「ディンキネシュは二重小惑星だった! NASA探査機ルーシーのフライバイ探査で判明」 こちらはアメリカ航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機「Lucy(ルーシー)」に搭載されている望遠カメラ「L’LORRI」で撮影された小惑星「Dinkinesh(ディンキネシュ)」の姿です。LucyによるDinkineshのフライバイ探査が行われた日本時間2023年11月2日、小惑星から約430kmの最接近点を探査機が通過した1分後の1時55分に撮影されました。【▲ 小惑星Dinkinesh(ディンキネシュ)とその衛星。アメリカ航空宇宙局(NASA)の小惑星探査機Lucy(ルーシー)の望遠カメラ「L’LORRI」で撮影(Credit: NASA/Goddard/SwRI/Johns Hopkins APL/NOAO)】Dinkineshの右下を見ると“こぶ”のようなものが写っていますが、これはDinkineshを周回する衛星です。Lucyによる今回のフライバイ探査によって、Dinkineshが二重小惑星だったことが初めて明らかになりました。NASAによると、今はまだフライバイ探査を終えたばかりのLucyから送信され始めた画像の予備的な分析が行われている段階ですが、Dinkineshは幅約790m、衛星は幅約220mと推定されています。