皆さんこんにちは。ぱぱこいんです。
このニュースレター「AI時代の大家族」では、6人子育てしている会社員の僕が、AIを相棒に仕事や発信、日々の暮らしを少しずつ変えていく実践記録をお届けしています。
今日は、僕のように時間が圧倒的に足りない人にこそ届いてほしい、隙間時間の使い方の話です。キーワードを先に言ってしまうと、耳と口。この2つを意識するだけで、細切れの時間の価値がずいぶん変わってくるという話をしていきます。
少し秋めいてきた、残業帰りの夜に
この記事のもとになる音声を録ったのは、お盆明けの火曜日。残業を終えた、夜7時半ごろの帰り道でした。
お盆休みが終わって、お仕事に戻られた方がほとんどではないでしょうか。僕も月曜日から通常どおり仕事が始まりまして、初日からしっかり残業でしたw
ただ、外に出てみると、あれ、と思ったんですよね。少し前までのもわっとした暑さがない。まだ8月の中頃なのに、どこか秋の足音がかすかに聞こえてくるような、そんな夜でした。
季節は、気づかないうちに少しずつ進んでいるんですね。そして時間も同じように、気づかないうちに少しずつ流れていきます。だからこそ今日は、その限りある時間の話です。
1日の中に、細切れの時間は無数にある
さて本題です。少し前の配信で、絵本の読み聞かせの話をさせてもらいました。その流れで考えていたのが、隙間時間の使い方です。
僕のように仕事と子育てで1日が埋まっている人間にとって、まとまった時間はほぼ幻です。その代わり、5分、10分、15分といった細切れの時間なら、実は1日の中に無数に発生しているんですよね。
通勤中、家事の合間、子供の寝かしつけ後の数分。「時間がない」と言っている日でも、かき集めれば結構な量になる。
問題は、この細切れ時間が、普通のやり方だと何にも使えないことです。パソコンを開くには短すぎるし、本を開いても1ページで終わる。ここで効いてくるのが、耳と口なんです。
耳の活用は、ながら聞きのインプット
まず耳の方から。こちらはいわゆる音声学習です。
僕の場合はSpotifyでポッドキャストを聞くのが中心で、あとはAudibleのような、聞く読書と言われるサービスもありますよね。
ポッドキャストは日本でもジワジワ広がってきていて、これからいろんな番組が増えていくと思います。番組が増えるほど、耳のインプット環境は豊かになっていく。いい流れだなと感じています。
音声の何がいいかというと、両手が塞がっていても、目線を外せない状況でも、インプットが成立するところです。皿を洗いながら、洗濯物を干しながら、歩きながら。作業と学習が同時に走る。
考えてみると、隙間時間のほとんどは「手と目は忙しいけど、耳は暇」という時間なんですよね。通勤も家事も、体は動いているのに耳はぽっかり空いている。ここに音声を流し込むだけで、1日のインプット量が目に見えて変わりました。
僕自身、このポッドキャストを配信している立場でもあるので、余計に実感があります。聞いてくださっている方の多くも、きっと何かをしながらの耳で聞いてくれているはず。作り手としても、耳だけで完結する情報の価値はこれから上がっていくと感じています。
隙間時間の活用として、この、ながら聞きのインプットはすごく効果的かなと思います。
YouTubeが隙間時間に向かない理由
ここでひとつ補足しておくと、YouTubeはちょっと事情が違います。
YouTubeは基本的に動画ありきなので、画面を見ていないと理解が難しいコンテンツも多いんですよね。図解やデモ画面が主役の動画を音だけで聞いても、話が半分も入ってこない。
もちろん音声だけで成立するチャンネルもありますが、そこの見極めが必要になる時点で、隙間時間用としてはひと手間多い。
なので僕は、隙間時間の耳はポッドキャストや聞く読書に充てています。最初から耳だけで完結するように作られたものは、やっぱり強い。
口の活用は、音声入力
耳の話をしたので、次は口の話です。こちらはいわゆる音声入力ですね。皆さん、使ってますか?
