弁護士 奥山倫行のロック裁判所

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弁護士 奥山倫行のロック裁判所 episodes

  • 第890回[事例:モトリー・クルー vs ミック・マーズ]

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    ミック・マーズがモトリー・クルーを相手に起こした訴訟で、仲裁人の判断に委ねられた結果、マーズの全ての主張は退けられ、さらにマーズがモトリーに数十万ドルを支払う義務があるとされましたが、マーズの弁護士は仲裁人のこの判断を非難しています。

    マーズの弁護士エド・マクファーソンは米ローリング・ストーン誌に次のように語っています。「この判断はひどい。不公平だ。このバンドはこれまで一度もミックに公平だったことがない。ミックが“この恐ろしい病気のせいでもうツアーには出られないが、作曲や単発のライヴ、レジデンシー公演、レコーディングはできる”と伝えたとき、彼らは“悪いな、ミック。43年一緒にやってきたが、もう終わりだ。さようなら。もう金も払わない”と言った。この仲裁人はそれを正当だと判断した。私たちはこの決定に異議を申し立てるべきかどうか検討する必要がある。まったくもって馬鹿げている。あとは彼自身がこの件をどこまで追及し続けたいかという問題だ。要するに、彼はもうモトリー・クルーにうんざりしているのです」

    マーズは2022年10月に健康状態の悪化(変性疾患である強直性脊椎炎との闘病)のためモトリー・クルーのツアーから引退すると発表しました。バンドは直後に後任としてジョン5をツアー・ギタリストに起用することを発表。

    その引退発表から6ヶ月後、マーズはモトリー・クルーを相手取り訴訟を起こしました。マーズは、引退発表後、バンドが自分たちの共有するビジネスに関する情報を意図的に隠し、不当な金銭的取り決めをさせようとしたと主張していました。

    仲裁人を務めた元・判事のパトリック・ウォルシュは、モトリー・クルーの主張を全面的に支持し、マーズがバンドのツアー活動をやめると選択をした時点で、バンドのツアー収益を受け取る権利をすべて放棄したと判断しました。

    実際、2008年にバンドの運営契約が策定された際、「メンバーがグループを離脱した場合、その時点でツアー収益の分配は停止される」という条件を求めたのは、他ならぬマーズ本人でした。この修正条項には、ツアーをやめたメンバーにはツアー収入を分配しないことを明確に定めていました。

    それにもかかわらず、マーズはバンドを退いた後も、収益の25%を受け取り続けることを要求していました。

    仲裁人はこの主張を断固として拒否しました。仲裁人はまた、法的理由によりマーズを役員および取締役から解任するというバンドの決定を支持し、さらに、マーズは回収されていないツアー前払い金の75万ドル超の返還を命じられました。

    この裁判に関する声明には「仲裁人の判断は、契約面および財務面でバンドの正当性を裏付けるだけでなく、マーズが主要メディアのインタビューで広めてきた公の物語をも覆すものである」とも書かれています。

    マーズは公の場で、ニッキー・シックス、ヴィンス・ニール、トミー・リーがコンサートで実際には演奏しておらず、事前に録音されたバックトラックを使用しているとも主張していました。しかし、仲裁の過程で膨大なライヴ演奏の録音および選任された専門家の証言が提出されると、マーズは宣誓のもとで、自身の発言が虚偽であったことを認め、証言の中でそれまでの主張を正式に撤回しています。

    モトリー・クルーの代理人弁護士であるミラー・バロネス法律事務所のサーシャ・フリッドは、次のように述べています。「この紛争は、ロック史上最も成功したバンドのひとつであるモトリー・クルーの誠実さとレガシーを守るためのものでした。仲裁人がすべての主張を退け、当事者間の合意を文面どおりに執行したことで、バンドは法的にも、金銭的にも、そして事実関係においても完全に正当性が証明されました」

    23 min
  • 第889回[事例:バックストリート・ボーイズのニック・カーター]

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    バックストリート・ボーイズのニック・カーターが、性的暴行ならびに、子宮頸がんにつながる性感染症を感染させたとして女性から告発されている。

