坂本憲彦のラジオ経営塾

坂本憲彦のラジオ経営塾

By 立志財団 坂本憲彦Business
Download on the App Store

坂本憲彦のラジオ経営塾 episodes

  • 読書の秋第二弾!【金持ち父さんのパワー投資術】から学ぶ投資に必要なのは「知識と関心」

    毎週日曜朝9時半から、FM那覇で放送中の『坂本憲彦のラジオ経営塾』。起業の専門家、坂本憲彦がはじめての起業で成功するために大切なポイントをお届け。沖縄で起業したい人を応援するラジオ番組です。

    今回は前回に引き続き、ベストセラー金持ち父さんシリーズの1冊「金持ち父さんのパワー投資術」をもとに投資について坂本憲彦氏に答えていただきます。投資の始め方や、投資先はどのように選べばよいのか、投資をする上での注意点についてお伝えしています。

    こちらの音声は、Podcastよりお聴きいただけます。

    動画は、下記YouTubeよりご覧いただけます。

     

    貯金と投資

    中田:前回は先生のお勧めの本ということで、「金持ち父さんのパワー投資術」をご紹介いただきました。リアルなお話がお聞き出来たので、今日も引き続きこの本から先生の実体験を教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。

     

    坂本:金持ち父さんシリーズは読んだ方もいると思います。

    僕が本を選ぶ基準は10回読む価値があるかどうかです。いろいろな本が出るので新しいものに目移りをしてしまいますが、最新の情報を知る本と、それを学びに変える本があります。当然新しい情報も必要ですが、何回も繰り返し読める本、読む価値がある本もすごく大事です。それがこの金持ち父さんシリーズです。

    前回もお話をしましたが、このシリーズはいっぱい出ています。お勧めは1冊目の「金持ち父さん貧乏父さん」2冊目の「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」3冊目の「金持ち父さんのパワー投資術」です。

    その中でこの3冊目は、どうやったらお金を増やしていけるのか、お金持ちとはどういう状態なのかを知る内容です。

    禰覇さんに、お金についての悩みやご質問があれば聞いてみたいと思っています。

     

    禰覇:私も含めて、同じ世代の友人は会社で働いている子が多いのですが、お金の増やし方が全然分からない人がほとんどです。話を聞くと、“貯金をしなきゃ”というキーワードをよく聞きます。“お金を貯めなさい”と親にもよく言われるそうです。

    知識はそんなにないですが、貯金をしているだけではお金は増えない、貯金だけではだめだということは分かっています。じゃあ投資って何か、ということが上手く説明できないので、そこを教えてもらえたらうれしいです。

     

    坂本:投資の考え方はなかなか勉強することがないですし、銀行や証券会社に行って教えてくれるかというと、それもまたよく分からないということがあります。

    貯金も大事だと思います。ここがベースになるので、日々の生活費から少しずつでもお金を貯める流れを作っておくことは必要です。

     

    「私の財産告白」という、財産をどう作っていくかを書いた古い本があります。

    この本には、給料の1/4を天引きにしなさいと書いてあります。給料から天引きをして貯金に充てておくことが大事です。3/4で生活をすることは大変だと思いますが、そこでしっかりとお金を貯めて投資にまわしていく方法です。

    日本はずっと低金利ですから、銀行に入れていてもお金は増えません。投資にどうまわしていくか、お金に働いてもらうことも考えなければいけません。

     

    3種類の投資

    坂本:投資はいろいろありますが、中には変な話もあるのでどこからやったらいいかが分からないということがあると思います。

    僕は、まず小さく始めることが鉄則だと思います。たまに間違ったやり方をする人がいて、いきなり全財産で勝負をする人がいます。

    冗談みたいな騙された話があって、月5%配当を出すよという投資の話で、100万円入れたら月5万円がくるわけです。1000万円入れたら50万円くる。やったあ、仕事を辞められる、みたいなか感じでやっていて、案の定その投資の案件は3か月で飛ぶわけです。そういうのを信じてしまう人がいるんですよ。

     

    やたらめったらやってはいけなくて、投資は基本3つだと思っています。これはパワー投資術にも書いてありますが、1つは株や債券、FX、仮想通貨といった紙の投資、2つ目は不動産投資、3つ目がビジネスという投資です。どれに投資をするのがいいかは、性格にもよるので人によって違います。

     

    僕は最初トレーダーになりたいという夢があって、独立した時に本気で勉強をしました。4か月こもってずっとやっていましたが、結果的に退職金でもらったなけなしの50万円が0になりました。それで投資の才能がないと気づきました。

    投資は儲かった時に1日3万円とか4万円とか出ます。俺って天才と思いますが、翌日になるとバンと負けちゃうわけです。

    例えば50万円でやりますよね、1日で5万負けたとすると45万円になります。これを50万円にしようとすると、10%くらいの利回りを出さないといけません。マイナスが増えれば増えるほど、とんでもない利回りを出さないといけないわけです。そう考えると無理なんです。元金が減るとそれを戻すのはすごく大変です。

    これが合う人もいますが、僕は無理だと気づきトレーダーは辞めてビジネスをやり始めたのがスタートです。

     

    この3つの増やし方があることは覚えておいてほしいと思います。ビジネスで作っていくのか、不動産の投資で作っていくのか、紙の資産でつくっていくのか。これは合う合わないがあるので、最初はご自身でやってみるのがいいと思います。

     

    投資のゴールはインカムゲイン

    坂本:すべての投資において、ゴールはインカムゲインをとることです。

    キャピタルゲインとインカムゲインがあって、キャピタルゲインは値上がり利益、インカムゲインは継続収入です。なぜインカムゲインにしたいかというと、そちらの方が確実性が高いからです。それを持っているだけでお金が入ってくるということです。

     

    値上がり利益は、伝説の相場師みたいな人でこの土地を買ったら絶対上がると分かればいいですが、確実性は低いです。

    紙の資産の投資もですが、投資スタンスは基本長期投資です。要はデイトレードではありません。売り買いではなくて長期保有、それも20年、30年、40年単位です。持っているだけで儲かるというものをいかに増やしていけるかを見定めていきます。

    これが投資の基本スタンスですが、中田さんいかがでしょうか。

     

    中田:最初は働いて貯金するところから始まって、それがフリーランスになったり会社の中で定年を迎える場合もあるけれど、結局お金は切っても切れない関係ですよね。確かに必要なお金はすぐにおろせないと困るけれど、先生がおっしゃったように長期はインカムゲインをしっかり固めていかないと。不安定だからこそ大事な理論だと思いました。

     

    選択の基準は興味・関心

    禰覇:最初に3つの投資を言われた時に、株は知識がないと難しい印象があったけれど、もともと不動産には興味がありました。不動産だと分かりやすくないですか。頭の中でかたちがイメージしやすくて一番興味がありました。私は本が苦手なのであまり読んでいませんが、興味があるところから学びに入っていけば楽しく読み進められそうだと思いました。

     

    坂本:自分が興味を持てるところからやることは大事で、結局投資で稼いでいる人は、その投資自体が好きなんです。

     

    例えば不動産投資で資産を作っている人は、不動産が好きです。サラリーマンでも、いい物件が出たと聞けば仕事が終わって夜中でも見に行きます。週末に家族と出かけるついでにアパートを見に行って、近所の公園でこどもを遊ばせるとか。

    年間400件の物件を見に行く投資家の方にもお会いしたことがあって、10億円くらい資産を作っていました。そもそも物件を見ることが大好きです。

     

    不動産で一番だめなパターンは、営業マンの人にパンフレットを見せられて、2,3件だけ見て買う流れです。一番儲かりません。そこで一番儲かるのはその営業の会社です。

    投資は誰が儲かっているのか、要は儲かる話を持ってくるのはなぜのかを考える必要があります。儲かるなら自分でやればいいじゃないですか。それを持ってくるということは相手も儲かるからです。リターンがちゃんとくればそれはウインウインですが、投資の世界は騙そうとする人もいっぱいいるので、そこを読み解かないといけません。交渉でシビアにやっていくことですよね。

    不動産が好きだったら不動産を見に行くのも面白いと思います。

     

    禰覇:面白そうと思いましたし、好きに勝るものはないと思いました。

     

    坂本:ほんとそうですね。トレーダーで1億円くらい稼いでいる人にお会いしたこともありますけれど、お金を稼いでどうこうというよりはトレード自体が好きです。ずっと画面を見ていられるし、分析をしていられる。

    ギャンブルとの違いは、感情があるかないか。ギャンブルでちょっと勝ってうれしいとか、負けて落ち込んでいる人は、感情の抑揚を楽しんでいるだけです。トレードで勝つために一番大事なのは、感情を殺すことです。確率論で100回200回繰り返したらプラスになることをひたすらやるだけです。感情を入れたら負けるので鉄の心を持たないといけません。

     

    中田:先生はそこが向かなかったんですね。

     

    坂本:トレードの才能は全然ないですね。憧れましたけど、一喜一憂しちゃうんです。

    ビジネスは商品が売れたらマイナスになることはありません。売れたらプラスしかないじゃないですか。自分にはビジネスが合うなという感じです。

     

    中田:確かに商品や、稼ぎ方の良し悪しだけではなくて、向き不向きがありますよね。

     