なぜ口が隙間時間に効くのか。それは、喋るスピードがタイピングよりずっと速いからです。キーボードなら数分かかる量の文章も、口なら1分で出せる。5分の隙間時間でも、音声入力なら「メモを書き切る」ところまで到達できるんですよね。
思いついたアイデア、日誌の下書き、AIへの指示。僕の場合、こういった細かい書きものはほとんど口で済ませるようになりました。この配信だって、言ってしまえば口頭でのアウトプットです。録った音声がそのまま記事や投稿の素材になっていく。
音声入力のソフトは最近ほんとにいろんなものが出てきていて、まさに百花繚乱です。僕もいろいろ試してきたので、触ってみた範囲での感想を共有していきます。
先に結論を言うと、僕が今メインで使っているのはTypelessという音声入力ツールです。もう基本的にはこれ一本になっています。
録音中にツール名が出てこない。。
実はこの回を録音しているとき、僕はこのTypelessの名前をど忘れして、しばらく「あれ、あれだ、ちょっと待って」と唸っていましたw
毎日使っているツールの名前が出てこない。年齢のせいにはしたくないですが、なかなかショックでした。
ただこれ、ツールが増えすぎている今の状況の裏返しでもあると思うんです。音声入力だけでこれだけ選択肢があって、どれも似た名前で、次々に新しいものが出てくる。名前を覚えることより、自分の一軍を決めて使い込むことの方が大事な時代なのかなと、自分を慰めておきます。
Typelessは無料枠の広さが頭ひとつ抜けている
気を取り直して、Typelessの話です。
このツール、Xで活動されているAI漫画家のけいすけさんが、少し前に熱心に発信してたのを見かけて知りました。
使ってみて一番ありがたかったのは、無料枠がすごく寛大なところです。実は僕、今も課金していません。無料枠で使わせてもらっていて、制限に引っかかったことがない。
これは裏を返せば、僕がまだそれだけ使い込めていないということでもあるんですがw 少なくとも僕の今の使い方や頻度であれば、まったく問題なく無料枠内で回せています。
日常の道具は、続けられることが一番大事です。その点で、財布を気にせず使い続けられるTypelessは、僕の中で頭ひとつ抜けた存在になっています。
喋りっぱなしを、AIが勝手に整えてくれる
T
ypelessでもうひとつ助かっているのが、喋った内容をAIが綺麗に整理してくれるところです。
思いつくままに乱雑に喋っても、箇条書きにまとめてくれたり、文章として整えてくれたりする。頭の中のごちゃごちゃを、とりあえず口から出せば、ある程度まとまった形で出力されてくるわけです。
これ、地味に見えて大きな変化だと思っていて。というのも、昔の音声入力って「えーと」や言い直しまで全部拾ってしまって、結局あとで手で直す手間が発生していたんですよね。それだと隙間時間に使う道具としてはイマイチ。
今は違います。喋りっぱなしの粗い素材を渡しても、整った文章が返ってくる。直す時間まで含めて短くなったことで、初めて「隙間時間の道具」として成立するようになったと感じています。
音声入力というと「喋った言葉がそのまま文字になる」イメージだと思うんですが、今はその一歩先、整えるところまでがセットになっている。ここがAI時代の音声入力の進化点かなと思います。
Aqua Voiceも素晴らしかった
Typelessと肩を並べる存在としてよく比較されるのが、Aqua Voiceというツールです。実は僕、最初はこちらを使っていました。
これも結構いいんですよ。音声入力の体験そのものは文句なしで、これといった悪い点が見当たらない。すごくいいツールです。
ただ、Aqua Voiceは無料枠がちょっと辛めでした。たしか一度無料枠を使い切ると、それ以上は使えなかったはずです。なので一時期は課金して使っていました。
体験は素晴らしい。でも、Typelessが無料枠内で足りてしまう僕にとっては、課金を続ける理由が消えてしまった。それで今はTypelessに落ち着いた、という流れです。
正直、TypelessかAqua Voiceのどちらかを使っていれば、音声入力の体験としてはどちらも素晴らしいので、問題ないんじゃないでしょうか。あとは自分の使用量と無料枠の相性で選べばいい話かなと。
Codexアプリの音声入力という隠れ機能
もうひとつ、知らない人が割といそうな機能を紹介しておきます。デスクトップのCodexアプリに、デフォルトで音声入力の機能がついているんです。
しかもこれ、Codexアプリの中だけでなく、他の場所でも使えるんですよね。別のAIエージェントへの指示だったり、何かしらの検索窓だったり。目立たないけど、地味に便利な機能です。
以前、Fujinさんが紹介されていて知ったのですが、確かにこれは知られていないだろうなと思いました。専用ツールを入れる前に、手元のアプリに音声入力が隠れていないか探してみるのも、意外とアリかもしれません。
ほかにもSuperwhisperなど、音声入力ツールは色々あります。このジャンル、本当に選択肢が豊富になりました。
耳と口をあわせて使う
もちろん、耳と口にも限界はあります。じっくり考えたい作業や、腰を据えて読みたい本は、やっぱり机と画面の時間が必要です。耳と口は、あくまで細切れ時間の受け皿。すべてを置き換えるものではないと思っています。
それに、口の方はどうしても場所を選びます。人がいるところで独り言のように喋るのは、まだ少し勇気がいりますよね。耳はどこでも使えるけど、口は使える場面を見極めながら。その辺りの塩梅は、それぞれの生活の中で探っていくしかないのかなと思います。
それでも、この2つを意識するようになってから、時間がないから何もできなかった、という日は確実に減らせるはずです。完璧な時間割を作るのではなく、拾える時間を拾う。その積み重ねかなと。
まとめると、僕の隙間時間の戦略はこうです。
* 耳が空いている時間は、ポッドキャストや聞く読書でインプットする
* 口が使える場面では、音声入力で効率的にアウトプット
* ツールは無料枠で続けられるものから試してみる
インプットとアウトプットを、画面とキーボードから、耳と口へ引っ越しさせる。そうすると、今まで何にも使えなかった細切れの時間が、ちゃんと働く時間に変わってくれます。
僕のような、まとまった時間がとれない生活でも発信が続けられているのは、間違いなくこの耳と口のおかげです。手が塞がっていても、時間は拾える。
季節が少しずつ進むように、細切れの5分も積み重なれば結構な資産になります。僕もまだ使い込めていない部分が多いので、まずはTypelessをもう一段使い倒すところから実践していきたいと思います。
今日はここまで聞いてくださりありがとうございました。ではまた次回。
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