「コロナが明けても安心できない外食大手の経営環境と深刻な課題」 「アフターコロナの外食大手の業績が順調な回復を見せている。しかしその一方で、業界は新たな課題に直面している。2023年度の外食大手の決算を振り返りながら、現在、外食産業が直面している経営環境の変化や今後の成長に向けて求められる施策について考えてみよう。 図表①は2023年12月~2024年3月に決算期末を迎えた、売上高500億円以上の主要上場企業の決算を抽出したものだ。2023年度決算は全社増収増益となっており、前期赤字であった企業も含めて全社が営業黒字となっている。消費環境としては、2024年3月で24カ月連続実質賃金がマイナスという状況にあり、消費者の懐具合は厳しくなることが懸念されていたが、売上はおおむね前年度比1割以上増収を確保しており、まずはひと安心といったところであろう。」