    坂本:だから投資の世界も好きかどうかが大事です。

    前回もお話した、お世話になった不動産屋さんの社長さんも株が大好きなんですよ。担当をしている時に株で儲かっている話をしていましたが、そこで奥さんがこれまでにそれと同じくらい負けてるからねという話をしていました。

    トータルの収支はその時にようやく0になっているみたいな。

     

    中田:割合を決めて全部ぶち込むみたいな。上手に山谷ありますもんね。

     

    実践して選ぶ

    坂本:まずは小さく、自分が興味を持てる分野でやることが大事です。

     

    中田:ビジネスに通じますね。まずはスモールステップを踏んでいきましょうというのが投資も同じですね。

     

    坂本:投資のスタイルもいろいろあります。

    例えばトレードの期間で言うと、数分で取引をやるものから、1日~2日、1週間、3か月や1年、超長期の保有で5年、10年といろいろあります。自分にどれが合うかをやってみて選んでいきます。

    最初からうまくいっている人はあまり聞いたことがありません。本当に投資で稼いでいる人の話を聞くと、だいたいみんな10回くらい飛ばしています。それでも好きかという基準でビジネスなのか不動産なのか、紙の投資なのかを選んでやっていくことが大事です。

     

    中田:先生の50万円はFXでなくなったということですが、禰覇さんのような若い世代、これから投資を始めていく人は、まずは自分のお金を少し使って学習をしていくことが大事ですね。

     

    坂本:本当に小さくて大丈夫です。まずお給料から天引きしてちゃんと貯めて。特に投資性の高いものは最初は0になってもいいという気持ちでやった方がいいと思います。やってみることで自分に合う合わないが分かるのでそれは生きた勉強です。自分で得た経験は減らないので勉強代にしてほしいです。経験値は積みあがるのでそこをしっかり積み上げて、再起できる体制を作る。

     

    禰覇:難しいと思っていたところから、興味のあるところに引きあがってきて、ちょっとおもしろそうだなという分野が増えました。投資について、分からないんだったらとりあえず自分が応援したい会社に10万円でもいいからお金を使ってみる、ということも聞いたことがあったので、そういう考え方も面白いと思いました。

     

    中田:この秋もしかしたら禰覇さんのプレ投資が始まりそうです。

     

    坂本:投資をやる時にうまい話を持ってこられた時は要注意ということを覚えておいてください。ここは鉄則なので、この人はなんでこの話を持ってきたのか、聞いてみてもいいと思います。そこでしどろもどろしている時や、その理由が納得できない時はやめておいた方がいいと思います。

     

    中田:今日も引き続き1冊のベストセラーから先生のリアルな注意点まで教えていただきました。今日も経営者の方から会社員、20代の方まで学べる内容でした。

    坂本先生、禰覇さんありがとうございました。

     

    坂本・禰覇:ありがとうございました。

     

    次回:【第92回】坂本憲彦のラジオ経営塾「「二代目としての事業承継時の想いと経験」(株)沖縄電子 宮城啓一社長」

     

    24 min
  • 読書の秋第二弾!【金持ち父さんのパワー投資術】から学ぶ投資に必要なのは「知識と関心」
    毎週日曜朝9時半から、FM那覇で放送中の『坂本憲彦のラジオ経営塾』。起業の専門家、坂本憲彦がはじめての起業で成功するために大切なポイントをお届け。沖縄で起業したい人を応援するラジオ番組です。

    今回は前回に引き続き、ベストセラー金持ち父さんシリーズの1冊「金持ち父さんのパワー投資術」をもとに投資について坂本憲彦氏に答えていただきます。投資の始め方や、投資先はどのように選べばよいのか、投資をする上での注意点についてお伝えしています。

    こちらの音声は、Podcastよりお聴きいただけます。

    動画は、下記YouTubeよりご覧いただけます。

    [surfing_su_youtube_ex url="https://www.https://www.youtube.com/watch?v=LLlfOOvwixg&feature=youtu.be"]



     
    貯金と投資


    中田:前回は先生のお勧めの本ということで、「金持ち父さんのパワー投資術」をご紹介いただきました。リアルなお話がお聞き出来たので、今日も引き続きこの本から先生の実体験を教えていただけたらと思います。よろしくお願いします。

     

    坂本:金持ち父さんシリーズは読んだ方もいると思います。

    僕が本を選ぶ基準は10回読む価値があるかどうかです。いろいろな本が出るので新しいものに目移りをしてしまいますが、最新の情報を知る本と、それを学びに変える本があります。当然新しい情報も必要ですが、何回も繰り返し読める本、読む価値がある本もすごく大事です。それがこの金持ち父さんシリーズです。

    前回もお話をしましたが、このシリーズはいっぱい出ています。お勧めは1冊目の「金持ち父さん貧乏父さん」2冊目の「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」3冊目の「金持ち父さんのパワー投資術」です。

    その中でこの3冊目は、どうやったらお金を増やしていけるのか、お金持ちとはどういう状態なのかを知る内容です。

    禰覇さんに、お金についての悩みやご質問があれば聞いてみたいと思っています。

     

    禰覇:私も含めて、同じ世代の友人は会社で働いている子が多いのですが、お金の増やし方が全然分からない人がほとんどです。話を聞くと、“貯金をしなきゃ”というキーワードをよく聞きます。“お金を貯めなさい”と親にもよく言われるそうです。

    知識はそんなにないですが、貯金をしているだけではお金は増えない、貯金だけではだめだということは分かっています。じゃあ投資って何か、ということが上手く説明できないので、そこを教えてもらえたらうれしいです。

     

    坂本:投資の考え方はなかなか勉強することがないですし、銀行や証券会社に行って教えてくれるかというと、それもまたよく分からないということがあります。

    貯金も大事だと思います。ここがベースになるので、日々の生活費から少しずつでもお金を貯める流れを作っておくことは必要です。

     

    「私の財産告白」という、財産をどう作っていくかを書いた古い本があります。

    この本には、給料の1/4を天引きにしなさいと書いてあります。給料から天引きをして貯金に充てておくことが大事です。3/4で生活をすることは大変だと思いますが、そこでしっかりとお金を貯めて投資にまわしていく方法です。

    日本はずっと低金利ですから、銀行に入れていてもお金は増えません。投資にどうまわしていくか、お金に働いてもらうことも考えなければいけません。

     
    3種類の投資


    坂本:投資はいろいろありますが、中には変な話もあるのでどこからやったらいいかが分からないということがあると思います。

    僕は、まず小さく始めることが鉄則だと思います。たまに間違ったやり方をする人がいて、いきなり全財産で勝負をする人がいます。

    冗談みたいな騙された話があって、月5%配当を出すよという投資の話で、100万円入れたら月5万円がくるわけです。1000万円入れたら50万円くる。やったあ、仕事を辞められる、みたいなか感じでやっていて、案の定その投資の案件は3か月で飛ぶわけです。そういうのを信じてしまう人がいるんですよ。

     

    やたらめったらやってはいけなくて、投資は基本3つだと思っています。これはパワー投資術にも書いてありますが、1つは株や債券、FX、仮想通貨といった紙の投資、2つ目は不動産投資、3つ目がビジネスという投資です。どれに投資をするのがいいかは、性格にもよるので人によって違います。

     

    僕は最初トレーダーになりたいという夢があって、独立した時に本気で勉強をしました。4か月こもってずっとやっていましたが、結果的に退職金でもらったなけなしの50万円が0になりました。それで投資の才能がないと気づきました。

    投資は儲かった時に1日3万円とか4万円とか出ます。俺って天才と思いますが、翌日になるとバンと負けちゃうわけです。

    例えば50万円でやりますよね、1日で5万負けたとすると45万円になります。これを50万円にしようとすると、10%くらいの利回りを出さないといけません。マイナスが増えれば増えるほど、とんでもない利回りを出さないといけないわけです。そう考えると無理なんです。元金が減るとそれを戻すのはすごく大変です。

    これが合う人もいますが、僕は無理だと気づきトレーダーは辞めてビジネスをやり始めたのがスタートです。

     

    この3つの増やし方があることは覚えておいてほしいと思います。ビジネスで作っていくのか、不動産の投資で作っていくのか、紙の資産でつくっていくのか。これは合う合わないがあるので、最初はご自身でやってみるのがいいと思います。

     
    投資のゴールはインカムゲイン


    坂本:すべての投資において、ゴールはインカムゲインをとることです。

    キャピタルゲインとインカムゲインがあって、キャピタルゲインは値上がり利益、インカムゲインは継続収入です。なぜインカムゲインにしたいかというと、そちらの方が確実性が高いからです。それを持っているだけでお金が入ってくるということです。

     

    値上がり利益は、伝説の相場師みたいな人でこの土地を買ったら絶対上がると分かればいいですが、確実性は低いです。

    紙の資産の投資もですが、投資スタンスは基本長期投資です。要はデイトレードではありません。売り買いではなくて長期保有、それも20年、30年、40年単位です。持っているだけで儲かるというものをいかに増やしていけるかを見定めていきます。

    これが投資の基本スタンスですが、中田さんいかがでしょうか。

     

    中田:最初は働いて貯金するところから始まって、それがフリーランスになったり会社の中で定年を迎える場合もあるけれど、結局お金は切っても切れない関係ですよね。確かに必要なお金はすぐにおろせないと困るけれど、先生がおっしゃったように長期はインカムゲインをしっかり固めていかないと。不安定だからこそ大事な理論だと思いました。

