「アストロスケールの商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」は2月18日に打ち上げ予定」 株式会社アストロスケールは2024年2月8日、同社が開発した商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J(アドラスジェイ)」の打ち上げが日本時間2024年2月18日に予定されていると発表しました。ADRAS-Jはニュージーランドのマヒア半島からロケットラボの「エレクトロン」ロケットに搭載されて打ち上げられます。アストロスケールは日本に本社と開発拠点を置く民間宇宙企業で、安全で持続可能な宇宙環境を目指してスペースデブリ(宇宙ゴミ)の除去を含む軌道上サービスの提供を行っています。ADRAS-Jは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「商業デブリ除去実証(CRD2)」フェーズI契約相手方として2022年3月に選定されたアストロスケールが開発した商業デブリ除去実証衛星です。CRD2はスペースデブリ対策の事業化を行う民間企業と連携して宇宙ビジネスの市場創出や国際競争力の確保を狙うJAXAの取り組みで、フェーズIではターゲットとなる大型デブリへの接近・近傍制御と情報取得を、フェーズIIでは大型デブリの除去を実証することが計画されています。