9回のプロポーズ、5度の結婚を経験した寺娘・常野(つねの)は、越後を出て江戸に向う。都市の空気は自由にする――常野の生き方は、同時代の世界の女性と共振します。
【言及した本】
・エイミー・スタンリー、原直史監訳、石垣賀子訳『将軍の都の客人:越後の寺娘・常野、江戸を訪う』(みすず書房、2026)
・菱岡憲司『大才子 小津久足』(中公選書、2023)
・原直史『日本近世の地域と流通』(山川出版社、1996)
・原直史『近世商人と市場』(山川出版社、2017)
・ヴィクトル・ユーゴー、豊島与志雄訳『レ・ミゼラブル 1~4』(岩波文庫、1987)
・ハーマン・メルヴィル、八木敏雄訳、『白鯨 上 中下』(岩波文庫、2004)
・曲亭馬琴、濱田啓介校訂『南総里見八犬伝 1~12』(新潮日本古典集成、2003~2004)
・西鶴、横山重校訂『好色一代女』(岩波文庫、1960)
・足立巻一『やちまた 上下』(中公文庫、2015)