     
    選択の基準は興味・関心


    禰覇:最初に3つの投資を言われた時に、株は知識がないと難しい印象があったけれど、もともと不動産には興味がありました。不動産だと分かりやすくないですか。頭の中でかたちがイメージしやすくて一番興味がありました。私は本が苦手なのであまり読んでいませんが、興味があるところから学びに入っていけば楽しく読み進められそうだと思いました。

     

    坂本:自分が興味を持てるところからやることは大事で、結局投資で稼いでいる人は、その投資自体が好きなんです。

     

    例えば不動産投資で資産を作っている人は、不動産が好きです。サラリーマンでも、いい物件が出たと聞けば仕事が終わって夜中でも見に行きます。週末に家族と出かけるついでにアパー...
    24 min
  • 読書の秋第一弾!【金持ち父さんのパワー投資術】から学ぶ「投資の正しい認識」

    毎週日曜朝9時半から、FM那覇で放送中の『坂本憲彦のラジオ経営塾』。起業の専門家、坂本憲彦がはじめての起業で成功するために大切なポイントをお届け。沖縄で起業したい人を応援するラジオ番組です。

    今回は、ベストセラー金持ち父さんシリーズの1冊「金持ち父さんのパワー投資術」を坂本憲彦氏に紹介していただきます。元銀行員で現在経営者、お金の流れの裏も表も見てきた坂本氏が、自身の経験も踏まえて、お金のことを学ぶ必要性やお金の増やし方、お金で騙されない方法についてお伝えしています。

    こちらの音声は、Podcastよりお聴きいただけます。

    動画は、下記YouTubeよりご覧いただけます。

     

    お金はどうやって増えるのか

    中田:読書の秋ということで、今日は先生からお勧めの1冊をご紹介いただきたいと思います。

    よろしくお願いします。

     

    坂本:ご紹介したい本は、ロバート・キヨサキさんの「金持ち父さんのパワー投資術」です。

    初めてこの本を読んだのは20代の頃、銀行員時代です。世の中のお金の流れがどうなっているのか、そもそもお金はどうやって増やしていけばいいのか、サブタイトルにもありますが、お金を加速させて金持ちになるということを解説してくれています。

     

    僕はどうやってお金が増えるかに興味があって銀行に入りました。最初に営業で取り扱った案件が町の蕎麦屋さんのアパート購入でした。

    蕎麦屋さんが2店舗目を出すからお金を借りるのであれば分かりますが、なぜ新しいアパートを買うのか、初めは意味が分かりませんでした。訳が分からずに書類作りだけをしていましたが、いろいろ調べていくと資産を作っていく方法だと分かりました。

    不動産経営というかたちでお金を借りて、ローンの返済以上に家賃収入で自然にお金が貯まってくる。借入金が減ってくれば自分のものになる。こうやってお金は増やせます。この時、勉強をするために読んでいたのがこの「金持ち父さんのパワー投資術」です。

     

    経営をしていくうえで、どのようにお金が増えるかを知っておくことは必須だと思います。経営者は、単に物の売り買いで売り上げを伸ばすのではなく、お金にもどう働いてもらうのかをしっかり考えていかなければいけません。そうでないといつまでたっても自分が労働をして、時間の切り売りをするかたちで収益を上げなければいけなくなってしまいます。若いうちはいいですが、年齢を重ねてくると難しくなってきます。

    しっかりと戦略を組むことで、最終的にどのような状態になることが理想的なのかということがこの本には書かれています。

     

    3つの投資でお金を増やす

    坂本:この本では3つの投資を活用しましょうと解説しています。

    ビジネスに対する投資、不動産に対する投資、そして株や債券など紙の資産の投資です。今だとFXや仮想通貨も入ると思います。3つを組み合わせて投資をし、ここで出た利益をまた再投資して膨らませていくというかたちです。僕はこの3つの流れが分かったことが大きかったです。

     

    銀行員時代にいろいろな社長さんとお話をさせていただきました。銀行員の特権が何かというと、その人の資産状況を見ながらお話ができることです。どのような資産を持っているのかがリアルに全部分かります。気づいたことが自分のビジネスの収益と、不動産投資からの家賃収益と、人によっては株などの投資収益の3つをぐるぐる回している人が多いことです。人によって得意パターンがあるので、1個だけの人もいますが、2つないし3つやっている方が多かったです。

     

    ただ、ビジネスをつくって、不動産をつくって、資産をつくっていきましょうということは学校では教えてくれません。銀行でもそれを教えてくれるわけではなく、銀行員でも全員この意味を分かっていないと思います。この本はそれを分かりやく解説してくれています。

    ビジネスをするうえでお金が増える流れを知らずに、ただ売り上げを増やす、利益を増やすやり方だと、お金が増えても残りません。使って終わりになります。これでは本当のビジネスの成功、ゴールではありません。

     

    インカムゲインとは?資産と負債の違いとは?

    坂本:投資を考えるときに一番大事にすることはインカムゲインという継続収入を得ることです。投資は今儲けるかどうかが大事で、インカムゲインがちゃんと入るのかというところです。

    インカムゲインと対立するのが、キャピタルゲインという安く買って高く売る考え方です。例えば不動産や株は、安く買って高く売るという値段差で儲ける方法です。ただ、絶対に値上がるものがあればいいですが、値段差で儲けるやり方は運の要素が入ってくる、とロバート・キヨサキさんは言っています。

    不動産だと家賃収入とローンの差額で収益になるか、ビジネスだったらそこから入る収益が継続的なものかというインカムゲインを考えます。そして紙の資産、株などはキャピタルゲインなので一番難しいと言っています。

     

    もうひとつ大切なのは資産と負債の違いです。資産はそれを持っていることでちゃんと収入が入ってくるものです。

    よくある話が、自宅は資産になるのかということです。値段が上がる時代は良かったです。バブルの時は上がり、その後下がって、またコロナ前までは上がっていましたが、今後どうなるかは不透明な時代に入ってきました。

    そこで言われるのは自宅は負債ということです。家を持っていても何も生まれません、むしろ管理コストや固定資産税がかかるので、家を持っていてもずっとお金は出ていきます。ちゃんと収入を得るとなると家賃収入が生まれるような投資用の不動産をもつことが正しいという考え方です。

    その辺のことを学ぶにはこの本は最適な1冊だと思います。ぜひみなさんの参考にしていただけたらと思います。

     

    お金の教科書

    中田:このシリーズは人気で、銀行員時代の先生にとっては教科書だったんですね。

     

    坂本:教科書的な本だと思います。シリーズで出ていて、どれから読んでいいか分からない方は、この「パワー投資術」はお勧めです。

    本当は金持ち父さんシリーズで最初に読んだ方がいいのは1冊目の「金持ち父さん貧乏父さん」と2冊目の「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」です。この2冊は良書で、世の中のお金の流れ、お金の増やし方が書かれています。キャッシュフロークワドラントは、従業員、自営業、ビジネスオーナー、投資家という4つの働き方があるという内容です。それぞれの世界の何が違うのかを解説しています。どこを目指して働くのか、ここの意識を持っておかないとずっと自分がいる既存の世界で生きていくことになってしまうので、どうシフトさせていくかが大事です。

    この3冊を読んでおいてもらえれば、概要は分かると思います。

     

    中田:禰覇さんいかがですか、経済学。

     

    禰覇:お金の部分は学校では教わらないので、社会に出て自分で学ばないと入ってこない情報だなと身に染みて思いました。この前行った本屋さんの一角に、お金を貯めるにはという本が積みあがっていて、みんなここに関心があるんだとも思いました。お金に関する本はいっぱい出ていますが、どれを読んだらいいのか分からなかったので、今日お勧めが聞けたので読んでみようと思いました。

     

    中田:ある程度ビジネスの収益が固まってくると、次のストックビジネスやフローを求め始めて、投資セミナーに出ている社長さんも多いと思います。

    今さら聞けないことがこの本で解決できるかもしれないですね。

     

    坂本:特にまだ勉強をされていない経営者の方やこれから会社をやっていきたいという起業家の方はお金をどう動かしていくのか、動いていくのかをしっかり考えておくことが大切な戦略になると思います。

    もちろん、個別の銘柄でどれが儲かるとか、今この投資をやれば儲かるという話も大事です。しかし、そもそも論として、お金がどうやって増えるのかというところ、何を最終ゴールにするのかというところをやっておかないと変な投資話に騙されたりします。

     

    投資話で騙されない方法

    坂本:ビジネスをやっていると投資話がよく回ってきます。いまだに事件がありますが、結局金融のリテラシーが低いということなんですね。

    被害があっても、双方の言った言わないのことになるので金融のことは事件になりにく、報道されていないものも多いです。僕も過去に100万円くらい損したことがあります。

    おいしい話が来た時に、なぜこの人は私に話を持ってきたかという理由を理解しておかなければいけません。

    例えば、配当を月5%出すよという話は、要は5%を金利として払わないとお金が集められない人です。経営者として営業利益から5%を出すことは結構大変なんですよね。それを出してでもお金を集めたいということは何か裏があるんじゃないかと疑ってかからないといけませんね。自分がそこまですごいポジションではないのに話が来るということは注意が必要です。

