
なのに、作品となると急にハードウェアの頭になる。同じ人間の中に、二つのマインドが同居しているように。
ハードウェアの国で育った完璧主義
ここからは僕の推測なのですが、日本という国は、かつて高度経済成長があったように、ハードウェアのものづくりで成り上がってきた背景があると思うんです。
そしてハードウェアは、完璧主義にならざるを得ない世界です。
例えば車。設計も安全面も完璧を目指さないといけない。「まあこれくらいでいいか」では人の命に関わります。出荷したら簡単には直せないのだから、出す前に完璧目指すしかない。
その積み重ねで世界に評価されてきた国だからこそ、「完璧でないといけない」という空気がどこかに染み付いているのかもしれません。
ソフトウェアの時代に、ハードウェアの作法のまま
問題は、時代の主役がソフトウェアに移ってきたことです。
ソフトウェアは出してから直せる。むしろ出さないと、何を直せばいいのかすら分からない。完璧を待つ時間そのものが損失になる世界です。
なのに、ハードウェア的な完璧主義の思考のまま、ソフトウェアの時代に乗り込んでいる。そういう人が、僕を含めて結構いるんじゃないかと思うんです。
AIで誰でも作れる時代になったのに出せない、という僕のもどかしさの正体は、たぶんここにあります。ツールは最新なのに、作法が一世代前のままなんですね。
失敗は経験値だと思うことにする
じゃあどうするか。
もう答えは分かっていて、失敗を恐れずに出すこと。むしろ失敗を経験値だと思って、積極的に取りにいくくらいの姿勢でいることだと思います。
完璧を目指すこと自体が悪いわけではないはずです。ただ、順番が逆でした。出してから完璧に近づけていけばいい。最初の一発で完璧を狙うから、いつまでも出せない。
それに、よく考えたら失敗のコストも昔とは比べものになりません。AIと一緒に作るなら、一つの作品にかかる時間は昔の何分の一かで済みます。失敗しても、失うのはわずかな時間だけ。むしろ「これはうまくいかない」という発見が一つ手に入る分、収支はプラスなんじゃないかとすら思えてきます。
頭ではそう分かっていても、いざ出す瞬間には勇気が要る。だからこそ、判断を挟む余地がないくらい小さく始めて、出すことそのものを習慣にしてしまうのがいいのかなと考えています。
社内のポスタープロジェクトも、みんながまず案を持ち寄ったから前に進みました。誰かが完璧な一枚を作るまで待っていたら、たぶんまだ何も貼られていません。あの場が教えてくれたことは、そのまま僕の創作にも当てはまります。
まとめ
今日の話をまとめます。
* AIで誰でも作れる時代になったのに、手間削減のAI活用ばかりで「作り上げる」アウトプットが弱い自分に気づいた
* 原因は完璧主義。計画段階から完璧を目指して、成果物が出るのが遅くなっていた
* ザッカーバーグの「Done is better than perfect」——完璧を目指すよりまず終わらせろ
* ハードウェアで成り上がった日本には完璧主義の空気があるのかもしれないが、ソフトウェアの時代は出してから直すのが主流
* 失敗は経験値。恐れるものではなく、取りにいくもの
今日は自分に言い聞かせるような話になりました。まずは完成度に目をつぶって、一つ作り上げて出すところからやってみます。
皆さんは何かを作って出すとき、どんなことを意識されているでしょうか。よかったら教えてもらえると嬉しいです。
今日はここまで読んでくださりありがとうございました。ではまた次回。
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