    ピープル誌が入手した文書によると、告発者のローラ・ペンリーは、当時19歳だった2004年12月から2005年2月の間、ニックと「性的に親密な関係」にあり、数週間おきにニックと会う中、自身の意思に反して性行為を2度強要されたと主張しており、ニックが避妊具の使用を拒否したことから「子宮頸がんなどの健康問題を引き起こすことが知られている性感染症であるヒトパピローマウイルス(HPV)を含む、様々な性感染症を原告に感染させた」としている。

    2005年7月頃、ローラはクラミジアと淋病に加え、がん細胞の検査で陽性反応を示し、翌月には「ステージ2の子宮頸がんと診断され、数々の治療を受けなければならなかった」。

    「深刻な精神的苦痛、肉体的苦痛、健康問題、親密な関係の問題、その他複雑なトラウマ」を与えられ、ニックが安全を「故意に、かつ意識的に無視した」として、1万5000ドル(約210万円)を超える損害賠償ならびに陪審裁判を求めている。

    一方でニックの弁護士は、ニックがローラと「一度も会ったことさえ覚えていない」と主張。

    「司法制度を悪用してニック・カーターを破滅させようとする共謀者たちとその弁護士による、これまでと変わらないナンセンスの繰り返しだ」として訴訟内容を否定している。

    22 min
  • 第888回[事例:ジョニー・キャッシュ]

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    シンガーソングライターのジョニー・キャッシュさんの遺産管理団体が、コカ・コーラ社を提訴した。

    同社の最近の広告で、ジョニーさんの声を不当に模倣したとして25日、ナッシュビルで訴状が提出された。

    アーティストの声などを無断で使用することを禁じるエルヴィス法の下での初の大きなケースとなったことでも注目を集めている。

    ジョニーさんの団体側は、同社が8月から大学アメリカンフットボールの試合中継中に放送しているCMに登場する、トリビュート歌手ショーン・バーカーによる歌が、ジョニーさんに「酷似している」としている。

    団体側はこれまで、ジョニーさんの音楽の利用許可を一部広告に出してきているが、コカ・コーラ社は正規の手続きを怠ったとされている。

    23 min
  • 第887回[事例:キッスのジーン・シモンズ]

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    パーソナリティの凌木さんが復活して3人揃ってのロック裁判所。

    キッスのジーン・シモンズは自動車を運転中に意識を失い、複数の車線を蛇行した後、駐車車両に衝突。一時的に入院しましたが、現在は自宅で療養しています。

    NBC4ロサンゼルスによると、シモンズは米国時間10月7日の午後、米カリフォルニア州マリブのパシフィック・コースト・ハイウェイで、自身の自動車リンカーン・ナビゲーターを運転中に意識を失い、複数の車線を蛇行した後、駐車車両に衝突しました。救急隊員が現場に駆けつけ、シモンズは病院に搬送されましたが、すぐに退院しました。

    妻のシャノンは記者団に、シモンズが最近服用薬を変更し、脱水症状になったことが事故の一因となった可能性にも言及しています。

    現在は自宅で療養しているとも話しています。

    シモンズはSNSにメッセージを投稿しています。「皆さん、温かいお見舞いの言葉ありがとうございます。全く問題ありません。軽い接触事故を起こしただけです。よくあることです。特に俺みたいに運転が下手な人間には。まあ、そういう人間です。全て順調です」

    22 min
  • 第886回[事例:もしも自分がフィギュアスケーターだったらどんなロックナンバーやポップスナンバーを選曲するか 特集]

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    今回のロック裁判所も、ロックの付き人 凌木さんが声帯炎になってしまったためお休みし、通常回をお休みして、ロックの玄人 河野と奥山弁護士と、いつもは番組のディレクターをしているT中君の3人でお届け。

    今回は、2月に行われたミラノ・コルティナ・オリンピックにちなみ、昨今フィギュアスケートの選曲でロックナンバーが選ばれるようになったことから、もし、あなたがフィギュアスケーターだったらどんなロックナンバーやポップスナンバーを選曲するか?特集。

    19 min
  • 第885回[事例:ロックの玄人 河野がおススメする今年リリースのアルバム紹介 特集]

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    ロックの付き人 凌木さんが声帯炎になってしまったためお休みし、通常回をお休みして、ロックの玄人 河野と奥山弁護士と、いつもは番組のディレクターをしているT中君の3人でお届け。