     

    例えば、所有者が破綻するので銀行で不動産を売らないといけない、いい利回りの不動産があった時にどこに情報を持っていくかです。僕は銀行にいましたが、支店の中でお金を持っているお客さんのベスト3くらいに持って行きます。社長さんは投資のことも分かっているし、お金も借りられるので、そこで決まれば話をまとめるという感じです。だから、本当にいい案件が来るのはお金持ちのところです。お金を出せない人や投資が分からない人に話を持って行っても時間の無駄ですから。

     

    50万円や100万円からできるよくある投資話は、額が小さくなればなるほど怪しいということです。要は小口で集めないといけないということです。本当にいい案件で集めるなら、1億なら1億持っている人に話を持って行った方が1発で決まるので早いわけですよね。そういう裏側も分析しながらやらないとお金を奪いに来る人がいくらでもいます。

     

    リアル版金持ち父さん

    中田:今日は秋の読書シリーズということで、金持ち父さんシリーズの話ですが、本だけでなく、先生は実際金融業界にいらっしゃったので、いろいろな社長さんのこともご覧になってきて、それがすごく学習になっている部分がおありになると思いました。

     

    坂本:僕も最初は本の中だけの話なのかなと思いましたが、“あの社長はだからこれをやっているんだな”と分かるようになりました。

    僕は銀行員時代に、すごく尊敬する商店街の主のような不動産屋の社長さんがいました。その社長さんもいろいろな不動産を購入してゼロから自分で資産を作りました。不動産屋さん自体は息子さんと奥さんとやっている小さな不動産屋さんですが、息子さんの一人は市会議員になったり、商店街の活性化などもやっています。ベースは不動産で安定した収益を作って地域貢献をしているというところです。

    そういう社長さん見ていて、これがいわゆるリアル金持ち父さんなんだなと思いました。

    金持ち父さん貧乏父さんはファンタジーの話ではなくてリアルにその辺を歩いている人の話です。

     

    中田:本の内容をお話しいただいて、インカムゲインなどは識別が難しかったところなので基本的なことがすごく学びになりました。

    お金のことは今さら聞けないことが多いと思うので、この1冊をぜひ読んでいただきたいですね。

     

    坂本:経営者はインカムゲイン、いかに継続収入を作っていくかが役割だと思います。キャピタルゲインでどんと儲かると、特に初心者はそれを全部使ってしまうんですね。ベンツを買ったり、高い時計を買ったり、お姉ちゃんに使ったりしてしまいます。儲かっている間はいいですが、それもブームですから絶対に落ちてくるので、その後継続収入になるものに投資をしないと結局ダメになって苦しみます。

     

    中田:投資家、浪費家ですね。

     

    坂本:それは僕も経験をしたので、ちゃんと継続的な収入が発生するものに投資をしていかないと。今はサブスクリプションのモデルが流行っていますが、継続収入は小さいけれど積み重なると大きいので大事ですね。

     

    中田:この1冊の本から先生のリアルな体験談をお聞き出来て、生きた学習の1時間だったと思います。

    坂本先生、禰覇さんありがとうございました。

     

    坂本・禰覇:ありがとうございました。

     

    次回:【第91回】坂本憲彦のラジオ経営塾「読書の秋代二弾!【金持ち父さんのパワー投資術】から学投資に必要なのは「知識と関心」」

     

    24 min
  • 読書の秋第一弾!【金持ち父さんのパワー投資術】から学ぶ「投資の正しい認識」
    毎週日曜朝9時半から、FM那覇で放送中の『坂本憲彦のラジオ経営塾』。起業の専門家、坂本憲彦がはじめての起業で成功するために大切なポイントをお届け。沖縄で起業したい人を応援するラジオ番組です。

    今回は、ベストセラー金持ち父さんシリーズの1冊「金持ち父さんのパワー投資術」を坂本憲彦氏に紹介していただきます。元銀行員で現在経営者、お金の流れの裏も表も見てきた坂本氏が、自身の経験も踏まえて、お金のことを学ぶ必要性やお金の増やし方、お金で騙されない方法についてお伝えしています。

    こちらの音声は、Podcastよりお聴きいただけます。

    動画は、下記YouTubeよりご覧いただけます。

    [surfing_su_youtube_ex url="https://www.https://www.youtube.com/watch?v=moFGCFZbpx4&feature=youtu.be"]



     
    お金はどうやって増えるのか


    中田:読書の秋ということで、今日は先生からお勧めの1冊をご紹介いただきたいと思います。

    よろしくお願いします。

     

    坂本:ご紹介したい本は、ロバート・キヨサキさんの「金持ち父さんのパワー投資術」です。

    初めてこの本を読んだのは20代の頃、銀行員時代です。世の中のお金の流れがどうなっているのか、そもそもお金はどうやって増やしていけばいいのか、サブタイトルにもありますが、お金を加速させて金持ちになるということを解説してくれています。

     

    僕はどうやってお金が増えるかに興味があって銀行に入りました。最初に営業で取り扱った案件が町の蕎麦屋さんのアパート購入でした。

    蕎麦屋さんが2店舗目を出すからお金を借りるのであれば分かりますが、なぜ新しいアパートを買うのか、初めは意味が分かりませんでした。訳が分からずに書類作りだけをしていましたが、いろいろ調べていくと資産を作っていく方法だと分かりました。

    不動産経営というかたちでお金を借りて、ローンの返済以上に家賃収入で自然にお金が貯まってくる。借入金が減ってくれば自分のものになる。こうやってお金は増やせます。この時、勉強をするために読んでいたのがこの「金持ち父さんのパワー投資術」です。

     

    経営をしていくうえで、どのようにお金が増えるかを知っておくことは必須だと思います。経営者は、単に物の売り買いで売り上げを伸ばすのではなく、お金にもどう働いてもらうのかをしっかり考えていかなければいけません。そうでないといつまでたっても自分が労働をして、時間の切り売りをするかたちで収益を上げなければいけなくなってしまいます。若いうちはいいですが、年齢を重ねてくると難しくなってきます。

    しっかりと戦略を組むことで、最終的にどのような状態になることが理想的なのかということがこの本には書かれています。

     
    3つの投資でお金を増やす

    坂本:この本では3つの投資を活用しましょうと解説しています。

    ビジネスに対する投資、不動産に対する投資、そして株や債券など紙の資産の投資です。今だとFXや仮想通貨も入ると思います。3つを組み合わせて投資をし、ここで出た利益をまた再投資して膨らませていくというかたちです。僕はこの3つの流れが分かったことが大きかったです。

     

    銀行員時代にいろいろな社長さんとお話をさせていただきました。銀行員の特権が何かというと、その人の資産状況を見ながらお話ができることです。どのような資産を持っているのかがリアルに全部分かります。気づいたことが自分のビジネスの収益と、不動産投資からの家賃収益と、人によっては株などの投資収益の3つをぐるぐる回している人が多いことです。人によって得意パターンがあるので、1個だけの人もいますが、2つないし3つやっている方が多かったです。

     

    ただ、ビジネスをつくって、不動産をつくって、資産をつくっていきましょうということは学校では教えてくれません。銀行でもそれを教えてくれるわけではなく、銀行員でも全員この意味を分かっていないと思います。この本はそれを分かりやく解説してくれています。

    ビジネスをするうえでお金が増える流れを知らずに、ただ売り上げを増やす、利益を増やすやり方だと、お金が増えても残りません。使って終わりになります。これでは本当のビジネスの成功、ゴールではありません。

     
    インカムゲインとは?資産と負債の違いとは?


    坂本:投資を考えるときに一番大事にすることはインカムゲインという継続収入を得ることです。投資は今儲けるかどうかが大事で、インカムゲインがちゃんと入るのかというところです。

    インカムゲインと対立するのが、キャピタルゲインという安く買って高く売る考え方です。例えば不動産や株は、安く買って高く売るという値段差で儲ける方法です。ただ、絶対に値上がるものがあればいいですが、値段差で儲けるやり方は運の要素が入ってくる、とロバート・キヨサキさんは言っています。

    不動産だと家賃収入とローンの差額で収益になるか、ビジネスだったらそこから入る収益が継続的なものかというインカムゲインを考えます。そして紙の資産、株などはキャピタルゲインなので一番難しいと言っています。

     

    もうひとつ大切なのは資産と負債の違いです。資産はそれを持っていることでちゃんと収入が入ってくるものです。

    よくある話が、自宅は資産になるのかということです。値段が上がる時代は良かったです。バブルの時は上がり、その後下がって、またコロナ前までは上がっていましたが、今後どうなるかは不透明な時代に入ってきました。

    そこで言われるのは自宅は負債ということです。家を持っていても何も生まれません、むしろ管理コストや固定資産税がかかるので、家を持っていてもずっとお金は出ていきます。ちゃんと収入を得るとなると家賃収入が生まれるような投資用の不動産をもつことが正しいという考え方です。

    その辺のことを学ぶにはこの本は最適な1冊だと思います。ぜひみなさんの参考にしていただけたらと思います。

     
    お金の教科書


    中田:このシリーズは人気で、銀行員時代の先生にとっては教科書だったんですね。

     

