弁護士 奥山倫行のロック裁判所

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弁護士 奥山倫行のロック裁判所 episodes

  • 第848回[事例:サイモン&ガーファンクルのアート・ガーファンクル]

    ※OA曲は著作物のためカットしています。


    往年の名グループ、サイモン&ガーファンクルのアート・ガーファンクルが2004年1月22日(木)午後、マリファナの所持で逮捕された、とAP通信が伝えている。

    ガーファンクルはニューヨークのマンハッタンでリムジンに乗車していたところ、警察に停止させられた。警官が彼の衣服のポケットを調べた際、少量のマリファナを発見。違法薬物の所持で現行犯逮捕された。

    警察は声明の中で「車から発せられる強いマリファナの匂いを感じた」と述べている。

    逮捕にあたった州警察の警官によると、彼が著名人のアート・ガーファンクルだとは後になるまで気付かなかったという。

    ガーファンクルの出廷日は1月28日。最高で100ドルの罰金が科せられるが、州法によると、軽罪のため必ずしも本人が出廷する必要はなく、小切手の郵送も可能だ。

    さらに、ガーファンクルは、2005年8月28日、マリファナ所持容疑で逮捕されていたことが分かった。

    AP通信などによれば、ニューヨークで車を運転中、警察に停止させられた際に、車内からマリファナが発見されたという。

    23 min
  • 第847回[事例:AC/DC]

    ※OA曲は著作物のためカットしています。


    AC/DCのアンガス、マルコムのヤング兄弟が子供の頃に住んでいた家が突如取り壊された件で、開発業者が声明で謝罪しました。

    この建物が文化的に重要なものであることを知らなかったと主張。

    彼らは解体現場から資材を回収し、AC/DCのファンが集まるバーやカフェのような特別な場所を建設する計画を発表しています。

    兄弟はこの家から学校に通い、その制服はバンドのステージ衣装のインスピレーションともなりました。

    news.com.auによると、この家は2023年2月に580万ドルで売却され、ここ数週間の間で取り壊されました。

    この建物は2013年にオーストラリアのナショナルトラスト(※歴史的建築物の保護を目的として設立されたボランティア団体)の歴史的建造物登録簿に登録されていましたが、開発業者のバーウッド・スクエア社は取り壊す前に、その文化的な重要性について知らされていなかったと主張しています。

    バーウッド・スクエア社のゼネラルマネージャー、レオン・キミタは公式声明で謝罪しました。「バーウッド・スクエアのチームを代表して、心からの遺憾の意をお伝えしたいと思います。私たちは今、この場所が世界中のAC/DCのコミュニティやファンにとって、どれだけ深い意味を持つかを認識しています。このスペースの計画を立てる際、私たちは遺産登録を調べたり、その分野の専門家と協力したりするなど、適切なデューデリジェンス(適正評価手続き)を行いました。残念ながら、AC/DCとの歴史的なつながりは、その段階では特定されていませんでした。

    計画がすでに進行中であった後に、このつながりを知ったことは私たちにとって衝撃的な出来事でした。この見落としについて、心よりお詫び申し上げます。AC/DCのレガシーを称え、このバンドを非常に高く評価しているすべてのファンに償いをすることが、私たちの強い責任だと感じています。」


    声明では、解体現場から資材を回収し、AC/DCのファンが「バンドの不朽のレガシーを祝うために集まる」バーやカフェのような「特別な場所」を建設することで、その歴史的な重要性を尊重する計画を立てているとも述べています。

    また、地元の市議会は、今回の取り壊しとファンの反発を受けて声明を発表。

    この建物がナショナル・トラストの歴史的建造物登録簿に記載されていたにもかかわらず、地方や州の法律では保護されていないことを強調しています。

    「この建物は文化遺産として登録されておらず、地元や州法で保護されていません。また、ナショナルトラストは地域に根ざした非政府組織であり、法的権限を持たないため、この建物には強制力のある保護がありませんでした。

    バーウッド市議会は、ヤング家とこの地域の豊かな音楽遺産を祝う新しい方法を見つけることに引き続き尽力していきます」

    23 min
  • 第846回[事例:レッドツェッペリン:ジミーペイジ]

    ※OA曲は著作物のためカットしています。


    レッド・ツェッペリンのギタリストであるジミー・ペイジは“Dazed And Confused”の作曲クレジットを巡って新たな訴訟を起こされたことが明らかになっている。

