社会を変えていく営みは、経済合理性の外側にあるものなのか。それとも、その内側に組み込めるものなのか——今回はメキシコシティで開催されたTransition Design Conference 2026(TD2026)の報告イベントの収録です。
前半は木許さん(東京科学大学)によるアカデミックセッションの報告です。提唱者テリー氏は氷が水蒸気に変わる状態変化のメタファーで複数介入を同時並行に設計する「インターベンション・エコロジー」を語り、翌日登壇したアールト大学のイディル氏は、無邪気なビジョニングに対して権力・資金・制度と向き合う必要性を問う、対照的な視点を示しました。
後半は竹内さん(JT D-LAB)が登壇し、JTの「立ち止まれる社会プロジェクト」が企業の取り組みから組織を超えたコミュニティへと広がっていったプロセスを、社内会議のラジオ公開や「部活動」というメタファーでの巻き込みなど具体的な仕掛けとともに紹介しています。
最後は会場・オンライン双方からの質疑応答で、AI導入への経営層の認知の壁や、パーパスを本気で実現するとはどういうことかといったテーマが議論されました。
スライド:
https://speakerdeck.com/dmattsun/transition-design-conference-2026
- 🌎 TD2026現地報告|システミックデザイン・リジェネラティブデザインとの統合・連帯が進んだという今回の潮流
- 🧊 基調講演|氷から水蒸気への状態変化のメタファーで語る、複数介入を同時並行で設計する「インターベンション・エコロジー」
- ⚖️ 批判的視点|無邪気なビジョニングへの警鐘と、権力・資金・制度と向き合う必要性
- 💰 経済合理性をめぐる問い|社会変容は経済合理性の外にあるのか、それとも自社の長期的な儲けにつながるのか
- 🏢 竹内さんによる実践事例|JTの「立ち止まれる社会プロジェクト」に見る、一企業発の取り組みが組織を超えて広がっていくプロセス
- 🙋 Q&Aセッション|AI導入・組織変革・パーパス実現をめぐる、会場・オンライン参加者との対話
ゲスト
- 東京科学大学 環境・社会理工学院 大橋研究室 博士課程/デザインリサーチャー 木許 宏美さん
- 日本たばこ産業株式会社 D-LAB マネージャー 竹内 雄哉さん
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番組MC・お問い合わせ
松村 大貴(システミックデザイナー/Butterfly Lab 代表)https://note.com/mattsun
Butterfly Labへのお問い合わせ・ご連絡はこちらからhttps://butterflylab.org/