    坂本:教科書的な本だと思います。シリーズで出ていて、どれから読んでいいか分からない方は、この「パワー投資術」はお勧めです。

    本当は金持ち父さんシリーズで最初に読んだ方がいいのは1冊目の「金持ち父さん貧乏父さん」と2冊目の「金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント」です。この2冊は良書で、世の中のお金の流れ、お金の増やし方が書かれています。キャッシュフロークワドラントは、従業員、自営業、ビジネスオーナー、投資家という4つの働き方があるという内容です。それぞれの世界の何が違うのかを解説しています。どこを目指して働くのか、ここの意識を持っておかないとずっと自分がいる既存の世界で生きていくことになってしまうので、どうシフトさせていくかが大事です。

    この3冊を読んでおいてもらえれば、概要は分かると思います。

     

    中田:禰覇さんいかがですか、経済学。

     

    禰覇:お金の部分は学校では教わらないので、社会に出て自分で学ばないと入ってこない情報だなと身に染みて思いました。この前行った本屋さんの一角に、お金を貯めるにはという本が積みあがっていて、みんなここに関心があるんだとも思いました。お金に関する本はいっぱい出ていますが、どれを読んだらいいのか分からなかったので、今日お勧めが聞けたので読んでみようと思いました。

     

    中田:ある程度ビジネスの収益が固まってくると、次のストックビジネスやフローを求め始めて、投資セミナーに出ている社長さんも多いと思います。

    今さら聞けないことがこの本で解決できるかもしれないですね。

     
    24 min
  • 起業に必要な営業力とは?大切なのはトーク力より傾聴力!

    毎週日曜朝9時半から、FM那覇で放送中の『坂本憲彦のラジオ経営塾』。起業の専門家、坂本憲彦がはじめての起業で成功するために大切なポイントをお届け。沖縄で起業したい人を応援するラジオ番組です。

    今回は、起業した人には欠かせない営業について坂本憲彦氏に答えていただきます。苦手意識がある方も多い営業ですが、売る人も買う人も嫌な思いをせず、幸せになれる営業の方法について解説をしています。

    営業とは困っている人のお悩み解決

    禰覇:今日のQ&Aは私自身の経験も含めた質問です。

    “起業に必要な営業力はどんなものですか。”

    私自身も起業しようと思った時は、営業は全く別物と切り離して考えていました。いろいろな話を聞いていくうちに起業は営業もできないとだめ、知識がないと成り立たないと気づきました。

    このあたりについて詳しくお話を聞かせていただけたらと思います。

     

    坂本:起業をしていくうえで、営業力は一番大事だと思っています。売り上げが出て初めて利益になるので、特に最初の時は売り上げをどう出していくかは大事なところです。

     

    営業のポイントは、誰のどんな困りごとを解決するのかです。

    営業はいらないものを売りつけるものと思っている人がいますが、そうではなくて、本当の営業は困っている人の悩みを解決するお手伝いです。これはビジネスの原点だと思います。自分が作る商品やサービスも代理店で扱う商品も、誰か困っている人がいてそれを助けていくのが基本です。

     

    もう一つ大切なのは数です。何人の人を助けたいのかですね。この助けたい人数が売り上げに関わってくるので、そこをどう考えて戦略を立てるかが大事だと思います。そういう目標も、人に決められると面白くありませんが、自分で決めると楽しくなります。

     

    営業は売れる商品づくりにも繋がる

    禰覇:こうやって細かく説明をしてもらうと、そうかそうかと思えるんですけれど、最初のうちは営業ができる人がいるから私は関わりません、という分担のイメージが強かったんですよね。

    そのあたりはどうですか。

     

    坂本:最初は社長が売ることができた方がいいですね。社長が売れていないものを社長以上に売れる人は少ないので、いきなり営業を代行することは難しいです。

     

    パートナーシップが組めていれば話は別です。大手のソニーで、盛田さんと井深さんがしっかりとパートナーシップを組んで商品の開発部門と営業部門でそれぞれがやって伸びたという例はあります。

     

    強力なパートナーがいないのであればまずは自分で売る。

    自分で商品・サービスを売ることでお客様のニーズが分かってきて商品もよくなるんですよね。ニーズを聞いて自分の商品・サービスに付加価値を付けることで独自性になります。

    営業活動は実は商品づくりにも非常に役立ってきます。

     

    禰覇:使わないともったいないという感じですね。

     

    営業で大切なのは話すことよりも聞くこと

    中田:私は営業が長いので、営業に対してそんなに特殊な感覚はありません。商品やサービスを通してお悩み解決をサポートするという部分ですよね。

    ただ「この商品はいいですよ」と一辺倒では伝わりません。

    “No need.No presentation”という言葉があります。うまくしゃべれなくてもいいから何に困っているのか、どんなものを欲しいと考えているのかを伺って、そこに商品やサービスをちゃんと落としてあげることだと思います。

     

    禰覇:営業の時はこちらから話すんじゃなくて、相手に話してもらうことが大事だとを聞いたことがあります。どれだけその人に寄り添えるか、何を必要としているのかをちゃんと聞くことが大事だと最近よく思っています。

     

    坂本:聞くところは非常に大事だと思います。世の中の人が何に困っていて何に悩んでいるのかを考えていく。だから起業家はいい人だなと思っています。わざわざ人の悩んでいることを聞き出して、それを解決するものを作って、その対価でお金をいただくということなので。

     

    お悩み解決はボランティアで全部やらないといけないことはありません。世の中のほとんどのお悩み解決はお金をもらってやっています。お医者さんも病気を治すのにお金をもらっていますから。

    収益がちゃんと立つような仕組みにしていくところが営業の一番の醍醐味だと思いますし、ビジネスをやっていくうえでも大事だと思います。

     

    営業の学び方

    中田:営業初心者の場合はどうやって営業を学んでいけばいいんだろうという部分もあると思います。

     

    坂本:僕は何でもいいので小さいものから売ってみることがいいと思います。難しく考えずに売れたという経験が大事です。

    メルカリやヤフオクで家にあるいらないものを売るところからでもいいでしょうし、周りの人に売るところからやってみてもいいと思います。周りの人に売ると嫌われるんじゃないかと思う人もいますが、それは嫌われる売り方をするからです。いらないものを押し付けるのはだめです。

    「こういうものに興味ある?」と聞いて「ない」と言われたら引き下がりますし、「ある」と言われたら教えてあげるという感じですよね。

    困りごとや悩み事を探して、それを解決してあげると考えると営業は楽しいものになると思います。

     

    禰覇:そうやって聞くと面白そうとか、楽しそうというイメージの方が強くなりますね。

    初めは営業というとノルマや大変そうという苦しそうなイメージが強くてできないと思っていました。でも、人の話を聞いて悩みを解決とか、困りごとがないかなというのであれば自分でもできそうだと思うし、自分でもやりたいと思えます。

    小さいことならすぐに実践できそうですね。

     

    坂本:まずは小さくやっていただくことから始めるといいと思います。

     

    中田:禰覇さん新しいチャレンジができそうですね。

     

    禰覇:ちょっとやってみようという気持ちになりました。

     

    中田:まずは悩み事をお聞きして、小さなものを喜ばれるように売っていく、禰覇さんも秋のチャレンジ項目ができました。

     

    禰覇:お楽しみに

     

    中田:坂本先生、禰覇さんありがとうございました。

     

    坂本・禰覇:ありがとうございました。

    12 min
  • 起業に必要な営業力とは?大切なのはトーク力より傾聴力!
    毎週日曜朝9時半から、FM那覇で放送中の『坂本憲彦のラジオ経営塾』。起業の専門家、坂本憲彦がはじめての起業で成功するために大切なポイントをお届け。沖縄で起業したい人を応援するラジオ番組です。

    今回は、起業した人には欠かせない営業について坂本憲彦氏に答えていただきます。苦手意識がある方も多い営業ですが、売る人も買う人も嫌な思いをせず、幸せになれる営業の方法について解説をしています。


    営業とは困っている人のお悩み解決


    禰覇:今日のQ&Aは私自身の経験も含めた質問です。

    “起業に必要な営業力はどんなものですか。”

    私自身も起業しようと思った時は、営業は全く別物と切り離して考えていました。いろいろな話を聞いていくうちに起業は営業もできないとだめ、知識がないと成り立たないと気づきました。

    このあたりについて詳しくお話を聞かせていただけたらと思います。

     

    坂本:起業をしていくうえで、営業力は一番大事だと思っています。売り上げが出て初めて利益になるので、特に最初の時は売り上げをどう出していくかは大事なところです。

     

    営業のポイントは、誰のどんな困りごとを解決するのかです。

    営業はいらないものを売りつけるものと思っている人がいますが、そうではなくて、本当の営業は困っている人の悩みを解決するお手伝いです。これはビジネスの原点だと思います。自分が作る商品やサービスも代理店で扱う商品も、誰か困っている人がいてそれを助けていくのが基本です。

     

    もう一つ大切なのは数です。何人の人を助けたいのかですね。この助けたい人数が売り上げに関わってくるので、そこをどう考えて戦略を立てるかが大事だと思います。そういう目標も、人に決められると面白くありませんが、自分で決めると楽しくなります。

     
    営業は売れる商品づくりにも繋がる


    禰覇:こうやって細かく説明をしてもらうと、そうかそうかと思えるんですけれど、最初のうちは営業ができる人がいるから私は関わりません、という分担のイメージが強かったんですよね。

