
Sign up to save your podcasts
Or
臨床心理学者で京都大学名誉教授の河合隼雄さんから、音楽と人間関係における、目から鱗の気づきを頂きました
"フルートはピアノと違って、一度に一つの音しか出せない。従ってメロディーを吹くだけである。よい気になって吹いていると、先生にここの和音はどうなっていますか、と聞かれることがある。
つまり、メロディーを吹いていても、その下についている和音がどうなって、どう変化していくかがわかっていないと駄目だというのである。"
"そのときに鳴っていない音が大切なのである。しかし、考えてみると、このことは人間関係でも大切ではなかろうか。
人間の口は一つだから、一度にたくさんのことは言えない。例えば、「悲しいです」としか言えない。しかし、これをメロディーと考えると、同じ「悲しいです」の下に、いろいろな和音があり、それによって随分と味が変わるはずであり、そこには言われていない和音を聴くことが非常に大切ではなかろうか。
音のない音に耳を傾ける態度が、他人を深く理解するのには必要であると思われる。"
ここから私は思いました
1、場の和音は何かを感じること
2、場の和音を感じて接すること
3、場の和音を創りながら接すること
1、場の和音は何かを感じること
私の音楽の先生に、アカペラを歌う時に、その時に歌っている音が、和音のどの構成音なのかを感じながら歌うと、全然違うハーモニーとなって聴こえるので、意識した方がいいですよーと、よく言われてましたので、このお話はめちゃくちゃ刺さりました
しかしながら、これがとても難しくて、メロディやアカペラの構成音の一つ一つは、横(時間の流れ)に覚えてしまってるし、その時その時で目まぐるしく自分の音の役割が、ある時は主音、ある時はテンションなどと、目まぐるしく変わるしで
論理的思考では全く追いつかない状況に陥るので、それは練習を重ねて自然に感じるところまでいかないといけないなあと、日々思っているところです。
それが実は人の人間関係でも全く同じではないか、と言うお話には、目から鱗が落ちる思いでした。
今のこの場は、果たしてメジャーな和音がなっている中でのものなのか?マイナーなものなのか?私は上司に相談する際には、必ず秘書に、「今どんな感じ?」と聞いて「上機嫌!」との時にGO!みたいなことを思い出します
人間関係やコミュニケーションの際には、この場がどんな和音なのかを感じ取る、もしくは感じ取ろうとすることが、空気を読め、と言うこととではなく、とても大事なセンシングスキルだよなあと思いました
2、場の和音を感じて接すること
その場の和音が何がなってるのか?その感覚をセンシングすることが慣れてくると、きっととても良い関係性を気づくことができるのかもしれないなあと思いました
アドラーさんが言われる通り、「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と言うことだとすると、今自分が話していること〔メロディ)は、この場では不協和音としてなんか気持ち悪いみたいなセンシングから、感じられることが大切かと思いました
そしてそれが高等になってくると、それはジャズのように、あえてハズした音を奏でることで、よりその場が活性化して、どんどん違う展開を生む、と言うことにも、繋がることが出るんじゃないか?とも思います
いきなり外した音でみんながびっくりだけで終わるのではなく、おっなんだこれは?と思わせたところから、さらなる新たな展開を産める人は、人間関係においてもインプロビゼーション(即興)の名手となれるのではないかと思いました
3、場の和音を創りながら接すること
さらにその先を考えると、その場をどんな和音で行くか?と言うことを、自らがリードしていくと言うことも、大事なのではないかとも思いました
今回の会議のテーマは、めちゃくちゃ重いので、あえて、アップテンポのポップな和音で、場の空気を支配していくみたいなことも、できるようになるといいなあと思いました
私はよくビジネスコンテストや、幹部の前の発表、みたいな緊張はり詰めてテンションバリバリな際に、あえて揉み手からの民謡歌いながら登場みたいなことを、やったりもしてました
そうするとその場の和音は、民謡で踊りたくなるような和音が続けば、みんなリラックスして楽しくやれる、そんなある意味、心理的安全性を作り出す方法にも、実は繋がるのではないかとも思いました
ということで、
やはり音楽は人が活動と密接に結びついてるなあと、改めて思ったとともに
その場の、和音へのセンサーを磨きながら、自らも素敵な和音を奏でながら、素敵なメロディやハーモニーを叶えられるようになりたいなと思いました
一言で言うと
場の和音を操るノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: 河合隼雄の幸福論 著者:河合隼雄 発行所:株式会社PHP研究所 製作日:二〇二三年五月二十六日