    今回の訴訟は“Dazed And Confused”に大きな影響を与えたと言われているミュージシャンのジェイク・ホルムスによって起こされたものになっている。

    ジェイク・ホルムスは“Dazed And Confused”という曲を1967年に書いてレコーディングしており、ザ・ヤードバーズのオープニング・アクトを務めた際にジミー・ペイジがこの曲を耳にしたと言われている。

    ザ・ヤードバーズはその後ほどなく自身のカヴァーを披露しており、ライヴでは定期的に演奏されることとなっていた。公式のスタジオ音源が制作されることはなかったが、1967年と1968年にライヴ音源がレコーディングされている。

    その後、ジミー・ペイジはレッド・ツェッペリンで“Dazed And Confused”をレコーディングしている。

    同曲はジェイク・ホルムスの楽曲と非常に似ているものの、ジミー・ペイジが書いたインストゥルメンタルの新たなメロディーと歌詞が付け加えられている。

    “Dazed And Confused”はレッド・ツェッペリンの楽曲でも最も人気のある曲の一つとなっている。これまで長年にわたってレッド・ツェッペリンによるヴァージョンの作曲クレジットを巡っては論争を呼ぶこととなっており、ジェイク・ホルムスは2010年に著作権侵害の訴訟を起こしている。

    この訴訟については法廷外で和解に達しており、その後は「inspired by Jake Holmes」が作曲クレジットに付与されることとなっている。この合意がザ・ヤードバーズの音源にも適用されるかどうかは明らかにされていないが、今回、ザ・ヤードバーズの音源が公開されたのに伴ってジェイク・ホルムスは再び訴訟を起こすこととなっている。

    21 min
  • 第845回[事例:カニエ・ウェスト]

    ※OA曲は著作物のためカットしています。


    ほぼ全裸の妻ビアンカ・センソリを同伴して第67回グラミー賞授賞式のレッドカーペットに登場したのを皮切りに、Xでのユダヤ人に対するヘイト発言&ヒトラー礼賛、かぎ十字Tシャツ販売など物議を醸し続けていたラッパーのカニエ・ウェストが、芸能エージェンシー33&Westから契約を解除された。

    2/6からは反ユダヤや女性蔑視のツイートを連投し、ヒトラーを礼賛。9日にはNFLの優勝決定戦であるスーパーボウルのローカル放送で奇妙なCMを流し、かぎ十字のTシャツのみを売る自身の通販サイトへ誘導した。

    10日、カニエのXアカウントが削除。Xを所有するイーロン・マスクは「ここまでの彼の投稿を考慮し、彼のアカウントはNSFW(性的あるいは暴力的で職場での観覧は危険なもの)だと判断された。これ以上人々に見られるべきではない」と投稿している。

    そして10日にロサンゼルスの芸能エージェンシー 33 & West から契約を解除された。

    カニエの元エージェントであるダニエル・マッカートニーは、耐えがたい有害なヘイト発言が原因だとInstagramで説明している。

    また11日は、カニエの会社の元従業員であるユダヤ人女性が、差別され、ハラスメントを受けたとして、彼を訴えた。

    先述のカニエの通販サイトも、元締めのShopify(通販サイトプラットフォーム)によって削除された。

    22 min
  • 第844回[事例:アデル]

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    イギリスの歌姫アデルが、ブラジル人アーティストの作品を盗用した疑惑があるとして、同国の裁判所から「Million Years Ago」の世界的な使用差し止めを一時的に命じられた。

    問題になっているのは、アデルが2015年に発表した楽曲「Million Years Ago」。

    Peopleによると、ブラジルの作曲家トニーニョ・ジェライスが、2021年にアデルを盗作で訴えていたそう。これをうけ、この度リオデジャネイロの裁判所が、ソニー・ミュージックエンタテインメントとユニバーサルミュージックに対し、同曲のあらゆる形態の商業的利用を禁止する仮命令を出したようだ。

    ジェライスは、自身がブラジルの歌手マルティニョ・ダ・ヴィラに提供した1996年の名曲「Mulheres」が、アデルの「Million Years Ago」に盗用されたと提訴。

    16万ドル(約2500万円)の損害賠償と、アデルの楽曲に作曲者としてクレジットするよう求めているそうだ。

    今回の裁判所命令に従わない場合、違反一件につき8000ドル(約120万円)の罰金を科されるという。

    21 min
  • 第843回[事例:元レッチリのギタリスト、ジョシュ・クリングホッファー]

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    元レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリストであるジョシュ・クリングホッファーは歩行者の死亡事故を起こしたとのことで、不法死亡と過失で訴えられている。

    『ヴァラエティ』誌や『TMZ』によれば、事故はカリフォルニア州アルハンブラで起こったもので、47歳の被害者であるイスラエル・サンチェスの遺族が訴訟を起こしている。