    そのあたりはどうですか。

     

    坂本:最初は社長が売ることができた方がいいですね。社長が売れていないものを社長以上に売れる人は少ないので、いきなり営業を代行することは難しいです。

     

    パートナーシップが組めていれば話は別です。大手のソニーで、盛田さんと井深さんがしっかりとパートナーシップを組んで商品の開発部門と営業部門でそれぞれがやって伸びたという例はあります。

     

    強力なパートナーがいないのであればまずは自分で売る。

    自分で商品・サービスを売ることでお客様のニーズが分かってきて商品もよくなるんですよね。ニーズを聞いて自分の商品・サービスに付加価値を付けることで独自性になります。

    営業活動は実は商品づくりにも非常に役立ってきます。

     

    禰覇:使わないともったいないという感じですね。

     
    営業で大切なのは話すことよりも聞くこと


    中田:私は営業が長いので、営業に対してそんなに特殊な感覚はありません。商品やサービスを通してお悩み解決をサポートするという部分ですよね。

    ただ「この商品はいいですよ」と一辺倒では伝わりません。

    “No need.No presentation”という言葉があります。うまくしゃべれなくてもいいから何に困っているのか、どんなものを欲しいと考えているのかを伺って、そこに商品やサービスをちゃんと落としてあげることだと思います。

     

    禰覇:営業の時はこちらから話すんじゃなくて、相手に話してもらうことが大事だとを聞いたことがあります。どれだけその人に寄り添えるか、何を必要としているのかをちゃんと聞くことが大事だと最近よく思っています。

     

    坂本:聞くところは非常に大事だと思います。世の中の人が何に困っていて何に悩んでいるのかを考えていく。だから起業家はいい人だなと思っています。わざわざ人の悩んでいることを聞き出して、それを解決するものを作って、その対価でお金をいただくということなので。

     

    お悩み解決はボランティアで全部やらないといけないことはありません。世の中のほとんどのお悩み解決はお金をもらってやっています。お医者さんも病気を治すのにお金をもらっていますから。

    収益がちゃんと立つような仕組みにしていくところが営業の一番の醍醐味だと思いますし、ビジネスをやっていくうえでも大事だと思います。

     
    営業の学び方


    中田:営業初心者の場合はどうやって営業を学んでいけばいいんだろうという部分もあると思います。

     

    坂本:僕は何でもいいので小さいものから売ってみることがいいと思います。難しく考えずに売れたという経験が大事です。

    メルカリやヤフオクで家にあるいらないものを売るところからでもいいでしょうし、周りの人に売るところからやってみてもいいと思います。周りの人に売ると嫌われるんじゃないかと思う人もいますが、それは嫌われる売り方をするからです。いらないものを押し付けるのはだめです。

    「こういうものに興味ある?」と聞いて「ない」と言われたら引き下がりますし、「ある」と言われたら教えてあげるという感じですよね。

    困りごとや悩み事を探して、それを解決してあげると考えると営業は楽しいものになると思います。

     

    禰覇:そうやって聞くと面白そうとか、楽しそうというイメージの方が強くなりますね。

    初めは営業というとノルマや大変そうという苦しそうなイメージが強くてできないと思っていました。でも、人の話を聞いて悩みを解決とか、困りごとがないかなというのであれば自分でもできそうだと思うし、自分でもやりたいと思えます。

    小さいことならすぐに実践できそうですね。

     

    坂本:まずは小さくやっていただくことから始めるといいと思います。

     

    中田:禰覇さん新しいチャレンジができそうですね。

     

    禰覇:ちょっとやってみようという気持ちになりました。

     

    中田:まずは悩み事をお聞きして、小さなものを喜ばれるように売っていく、禰覇さんも秋のチャレンジ項目ができました。

     

    禰覇:お楽しみに

     

    中田:坂本先生、禰覇さんありがとうございました。

     

    坂本・禰覇:ありがとうございました。
    12 min
  • 逆境の時こそ大切なのは「自分の情熱に耳を傾けること」

    毎週日曜朝9時半から、FM那覇で放送中の『坂本憲彦のラジオ経営塾』。起業の専門家、坂本憲彦がはじめての起業で成功するために大切なポイントをお届け。沖縄で起業したい人を応援するラジオ番組です。

    今回は、逆境の時に経営者はどう行動するべきか、坂本憲彦氏に答えていただきます。年商5億円の会社社長を辞めるという逆境を経験した坂本氏が、自身の経験も踏まえて逆境の時の事業の見直し方についてお伝えします。

    ゼロベース思考とU理論で逆境を活かす

    中田:最近コロナの話題一色で、どの会社さんも大変な時期と言われています。

    坂本先生は30代で起業をして会社を年商5億円まで成長させましたが、順風満帆だったわけではなく、38歳で一度社長を辞められてリスタートされていますよね。

    逆境の時のターニングポイントなどについて、お話を伺えたらと思います。

    よろしくお願いします。

     

    坂本:コロナで経営状況が厳しい方もいらっしゃると思いますが、そういう時にどう事業を見直していくかをお話できたらと思います。

     

    先ほどお話があったように、僕は30歳の時に起業をして会社を3つ経営していました。約8年会社をやって、一番いい時で年商5億円までいきました。メインの事業がビジネススクール、それ以外にも不動産の賃貸や速読の講座、飲食店などをやっていました。

    社員が40人くらいまで増えたので会社の方向性を話し合った時に、幹部同士の方向性がまとまらず、38歳の時に社長を辞めることになりました。

    誠心誠意やっていた事業を離れることになってどうしようかと思いましたが、今はその経験があってよかったと思っています。

     

    僕は物事を考えるときにゼロベース思考を大事にしています。

    今までのいろいろなしがらみを捨てて1回ゼロにして考えることは、経営者に必要なことだと思います。しがらみの中でずっと考えていると発想自体が小さくなってしまうんですよね。

    ゼロになった時にそもそも本当にこの事業をやりたいのか、どの方向に行きたいのかを考える。

    僕は幸か不幸か社長を1回辞めることになってゼロになり、自分が事業をどうしていきたいのかを考え直すきっかけになりました。

     

    もう一つ、U理論という考え方があります。U理論は簡単に言うと、今やっていることの原点、やりたい理由を深く掘り下げてもう一度再構築していく方法です。

     

    情熱がない事業は衰退する

    坂本:僕は38歳で会社を辞めてから2年くらい、そもそも自分はこの事業をやりたいのか、試行錯誤をしました。新しい事業もやってみましたが、そういう時は何をやっても上手くいかないんですよね。お金を稼ぐためにやっている事業はうまくいきません。

     

    その時にやっていたのは英語講座です。

    社長を辞めた後、残った事業に速読の講座がありました。この講座を紹介してくれていたのが英語のメルマガを書いている方だったので、英語の商材を作ったら売れるんじゃないかということでできた講座です。最初は売れましたが、1年くらいで売れなくなってしまいました。

     

    売れなかった一番の原因は何かというと、僕が全く英語に興味がなかったことです。学生の頃から英語の点数が悪くて受験に失敗しましたから。僕が今さら頑張るよりもGoogle翻訳さんが頑張ってくれた方が間違いなくいい英語力になると思っていたので、英語を上達させることに情熱がないわけですね。

    コンサルも入れていましたが、どんなに優秀なコンサルが入ったところで経営者に情熱がない事業は衰退すると思いました。

     

    一回出来上がったものが売れ続ければいいですが、そうはいきません。常に改善していかないと売れなくなります。情熱がないものは改善が入らないので、自分が長く興味を持てることが大切です。

     

    短期視点で今一番何が儲かるかも大事ですが、事業のリスタートを考えている方がいれば、ちょっと立ち止まって長期の目線を持ってほしいです。最低でも10年後にどうなっていたいか、理想的には20年後、30年後にどうなっていたいのか。究極的には死ぬまでにどうなっていたいのか。

    経営者はこの長期のビジョンを持っているか持っていないかで選択が大きく変わります。目の前のことだけをやっていると目の前の状況に翻弄されてしまい、うまくいかなくなることはよくあります。

    長期のビジョンを社員に伝え、みんなでそこに向かえるように導くことがトップの大切な仕事です。

     

    コロナで大変な状況になった方もいると思いますが、逆にそこをプラスに捉えてみてください。ゼロベースで考えて、本当に自分がやりたかった事業は何か、ビジネスは何かを見つめなおす機会にしてください。長く続けたいビジネスモデルは何かを考えて、スタートしていただくのがいいと思います。

     

    手放すことで情熱を取り戻す

    中田:手に握っているものを手放す時は恐怖心があると思います。ゼロベースにする際にそういった不安や恐怖心を払拭して支えてきたものはありましたか。

     

    坂本:僕も確かに怖かったです。何を手放すのが一番怖かったかというとそれまで学んできたマーケティングやセールス、集客や営業のスキルです。でも一旦全部考えるのをやめようと思って手放しました。

    売るためのテクニックや戦略ばっかりを考えていると本当に伝えたいこと、自分のやりたいことがぶれると思ったからです。

    今まであったもの捨てるのは勇気がいるし、怖いし、大変ですが、捨てたらシンプルになるんですよね。そうやって捨てたら、僕が今やっている経営塾も非常にいいものになったと思います。

     