    河野がおススメする今年リリースのアルバムをご紹介 特集。

    20 min
  • 第884回[事例:現代のロックについて他・・・ 雑談会]

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    今回のロック裁判所も、ロックの付き人 凌木さんが声帯炎になってしまったためお休みし、通常回をお休みして、ロックの玄人 河野と奥山弁護士と、いつもは番組のディレクターをしているT中君の3人で、前半は「現代のロックについて」後半は「思春期に聴いた音楽の影響」についての雑談会。

    24 min
  • 第883回[事例:ミラノコルティナオリンピック 雑談会]

    ※OA曲は著作物のためカットしています。


    今回のロック裁判所は、ロックの付き人 凌木さんが収録スケジュールが合わないため、通常回をお休みして、ロックの玄人 河野と奥山弁護士と、いつもは番組のディレクターをしているT中君の3人でお届けしている雑談会。

    ミラノコルティナオリンピックの開会式でパフォーマンスしたマライアキャリーの口パク疑惑を取り上げました。

    21 min
  • 第882回[事例:レニー・クラヴィッツ]

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    レニー・クラヴィッツが、先日オーストラリアで行われたコンサート中、ファンからドレッドを4本むしり取られたという。

    21日の「ブルー・エレクトリック・ライト」ツアー公演中、1989年のヒット曲『レット・ラヴ・ルール』のパフォーマンスで観客の間を歩いていたところ、その事件が起きたそうだ。

    22日のインスタグラムへの投稿で、レニーはこう説明している。「ブリスベン、あれはワイルドだったな」「『レット・ラヴ・ルール』を歌っていたら、すごく興奮した若い女性が、俺の後ろからドレッドを4本むしり取った」「頭からこういうのを引き抜くのが、どんなに難しいことかわかるだろ?びっくりだよ」。

    しかし、それにひるむことなくパフォーマンスを続けたそうで、「でもみんなと一緒のひと時だから、それで『レット・ラヴ・ルール』を歌うのをやめることなんてしないよ」と続けた。

    22 min
  • 第881回[事例:エルヴィス・プレスリー]

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    エルヴィス・プレスリーの大ファンである裁判官。

    ハロウィンの時期に法廷でプレスリーのかつらを着用し、法廷中に自身の携帯電話からプレスリーの音楽を流し、歌詞を朗読していたことなどが問題視されて、判事職を辞任することになりました。

    米PEOPLEが確認した司法委員会の報告書によると、セントチャールズ郡巡回裁判所の判事マシュー・E.P.・ソーンヒルは米ミズーリ州の委員会と合意に至り、ソーンヒルはまず6か月間の無給停職処分を受け、その後18か月務めてから辞任することになりました。

    ミズーリ州の裁判官退職・罷免・懲戒委員会の報告書によると、ソーンヒルは法廷内の秩序と品位の維持を怠る行為に及んだとしています。

    具体的には、10月31日頃に裁判所業務中にプレスリーのかつらを着用したこと、証言前の宣誓方法(判事の携帯電話からプレスリーの楽曲を選択させるなどしたこと)、審理内容とは無関係なプレスリーの歌詞を朗読するなどの行為が含まれています。

    委員会はまた、ソーンヒルが政治活動に関わる行為を時折行っていたことなども問題視しています。

    ソーンヒルは、11月12日付でミズーリ州最高裁判所に宛てた手紙で報告書に記載された申し立ては「実質的に正確である」と認め、プレスリーに関する申し立てについては「訴訟当事者の緊張を和らげる助けになると考えたときに、場を和ませる意図で軽妙な表現を加えることがありました。

    しかし現在では、それが審理の公正さや厳粛さに影響し得ることを理解しています。

    同様に、このたび裁判所にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

    今後は、ミズーリ州の人々に名誉と品位をもって奉仕できるよう、最善を尽くすことをお約束します」と書いていました。

    ニューヨーク・タイムズによると、ソーンヒルはセントチャールズ郡で最も在任期間の長い巡回裁判所判事だという。

    AP通信によると、この合意案は現在ミズーリ州最高裁で審議中であり、同裁判所はソーンヒルの人柄を支持する35通の書簡を受理したことを発表しています。

    23 min

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