    事故は3月18日に起きており、訴状によればジョシュ・クリングホッファーは電話をしながらSUVを運転したという。

    ジョシュ・クリングホッファーが左折しようとした時にイスラエル・サンチェスは横断歩道を歩いて渡っていて、車と接触して亡くなっている。

    ジョシュ・クリングホッファーの弁護士であるアンドリュー・B・ブレットラーは『ピッチフォーク』に声明を発表している。「これは悲劇的な事故でした。車が歩行者をはねた後、ジョシュはすぐに車を止め、911に通報し、警察と救急車が到着するまで待ちました。彼は事故の捜査に全面的に協力しています」イスラエル・サンチェスの遺族の弁護士であるニック・ローリーは『ヴァラエティ』誌に次のように語っている。

    「イスラエル・サンチェスをはねて、殺害した時に携帯電話で通話していた映像があります。イスラエル・サンチェスは家族にスープを作ろうとスーパーに向かうところで、家に帰ることはありませんでした。彼はすべて正しいことをやっていました。対向車線を確認し、歩行者標識を守っていました。しかし、クリングホッファー氏は電話をしながら急いでいて、大型SUVで致命的に彼をはねてしまいました。

    サンチェスの一家が今直面している損失と悲しみは計り知れません。

    サンチェス氏とその家族に説明責任と正義が果たされるまで止まることはありません」

    21 min
  • 第842回[事例:オアシス]

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    オアシスの再結成ツアー。日本の公正取引委員会に当たる英国の競争・市場庁(Competition & Markets Authority/CMA)は、チケットマスターが2024年夏に英国公演のチケットを販売した際、価格設定が不明瞭であったため、「一部のファンを欺いた可能性がある」と指摘し、消費者保護法に違反した可能性があると発表しています。

    チケットマスターは、特定の座席を「プラチナ」と表示して販売していましたが、それらの席には追加の特典が一切なく、通常チケットと同じスタジアム内のエリアに位置することが多いものでした。

    CMAは、そのことを十分に説明することなく、ほぼ2.5倍の価格で販売したことは、消費者保護法に違反する可能性があると指摘しています。

    消費者団体「Which?」は以前、ダイナミックプライシング(需要に応じて価格をリアルタイムで変動させる価格設定)が使用され、チケットの額面価格よりも何百ポンドも高い価格でチケットを購入したファンに対して、オアシスとチケットマスターは払い戻しを行うべきだと述べていました。

    多くのファンは、オアシスのチケット販売時にチケットマスターがダイナミックプライシングを使用したと思っていますが、CMAはそのような証拠は見つからなかったと発表しています。

    しかし、チケットマスターは、立見席を低価格で多数販売し、それらが完売すると、さらに多くの立見席をはるかに高い価格で販売していました。CMAは、ファンは2種類の価格帯の立見席のチケットがあることを知らされておらず、多くのファンが、自分が予想していたよりもはるかに高い価格を支払うことになることを理解しないまま、オンラインで長時間待たされたとも指摘しています。

    CMAは「アルゴリズムを使用してリアルタイムで価格調整を行なったわけではありませんが、CMAは、立見席の価格設定がどのように機能するのかについて、消費者に明確かつタイムリーな情報が提供されていなかったことを懸念しています。特に、多くの顧客が利用可能なチケットを確認するために長い列で待たなければならなかった場合は、です」と述べています。

    CMAが調査を開始して以来、チケットマスターはチケット販売プロセスの「いくつかの側面」に変更を加えましたが、CMAは「現時点では、これらの変更が懸念事項に対処するのに十分であるとは考えていない」とも述べています。

    CMAは現在、チケットマスターと協議を行っているという。

    22 min
  • 第841回[事例:モアナと伝説の海 2]

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    ディズニーが映画『モアナと伝説の海』とその続編『モアナと伝説の海2』が著作権侵害の疑いで訴えられた。

    アニメーターのバック・ウッドール氏は、自身が執筆したアニメ映画『Bucky』の脚本やアイデアが、ディズニーによって盗用されたと主張している。

    『モアナ』と『Bucky』は、いずれも古代ポリネシアの村を舞台にしており、両親に反抗する若者が危険な航海に出て村を救おうとする物語である。また、動物の姿をした霊的な存在に遭遇する点でも類似している。この訴訟の背景には、ウッドール氏が以前に起こした『モアナ』に関する同様の著作権訴訟がある。