    今は捨てたものをもう一回拾っているという感じです。ようやく取り戻してきているフェーズです。

    一回捨てたものも捨てっぱなしではなくて、どこかでそれが合わさるタイミングが来ると思います。

     

    中田:今逆境かなと思えるところで何かを捨てたとしても、最終的には志とともに統合ができる楽しみもあるという感じですかね。

     

    坂本:人のために真剣にやっている方は、最終的にはいい結果になると思います。ビジネスの原点は困っている人を助けることです。そこをやっていれば、今厳しい状況でも必ず誰かが応援してくれると思います。

     

    中田:大事な原理原則を聞かせていただきありがとうございました。

     

    次回:【第90回】坂本憲彦のラジオ経営塾「読書の秋第1弾!【金持ち父さんのパワー投資術】から学「投資の正しい認識」

    15 min
  • 逆境の時こそ大切なのは「自分の情熱に耳を傾けること」
    毎週日曜朝9時半から、FM那覇で放送中の『坂本憲彦のラジオ経営塾』。起業の専門家、坂本憲彦がはじめての起業で成功するために大切なポイントをお届け。沖縄で起業したい人を応援するラジオ番組です。

    今回は、逆境の時に経営者はどう行動するべきか、坂本憲彦氏に答えていただきます。年商5億円の会社社長を辞めるという逆境を経験した坂本氏が、自身の経験も踏まえて逆境の時の事業の見直し方についてお伝えします。
    ゼロベース思考とU理論で逆境を活かす


    中田:最近コロナの話題一色で、どの会社さんも大変な時期と言われています。

    坂本先生は30代で起業をして会社を年商5億円まで成長させましたが、順風満帆だったわけではなく、38歳で一度社長を辞められてリスタートされていますよね。

    逆境の時のターニングポイントなどについて、お話を伺えたらと思います。

    よろしくお願いします。

     

    坂本:コロナで経営状況が厳しい方もいらっしゃると思いますが、そういう時にどう事業を見直していくかをお話できたらと思います。

     

    先ほどお話があったように、僕は30歳の時に起業をして会社を3つ経営していました。約8年会社をやって、一番いい時で年商5億円までいきました。メインの事業がビジネススクール、それ以外にも不動産の賃貸や速読の講座、飲食店などをやっていました。

    社員が40人くらいまで増えたので会社の方向性を話し合った時に、幹部同士の方向性がまとまらず、38歳の時に社長を辞めることになりました。

    誠心誠意やっていた事業を離れることになってどうしようかと思いましたが、今はその経験があってよかったと思っています。

     

    僕は物事を考えるときにゼロベース思考を大事にしています。

    今までのいろいろなしがらみを捨てて1回ゼロにして考えることは、経営者に必要なことだと思います。しがらみの中でずっと考えていると発想自体が小さくなってしまうんですよね。

    ゼロになった時にそもそも本当にこの事業をやりたいのか、どの方向に行きたいのかを考える。

    僕は幸か不幸か社長を1回辞めることになってゼロになり、自分が事業をどうしていきたいのかを考え直すきっかけになりました。

     

    もう一つ、U理論という考え方があります。U理論は簡単に言うと、今やっていることの原点、やりたい理由を深く掘り下げてもう一度再構築していく方法です。

     
    情熱がない事業は衰退する


    坂本:僕は38歳で会社を辞めてから2年くらい、そもそも自分はこの事業をやりたいのか、試行錯誤をしました。新しい事業もやってみましたが、そういう時は何をやっても上手くいかないんですよね。お金を稼ぐためにやっている事業はうまくいきません。

     

    その時にやっていたのは英語講座です。

    社長を辞めた後、残った事業に速読の講座がありました。この講座を紹介してくれていたのが英語のメルマガを書いている方だったので、英語の商材を作ったら売れるんじゃないかということでできた講座です。最初は売れましたが、1年くらいで売れなくなってしまいました。

     

    売れなかった一番の原因は何かというと、僕が全く英語に興味がなかったことです。学生の頃から英語の点数が悪くて受験に失敗しましたから。僕が今さら頑張るよりもGoogle翻訳さんが頑張ってくれた方が間違いなくいい英語力になると思っていたので、英語を上達させることに情熱がないわけですね。

    コンサルも入れていましたが、どんなに優秀なコンサルが入ったところで経営者に情熱がない事業は衰退すると思いました。

     

    一回出来上がったものが売れ続ければいいですが、そうはいきません。常に改善していかないと売れなくなります。情熱がないものは改善が入らないので、自分が長く興味を持てることが大切です。

     

    短期視点で今一番何が儲かるかも大事ですが、事業のリスタートを考えている方がいれば、ちょっと立ち止まって長期の目線を持ってほしいです。最低でも10年後にどうなっていたいか、理想的には20年後、30年後にどうなっていたいのか。究極的には死ぬまでにどうなっていたいのか。

    経営者はこの長期のビジョンを持っているか持っていないかで選択が大きく変わります。目の前のことだけをやっていると目の前の状況に翻弄されてしまい、うまくいかなくなることはよくあります。

    長期のビジョンを社員に伝え、みんなでそこに向かえるように導くことがトップの大切な仕事です。

     

    コロナで大変な状況になった方もいると思いますが、逆にそこをプラスに捉えてみてください。ゼロベースで考えて、本当に自分がやりたかった事業は何か、ビジネスは何かを見つめなおす機会にしてください。長く続けたいビジネスモデルは何かを考えて、スタートしていただくのがいいと思います。

     
    手放すことで情熱を取り戻す


    中田:手に握っているものを手放す時は恐怖心があると思います。ゼロベースにする際にそういった不安や恐怖心を払拭して支えてきたものはありましたか。

     

    坂本:僕も確かに怖かったです。何を手放すのが一番怖かったかというとそれまで学んできたマーケティングやセールス、集客や営業のスキルです。でも一旦全部考えるのをやめようと思って手放しました。

    売るためのテクニックや戦略ばっかりを考えていると本当に伝えたいこと、自分のやりたいことがぶれると思ったからです。

    今まであったもの捨てるのは勇気がいるし、怖いし、大変ですが、捨てたらシンプルになるんですよね。そうやって捨てたら、僕が今やっている経営塾も非常にいいものになったと思います。

     

    今は捨てたものをもう一回拾っているという感じです。ようやく取り戻してきているフェーズです。

    一回捨てたものも捨てっぱなしではなくて、どこかでそれが合わさるタイミングが来ると思います。

     

    中田:今逆境かなと思えるところで何かを捨てたとしても、最終的には志とともに統合ができる楽しみもあるという感じですかね。

     

    坂本:人のために真剣にやっている方は、最終的にはいい結果になると思います。ビジネスの原点は困っている人を助けることです。そこをやっていれば、今厳しい状況でも必ず誰かが応援してくれると思います。

     

    中田:大事な原理原則を聞かせていただきありがとうございました。

     

    次回:【第90回】坂本憲彦のラジオ経営塾「読書の秋第1弾!【金持ち父さんのパワー投資術】から学「投資の正しい認識」
    15 min
  • 起業するのに資格が必要ない理由とは⁉

    毎週日曜朝9時半から、FM那覇で放送中の『坂本憲彦のラジオ経営塾』。起業の専門家、坂本憲彦がはじめての起業で成功するために大切なポイントをお届け。沖縄で起業したい人を応援するラジオ番組です。

    今回は、起業と資格の関係について坂本憲彦氏に答えていただきます。資格は取ることがゴールではありません。起業をするうえで資格は必要なのか、また資格をどう活かしていくのが良いかについて解説しています。

     

    資格よりも大切なのは経験

    禰覇:資格=起業と考えている人も多いように感じられますが、実際起業をするのに資格は必要でしょうか。

    私の周りでも同じように、好きなことよりもまず、何もできることがないと困っている人がいるのでそのあたりをお願いします。

     

    坂本:起業するにあたって資格の勉強をする方は多いと思います。もちろん持っていてだめということではありませんが、僕は必ずしも資格は必要ないと思っています。

    起業という意味では資格を取ることよりもまず経験を積むことが大事だと思います。

    最初は小さいことでいいんです。例えば商売の原点で言えばメルカリやヤフオクで家にある不用品を売るところからのスタートでもいいと思います。イベントを開催して500円とか1000円もらうのでもいいんです。

    僕が最初にやったのはキャッシュフローゲームというボードゲーム会です。友達を集めて1000円でやっていましたが、1000円をもらうのに最初は足が震えました。銀行で仕事をやっている時は普通に何百万、何千万、何億という金額を動かしていましたが、いざ人様から1000円をもらうことは怖かったんです。そういう経験を積まれると、より資格も活きてくると思います。

     

    資格を取った先のビジネスを考える

    禰覇:資格から入ると、そもそも資格を取るのにお金も時間もかかるし、取って結局これなんだったんだとなってしまうのが一番もったいないと思います。

     

    坂本:僕も昔、サラリーマンの時に中小企業診断士という資格を勉強しました。一次は受かりましたが二次で落ちて、その後もう一回受けることはしませんでした。資格の勉強を何となくやっていて、途中でこれをやって何になるんだろうという疑問が起こって勉強に身が入らなくなったからです。