臨床心理学者で京都大学名誉教授の河合隼雄さんから、音楽と人間関係における、目から鱗の気づきを頂きました
"フルートはピアノと違って、一度に一つの音しか出せない。従ってメロディーを吹くだけである。よい気になって吹いていると、先生にここの和音はどうなっていますか、と聞かれることがある。
つまり、メロディーを吹いていても、その下についている和音がどうなって、どう変化していくかがわかっていないと駄目だというのである。"
"そのときに鳴っていない音が大切なのである。しかし、考えてみると、このことは人間関係でも大切ではなかろうか。
人間の口は一つだから、一度にたくさんのことは言えない。例えば、「悲しいです」としか言えない。しかし、これをメロディーと考えると、同じ「悲しいです」の下に、いろいろな和音があり、それによって随分と味が変わるはずであり、そこには言われていない和音を聴くことが非常に大切ではなかろうか。
音のない音に耳を傾ける態度が、他人を深く理解するのには必要であると思われる。"
ここから私は思いました
1、場の和音は何かを感じること
2、場の和音を感じて接すること
3、場の和音を創りながら接すること
1、場の和音は何かを感じること
私の音楽の先生に、アカペラを歌う時に、その時に歌っている音が、和音のどの構成音なのかを感じながら歌うと、全然違うハーモニーとなって聴こえるので、意識した方がいいですよーと、よく言われてましたので、このお話はめちゃくちゃ刺さりました
しかしながら、これがとても難しくて、メロディやアカペラの構成音の一つ一つは、横(時間の流れ)に覚えてしまってるし、その時その時で目まぐるしく自分の音の役割が、ある時は主音、ある時はテンションなどと、目まぐるしく変わるしで
論理的思考では全く追いつかない状況に陥るので、それは練習を重ねて自然に感じるところまでいかないといけないなあと、日々思っているところです。
それが実は人の人間関係でも全く同じではないか、と言うお話には、目から鱗が落ちる思いでした。
今のこの場は、果たしてメジャーな和音がなっている中でのものなのか?マイナーなものなのか?私は上司に相談する際には、必ず秘書に、「今どんな感じ?」と聞いて「上機嫌!」との時にGO!みたいなことを思い出します
人間関係やコミュニケーションの際には、この場がどんな和音なのかを感じ取る、もしくは感じ取ろうとすることが、空気を読め、と言うこととではなく、とても大事なセンシングスキルだよなあと思いました
2、場の和音を感じて接すること
その場の和音が何がなってるのか?その感覚をセンシングすることが慣れてくると、きっととても良い関係性を気づくことができるのかもしれないなあと思いました
アドラーさんが言われる通り、「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と言うことだとすると、今自分が話していること〔メロディ)は、この場では不協和音としてなんか気持ち悪いみたいなセンシングから、感じられることが大切かと思いました
そしてそれが高等になってくると、それはジャズのように、あえてハズした音を奏でることで、よりその場が活性化して、どんどん違う展開を生む、と言うことにも、繋がることが出るんじゃないか?とも思います
いきなり外した音でみんながびっくりだけで終わるのではなく、おっなんだこれは?と思わせたところから、さらなる新たな展開を産める人は、人間関係においてもインプロビゼーション(即興)の名手となれるのではないかと思いました
3、場の和音を創りながら接すること
さらにその先を考えると、その場をどんな和音で行くか?と言うことを、自らがリードしていくと言うことも、大事なのではないかとも思いました
今回の会議のテーマは、めちゃくちゃ重いので、あえて、アップテンポのポップな和音で、場の空気を支配していくみたいなことも、できるようになるといいなあと思いました
私はよくビジネスコンテストや、幹部の前の発表、みたいな緊張はり詰めてテンションバリバリな際に、あえて揉み手からの民謡歌いながら登場みたいなことを、やったりもしてました
そうするとその場の和音は、民謡で踊りたくなるような和音が続けば、みんなリラックスして楽しくやれる、そんなある意味、心理的安全性を作り出す方法にも、実は繋がるのではないかとも思いました
ということで、
やはり音楽は人が活動と密接に結びついてるなあと、改めて思ったとともに
その場の、和音へのセンサーを磨きながら、自らも素敵な和音を奏でながら、素敵なメロディやハーモニーを叶えられるようになりたいなと思いました
一言で言うと
場の和音を操るノベーション
そんなことを思いました^ ^
参考:本: 河合隼雄の幸福論 著者:河合隼雄 発行所:株式会社PHP研究所 製作日:二〇二三年五月二十六日
3 Listeners
31 Listeners
0 Listeners
8 Listeners
0 Listeners
1 Listeners
4 Listeners