今回は、1/31(土)より大阪シネ・ヌーヴォで始まる特集上映「キャメラマン瀬川順一と日本ドキュメンタリー映画史」の見どころをご紹介するシリーズの第1回。企画者の一人で映画研究者の田中晋平さんが登場し、戦時中、瀬川順一がキャメラマンとしてキャリアをスタートさせる時期に遭遇し、のちの瀬川の仕事にも大きな影響を及ぼしたある出来事についてお話しいただきます。知られざるキャメラマン瀬川順一とはどのような人物なのか、なぜいま彼が制作に関わってきた作品をみることが重要なのかを紐解く全3回シリーズ。
本特集は昨年12月にアテネ・フランセで開催されて好評を博し、続く大阪では、東京で上映していない作品も加えた映画ファン必見のラインナップとなっています。貴重な機会をぜひお見逃しなく!
【田中晋平さんプロフィール】
映画研究者。国立国際美術館、山形国際ドキュメンタリー映画祭などで上映企画をコーディネートしてきました。三児の父です。共著に『神戸と映画:映画館と観客の記憶』神戸新聞総合出版センター、2019年など。論文に「野田真吉と松本俊夫:1960年代末の観客運動をめぐって」『美学』第267号。「小川プロダクション『どっこい!人間節 寿・自由労働者の街』の上映活動をめぐって」『映像学』第104号など。単著を準備中。
【上映情報】
歿後30年記念特集上映
「キャメラマン瀬川順一と日本ドキュメンタリー映画史」
開催時期:2026年1月31日(土)〜2月6日(金)/1週間上映
開催場所:シネ・ヌーヴォ(大阪市西区九条1-20-24)
http://www.cinenouveau.com/coming/coming.html
主催:日本映画大回顧展上映実行委員会
協力:シネ・ヌーヴォ、瀬川順一再訪プロジェクトプログラム
監修:筒井武文
◉上映作品(計19作品、制作年順)
『戦ふ兵隊』(1939年、66分、監督:亀井文夫)※撮影助手参加作品
『銀嶺の果て』(1947年、89分、監督:谷口千吉)※劇映画
『ジャコ萬と鉄』(1949年、91分、監督:谷口千吉)※劇映画
『新しい鉄』(1956年、31分、演出:伊勢長之助)
『法隆寺』(1958年、23分、演出:羽仁進)
『新しい製鉄所』(1959年、43分、構成:伊勢長之助)
『留学生チュアスイリン』(1965年、51分、演出:土本典昭)
『夜明け前の子どもたち』(1968年、116分、監督:柳澤壽男)
『仕事=重サ×距離 三菱長崎造船所からのレポート』(1971年、34分、演出:松川八洲雄)
『風 The Wind』(1977年、11分、演出:瀬川順一)
『遠い一本の道』(1977年、112分、監督:左幸子)※劇映画
『不安な質問』(1979年、85分、演出:松川八洲雄)
『海とお月さまたち』(1980年、50分、演出:土本典昭)
『水俣の図・物語』(1981年、112分、演出:土本典昭)
『早池峰の賦』(1982年、184分、演出:羽田澄子)
『アントニー・ガウディー』(1984年、72分、監督:勅使河原宏)
『奈緒ちゃん』(1995年、98分、演出:伊勢真一)
『ルーペ カメラマン瀬川順一の眼』(1997年、90分、演出:伊勢真一)※関連作品
『回想・瀬川順一 土本典昭、2003年3月13日』(2025年、21分、監督:筒井武文)※関連作品
◉トーク
★1/31(土)11:50の回(『ルーペ』ほか)上映後筒井武文(映画監督、『自由なファンシィ』/本特集プログラム監修)
★1/31(土)17:05の回(『戦ふ兵隊』)上映後板倉善之(映画監督、『Ich war, ich bin, ich werde sein!』/特集カタログ寄稿)佐藤零郎(映画監督、『月夜釜合戦』/特集カタログ寄稿)
★2/1(日)11:50の回(『ジャコ萬と鉄』)上映後筒井武文
★2/4(水)14:10の回(『遠い一本の道』)上映後小田香(映画作家、『Underground アンダーグラウンド』)
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/segawajunichi2026/segawajunichi2026.html