今回のゲストは音楽ブログ「ロッキン・ライフ」を運営するかたわら、Webメディアへの寄稿、自らイベントも主催するロッキン・ライフの中の人(@rockkinlife)。以前から出演のオファーもいただいて田中での念願のゲストであり、ともに(実力・規模ともに雲泥の差ではありますが)音楽ブログを運営する者同士として、いろいろな角度から「音楽を書く」ことについて深堀りしました。
トークテーマの入り口として、お互い関西在住の人間として語るに外せないサマソニ大阪から。Post MaloneやThe1975といった世界で活躍する圧倒的な実力の持ち主に圧倒される一方で、ONE OK ROCKのパフォーマンスがよかったにもかかわらず、声出しを煽った問題についてばかり議論される残念な結果にも言及するノベル。話はそこからサマソニ東京ばかり炎上して大阪では炎上しない問題について派生。サマソニでは価値基準の異なる人たちが集まる場所であり、撮影問題を気にするかしないか、人権問題を気にするかしないかが入り混じる空間であることが様々な議論を巻き起こす一つの理由である。大阪に関していえば、オーシャンステージとマウンテンステージでは、オーディエンスの客層が明確に異なるようなラインナップが目立ったとロキ中さんは語る。
その後、ライブレポの書き方、ブログを書くということ、そのモチベーションについて語る両者。海外と日本の比較論に対する距離感。ひとつの炎上や問題に対するリアクション。強い立場と弱い立場。マキシマムザホルモンのサマソニでの言動から考える意見の分断。お互いが意見を聞き入れ考える分断ではなく、いろんな人が交わる文化を残しておきたいと考える。それは自身が主催するイベントも通ずる姿勢にも感じた。
たっぷり長尺の80分越えの白熱した「書く」ということについて。そしてこれからの社会と音楽について、なかなか聞けない話まで聞きごたえのある回になっています!
マキシマムザホルモンのサマソニの言動にハッキリとノーを言います
Dizzy Sunfistが掲げる「夢は死なへん」とはなんだろう