【バスケは後出しジャンケン】
(※今日の記事を音声で楽しみたい方はこちら↓↓)
https://voicy.jp/channel/4018/1144562
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メルマガ
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メルマガ読者さんからたくさん質問をいただいています
今日もその質問に答えていきます
『高校男子を指導しています
新チームになります、新たに5ーout モーションオフェンスを練習しています。
SDDLの練習手順で行っていますが、ダミーフェンスで行う時、どうしても読んでしまい、先回りして攻撃を止めてしまいます
読まないで、オフェンスの動きについていき、スクリーンもかかってやれと言っていますが
アドバイスをお願いします』
なるほど、コーチが思った通りに練習が進まないということですね
これはよくあることです
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バスケは後出しジャンケン
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わたしはバスケットボールという競技は、まるで後出しジャンケンのようにプレーすれば必ず勝つという信念があります
シュートと見せて、ディフェンスを伸びあがらせてドリブルで抜く
左に行くと見せかけて、右に行く
相手の反応の逆を突く一瞬の判断こそが、バスケットボールの醍醐味です
このようなフェイントプレーは、高度になった現代バスケでますます生きてきます
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SDDL
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質問者さんの文章にあったSDDLとは、練習段階のことです
・S(シャドー)・・・形を覚える「から動き」
・D(ダミー)・・・飾りとしてダミーディフェンスをつける
・D(デシジョンメイク)・・・ダミーディフェンスがアクションを起こして、判断練習をする
・L(ライブ)・・・お互い真剣にプレーする
この段階で練習すると、判断力を養うことができるという意味です
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ダミーディフェンス
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ダミーディフェンスをつけて、オフェンスのためにスクリーンに引っかかってあげる
オフェンスのフェイントにかかってあげる
ダミーは簡単なようで、意外と難しいのです。バスケットボールの戦術理解が高い人ができることで、実はなかなか難しいです
わたしも選手同士でダミーをやると、全然意図しない練習になることがありました
トップレベルのチームになると、アシスタントコーチがダミーをすることがほとんどです
高校生ということで、ダミーが難しい、そこまでのバスケの理解ができていない、ということかもしれません
それであれば、シャドーをした後にライブをたくさん行って、感覚を養った方がいいですね
ひとつ気になったのが「ダミーフェンスで行う時、どうしても読んでしまい、先回りして攻撃を止めてしまいます」という部分です
止められたあと、オフェンスがどう反応するかが一番大事なので、そこで練習を止めない方がいいです
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選択肢をたくさん教える
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たとえばトップから45度にダウンスクリーンに行きました
45度の選手はスクリーンを使ってトップに行こうとしました
そこをディフェンスが止めました
そのときは、スクリーナーのスリップだったり、バックカットだったり、いろいろと他の選択肢があるはずです
バスケは後出しジャンケンなので、1つ止められたら、他の攻めが必ずあります
オフェンスを1つの形にはめすぎず、「こう止められたら、これ」という選択肢をどんどん教えてあげるといいですね
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