29日、東京みやこ・後楽園ホールにてDDT『Sweet Dreams!2023』が開催され、火野裕士が樋口和貞を破って約9年9ヶ月ぶり2度目のKO-D無差別級王座戴冠を果たした。 樋口は元横綱・北勝海にスカウトされ角界入り。2007年にデビュー後は北道山 和貞として活動し2014年にDDTでプロレスラーデビュー。現在はKO-D無差別級王者として5度の防衛に成功し、“DDTの強さの象徴”として君臨している。 この日、樋口の前に立ちはだかったのは火野裕士。火野は、「2人にしかできひん、すごい試合を、ヘビー級のすごさを、この団体の選手、お客さんみんなに見せつけてやるような試合をやろうや」と呼びかけており、前哨戦では182発のも逆水平チョップを打ち合う30分フルタイムドローの壮絶死闘を展開。今回の王座戦ではそれを上回るヘビー級同士の重厚な肉弾戦が期待されていた。 試合開始直後のロックアップでの力比べ、ヘッドロックを巡るじっくりとした攻防で観衆が息を呑み、2人がショルダータックルでぶつかり合う音に観衆からはどよめきの声が上がる。 2人は笑顔を浮かべてゆっくりと歩み寄り、真っ向から互いの全力の逆水平チョップを受けあっていく我慢比べを展開。破裂音に似た打撃の音が鳴るたびに大歓声が上がっていき、試合開始から20分で約200発ものチョップが飛び交う壮絶な試合となっていく。 火野が手を後ろに回して樋口のチョップを受けに行く姿勢を見せると、樋口が強烈なヘッドバッドを見舞って火野をダウンさせ、ドクターボムから四股を踏んでぶちかましを発射。しかし、火野はこれを強烈なラリアットでカウンター。再び逆水平チョップの打ち合いへと発展していくも、25分を過ぎてついに樋口が膝を付き、火野のFucking Bombが炸裂。ついに樋口も力尽きて決着のすりーかうんとが叩かれた。 死闘を制して王座戴冠を果たした火野は、「DDT、KO-D無差別級、正直ワシが挑戦したら誰が相手でも取る自信はあった。でもな、獲ってみたら思ったよりも嬉しいな。樋口!それはお前が想像以上に強かったからじゃ。またやろうぜ!」と樋口に語りかける。 その後、火野が挑戦者を募ると、タッグパートナーである納谷幸男、長年DDTを背負ってきたHARASHIMAの2人が火野の前に立つ。