    資格を取って活かしたい仕事があるのであればいいと思います。

    起業前の方は、自分の自信のなさが資格を取ったらうまくいくんじゃないかという錯覚に陥ることがありますが、難しい現実があります。

    たとえば行政書士の資格がありますが、独占業務がないんですよね。僕の知り合いにも何人かいらっしゃいますが、行政書士の中でも建築業務の許可申請に特化しているとか、外国人に特化しているとか、資格を取ってどう活かすかは人によって違うんですよね。

    今は士業資格を取ってもその資格だけで食べていくのは難しい部分もあるので、資格を取ったら安泰ということは基本的にありません。その先のビジネス展開を考えながら資格を勉強されるとよりよいのかなと思います。

     

    禰覇:資格にとらわれると、資格を取っただけでやったつもりになっちゃうというか、危険な気がします。

     

    坂本:本当にそうだと思います。その先のビジネスを考えないとせっかく資格を取っても結局何もできない。

    ファイナンシャルプランナーという資格は人気で、金融機関の方は結構取っています。僕も金融機関で働いていたので持っていますけど、取っただけでは基本的に仕事はなくて、それをどう活かすかというところです。

     

    中田:ある体験談なんですけれど、よくインターネットで“起業に活かせる”というふれこみがあると思います。その資格を取ったら起業ができると思ったらしく、会社を辞めちゃったんですよ。それで事務所を借りてパソコンを買って、そこに座るところから始めたらしいんですけれど、やっぱりなかなかうまくいかなくて。資格がある=お客様が来てくださるというイメージがあって、大失敗したということがあります。

    これは笑い話じゃなくて、身近にある話じゃないかと思うんですよね。

     

    坂本:営業力がある方は資格を活かしやすいんですよね。どうお客様を獲得するかが分かっている人は資格も活きますが、営業が嫌だとか苦手というと実際厳しい部分がありますね。

     

    中田:資格を取った先を考えるということですね。

     

    自分で資格を取るだけが活用方法ではない

    坂本:資格がないとできないと思っていると、いろんな資格を取りたくなっちゃうんですよね。複数の資格を取ることがダメではないですが、資格や知識がないと業務ができない、不安があると言っているといつまで経っても起業できない。

    資格がないけどその仕事をしている人もいますからね。

     

    中田:意外と多いですよね

     

    坂本:大手の美容室チェーンはオーナーが資格をもっていないパターンがあります。自分が資格を持ってなくても、その資格を持っている人をマネジメントする方法もあるんです。

    自分が資格を取らないといけないというのはビジネスマンの発想としては違う部分があると思います。資格を持っている人をどう使うかを考えると、新しいビジネス展開があると思います。

     

    禰覇:自分の身近にも思い当たる人がいるし、経験値で採用されている人もたくさんいることを思い出しました。自分で何かを経験する方が早いという実感があったので、私自身は資格にはあまりとらわれてはいません。“資格を取ってその先”というキーワードもあったんですけど経験から学ぶところから入るのが近道なのかなと感じました。

     

    坂本:小さく商売を始めて、経験値がだんだん大きくなって売れると分かったら、そこを拡大していくためにどうするかを考えていけると思います。

     

    中田:資格を取ることももちろん大事、でもその先の活かし方、スモールステップで実績を作って実現していくというところですね

    禰覇さん今日のもやもやは解決できましたか

     

    禰覇:もやもやしていたことがキーワードとして言葉で入ってきたのですっきりしました。

     

    中田:坂本先生、禰覇さんありがとうございました。

     

    坂本・禰覇:ありがとうございました。

    13 min
  • 起業するのに資格が必要ない理由とは⁉
    毎週日曜朝9時半から、FM那覇で放送中の『坂本憲彦のラジオ経営塾』。起業の専門家、坂本憲彦がはじめての起業で成功するために大切なポイントをお届け。沖縄で起業したい人を応援するラジオ番組です。

    今回は、起業と資格の関係について坂本憲彦氏に答えていただきます。資格は取ることがゴールではありません。起業をするうえで資格は必要なのか、また資格をどう活かしていくのが良いかについて解説しています。

     


    資格よりも大切なのは経験


    禰覇:資格=起業と考えている人も多いように感じられますが、実際起業をするのに資格は必要でしょうか。

    私の周りでも同じように、好きなことよりもまず、何もできることがないと困っている人がいるのでそのあたりをお願いします。

     

    坂本:起業するにあたって資格の勉強をする方は多いと思います。もちろん持っていてだめということではありませんが、僕は必ずしも資格は必要ないと思っています。

    起業という意味では資格を取ることよりもまず経験を積むことが大事だと思います。

    最初は小さいことでいいんです。例えば商売の原点で言えばメルカリやヤフオクで家にある不用品を売るところからのスタートでもいいと思います。イベントを開催して500円とか1000円もらうのでもいいんです。

    僕が最初にやったのはキャッシュフローゲームというボードゲーム会です。友達を集めて1000円でやっていましたが、1000円をもらうのに最初は足が震えました。銀行で仕事をやっている時は普通に何百万、何千万、何億という金額を動かしていましたが、いざ人様から1000円をもらうことは怖かったんです。そういう経験を積まれると、より資格も活きてくると思います。

     
    資格を取った先のビジネスを考える


    禰覇:資格から入ると、そもそも資格を取るのにお金も時間もかかるし、取って結局これなんだったんだとなってしまうのが一番もったいないと思います。

     

    坂本:僕も昔、サラリーマンの時に中小企業診断士という資格を勉強しました。一次は受かりましたが二次で落ちて、その後もう一回受けることはしませんでした。資格の勉強を何となくやっていて、途中でこれをやって何になるんだろうという疑問が起こって勉強に身が入らなくなったからです。

    資格を取って活かしたい仕事があるのであればいいと思います。

    起業前の方は、自分の自信のなさが資格を取ったらうまくいくんじゃないかという錯覚に陥ることがありますが、難しい現実があります。

    たとえば行政書士の資格がありますが、独占業務がないんですよね。僕の知り合いにも何人かいらっしゃいますが、行政書士の中でも建築業務の許可申請に特化しているとか、外国人に特化しているとか、資格を取ってどう活かすかは人によって違うんですよね。

    今は士業資格を取ってもその資格だけで食べていくのは難しい部分もあるので、資格を取ったら安泰ということは基本的にありません。その先のビジネス展開を考えながら資格を勉強されるとよりよいのかなと思います。

     

    禰覇:資格にとらわれると、資格を取っただけでやったつもりになっちゃうというか、危険な気がします。

     

    坂本:本当にそうだと思います。その先のビジネスを考えないとせっかく資格を取っても結局何もできない。

    ファイナンシャルプランナーという資格は人気で、金融機関の方は結構取っています。僕も金融機関で働いていたので持っていますけど、取っただけでは基本的に仕事はなくて、それをどう活かすかというところです。

     

    中田:ある体験談なんですけれど、よくインターネットで“起業に活かせる”というふれこみがあると思います。その資格を取ったら起業ができると思ったらしく、会社を辞めちゃったんですよ。それで事務所を借りてパソコンを買って、そこに座るところから始めたらしいんですけれど、やっぱりなかなかうまくいかなくて。資格がある=お客様が来てくださるというイメージがあって、大失敗したということがあります。

    これは笑い話じゃなくて、身近にある話じゃないかと思うんですよね。

     

    坂本:営業力がある方は資格を活かしやすいんですよね。どうお客様を獲得するかが分かっている人は資格も活きますが、営業が嫌だとか苦手というと実際厳しい部分がありますね。

     

    中田:資格を取った先を考えるということですね。

     
    自分で資格を取るだけが活用方法ではない


    坂本:資格がないとできないと思っていると、いろんな資格を取りたくなっちゃうんですよね。複数の資格を取ることがダメではないですが、資格や知識がないと業務ができない、不安があると言っているといつまで経っても起業できない。

    資格がないけどその仕事をしている人もいますからね。

     

    中田:意外と多いですよね

     

    坂本:大手の美容室チェーンはオーナーが資格をもっていないパターンがあります。自分が資格を持ってなくても、その資格を持っている人をマネジメントする方法もあるんです。

    自分が資格を取らないといけないというのはビジネスマンの発想としては違う部分があると思います。資格を持っている人をどう使うかを考えると、新しいビジネス展開があると思います。

     

    禰覇:自分の身近にも思い当たる人がいるし、経験値で採用されている人もたくさんいることを思い出しました。自分で何かを経験する方が早いという実感があったので、私自身は資格にはあまりとらわれてはいません。“資格を取ってその先”というキーワードもあったんですけど経験から学ぶところから入るのが近道なのかなと感じました。

     

    坂本:小さく商売を始めて、経験値がだんだん大きくなって売れると分かったら、そこを拡大していくためにどうするかを考えていけると思います。

     

    中田:資格を取ることももちろん大事、でもその先の活かし方、スモールステップで実績を作って実現していくというところですね

    禰覇さん今日のもやもやは解決できましたか

     

    禰覇:もやもやしていたことがキーワードとして言葉で入ってきたのですっきりしました。

     

    中田:坂本先生、禰覇さんありがとうございました。

     

    坂本・禰覇:ありがとうございました。
    13 min

About 坂本憲彦のラジオ経営塾

From the publisher's feed

20年間で1万人の起業家・経営者を指導してきた坂本憲彦が、あなたの経営に役立つヒントや最新の情報をお話します。