『おかえりモネ』とZ世代
・現代朝ドラの困難という課題に『おかえりモネ』はどう挑んでいるか?
・第1週の印象、外側の広がりをまず描く。見守る大人、壮大な自然。
・自分の悩みとは関係なく世界は存在している。それを踏まえた上で若い子が「どう生きるべきか?」を本人に考えさせようとしている。
・近過去(201年代)をクロニクル(年代記)として捉え直している。
・95年に生まれた主人公・モネの視点から見た2010年代。
・2014年から始まる意味。
・モネは現在存命だとしたら26歳。Z世代の走りだと言える。
(Z世代の特徴:物欲がない。人の役に立ちたいと考えてる。基本的に真面目、デジタルネイティブ、環境問題に対する意識が高い。というか、高くならざる負えない。優しくて人を傷つけることを極端に恐るあまり、本音を言えないetc)
・日本の場合は多感な時期に震災に直面している。モネだと15歳の時。
・このZ世代の前後の書き手が現在、面白いものを作っている。
(『チェンソーマン』の藤本タツキ、『呪術廻戦』の芥見下々、『夢中さ、きみに。』の和山やま)
・ドラマでは『きれいのくに』の加藤拓也(27歳)がそう。
・印象としては大人から美化されているZ世代と、当事者が考えるZ世代には微妙にズレがあるように思う。そのあたりは『きれいのくに』の方が当事者の葛藤がリアルに出ているように思う。
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成馬零一 twitter.com/nariyamada