    その訴訟では、時効が経過しているとして棄却されたが、『モアナ2』の公開を契機に新たな訴訟が可能となったのである。

    前回の訴訟において、裁判所は「両作品が実質的に似ているかどうかは陪審員が判断するべき問題である」とし、ディズニーが『Bucky』の著作物を開発前に見た可能性が排除できないことも認めた。

    ウッドール氏の主張によれば、『モアナ』や『モアナ2』には、『Bucky』の重要な要素が多く反映されているという。たとえば、ポリネシアの文化における「霊的な先祖が動物として現れる」というテーマ、カメとの出会いで始まる冒険、象徴的なネックレス、巨大な釣り針やタトゥーを持つ半神、山に隠された巨大な存在といった要素が挙げられている。

    また、『モアナ2』についても、「古代の島を探す冒険」「呪いを解く使命」など、両作品には顕著な共通点があるとされる。さらに、主人公たちが「危険な海の渦に飲み込まれる」場面が『Bucky』の独自の要素と一致するとしている。

    ウッドール氏は、『モアナ』の総収益の2.5%、または100億ドル相当の損害賠償と、著作権侵害のさらなる継続を禁止する裁判所命令を求めている。

    一方でディズニーは、両作品が似ているという主張を否定している。監督のロン・クレメンツ氏は、「モアナは『Bucky』に触発されたものではなく、訴訟が提起されるまでその存在を知らなかった」と法廷で証言している。

    ディズニーは、映画制作の独自性を示すため、『モアナ』のアイデアや開発に関する資料、ストーリー案、調査記録、旅日記、脚本などの文書を提出している。

    なお、『Bucky』の脚本は全米脚本家協会(WGA)に登録されており、米国著作権局によって著作権保護を受けている。

    22 min
  • 第840回[事例:モーガン・ウォーレン]

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    歌手のモーガン・ウォーレン(31)が、ビル屋上から椅子を投げ落とした4月の事件を受け、飲酒運転教育センターでの1週間の収監が言い渡された。

    ナッシュビルにあるチーフズ・バーで起こったこの事件では、ビルの6階にあるそのルーフトップバーからモーガンが投げた椅子が、路上に立っていた警官の目の前に落下、無謀な危険行為の罪で逮捕されていた。

    罪を認めていたモーガンにはこのほか、2年間の保護観察および350ドル(約5万4000円)の罰金と裁判費用の支払いが課されている。

    事件の後、モーガンはソーシャルメディアで謝罪コメントを発表、責任を取るつもりであると綴っていた。

    23 min
  • 第839回[事例:マイケル・ジャクソン]

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    公開が延期されたマイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael』。

    延期が発表された際、具体的な説明はありませんでしたが、米メディアは新たに、告発者との過去の法的合意の発覚により、重要なシーンに大幅な撮り直しが必要となったためだと報じています。


    アントワーン・フークア監督がメガホンを取り、マイケルの実の甥であるジャファー・ジャクソンが主役を務める『Michael』は、当初は2025年4月に米国で公開される予定でしたが、同年10月に変更されたことが、2024年11月に発表されました。

    その際、具体的な説明はありませんでした。Puck Newsの最近の報道によると、1990年代にマイケルに対して性的虐待を訴えた当時13歳の少年ジョーダン・チャンドラーの家族と交わした法的合意に違反する可能性があるため、同映画の製作者は、この映画の重要な部分を破棄せざるを得なくなったという。

    この合意の契約の中で、マイケルのチームはチャンドラー家をいかなる形でもドラマ化しないことを約束したと報じられています。

    『Michael』の脚本では、マイケルは「金にがめついチャンドラー一家の純真な犠牲者」として描かれており、少年の父親が「息子の告発を利用して元妻とジャクソンのキャリアを“破壊する”と脅迫する」場面も描かれているため、大きな問題となっているという。

    Puck Newsによると、チャンドラー一家との合意の存在は、映画の撮影が完了するまで映画制作者には知らされていなかったという。

    2024年9月にフィナンシャル・タイムズ紙が、マイケルの遺産管理人のジョン・ブランカが、マイケルに対して告発した他の告発者に対して未報告の和解金を支払ったと報じた頃に、同映画のプロデューサーに問題を知らせたと報じられています。

    米ビルボード誌は、マイケルのエステート(遺産管理団体)の代表者にコメントを求めましたが、すぐには回答を得られませんでした。同エステートは映画の再撮影に必要な資金を提供しているとも報じられており、映画制作者は早ければ今週中にも改訂版の脚本と撮影戦略の承認を求める予定だという。

    関係者は10月の公開日について「期待している」と発言していると報じられています。

    23 min

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