もしあなたが動画を作るのであれば何か目的はあるでしょうか。
仕事のためだったり、趣味だったり、SNSのフォロワーを増やしたいとか、自己表現だったり色々とあるかと思います。
今回は主に商業用の動画を作る際に役立つ動画に関する知識をお話ししていきます。
このラジオは動画クリエイター兼講師Action_Pが動画に関するお役立ち情報をゆる〜くお届けします。
と言うことなのですが、今回は私が2年前くらいに読んだビジネスに役立つ教養としての映像 と言う本のメモ書きを参考にしながらお話ししていきたいと思います。
教養とはいえビジネスにも役立つのではないでしょうか。
と言うことでまず一つ目は
・メッセージ性を高めるには、ワンフレーズの決め言葉を考える
です。
動画の中にいろんなメッセージを詰め込みたくなりますが、ワンフレーズにした方がその動画全体が一貫したものになったりわかりやすくなります。
映画の話で行くと、黒澤明の7人の侍、侍が農民を助けるために戦うんですけども最後は侍は死ぬけど農民が笑うという状態。
そこで志村喬さんが「本当に勝ったのは農民たちかもしれない」って言うセリフを言うんですが、この言葉がこの物語を表してますよね。
他に個人的に好きな映画だと、ゴジラ-1.0 の「俺の戦争はまだ終わってない」って言うのも好きですが、ワンフレーズのセリフ、動画だと伝わりやすくするためにキャッチコピーのようなフレーズを考えて見てはいかがでしょうか。
そういえばCMでも、結果にコミットとか、あなたとコンビニ、みたいにワンフレーズが入ってるので好きな企業のワンフレーズあったらコメントで教えてくだーさい。
続いて二つ目、制限を逆に利用する
これは仕方なく行う部分も多いのですが、例えば映画JAWSでは最初はサメのロボットを使って撮影する予定ですが、水の中なので故障しまくりでした。
そこでサメを画面に出さずにデーデンっていう音で表現したり、サメの一人称視点を使ったりと、制限があるからこそできた怖い演出もありますね。
他に木下恵介監督の陸軍という作品だと、当時は戦争の最中なので戦争万歳っていう映画しか上映できなかったんですね。
ところが木下監督は、戦争に行く息子を悲しそうに見つめる母親の表情を映したんですけども、これは別に映画の中で明確に戦争反対とは言ってないんですけども、戦争に行くとやっぱり家族は悲しむよ
っていう反骨精神あふれる演出がありました。
制限とかルールってある意味で参入障壁で、ルールや制限を破る人っていうのはそれだけで斬新なアイデアとか誰にもできない表現というのを作れるのかもしれません。
ということで続いては3つ目です。
緊張と緩和で感情を揺さぶる。
ということでこれはお笑いの世界とかでも言われますよね。
緊張と緩和。
前にちらっと笑いとホラーは似ていると話したんですが、お笑いの場合は緊張させておいて緩和させると笑います。
逆にホラーの場合は緩和させておいて緊張を出すと怖くなります。
エンタメコンテンツを作ると感情のマッサージって言われて、映画とかもちょうどいいところで悲しくなったり、嬉しくなったり、ドキドキしたりと、見ている観客にこんな感情ここで欲しいでしょ? みたいにマッサージ師がちょうどいいマッサージをするようにちょうどいい感情をジグザグに与えてあげると気持ちがいい、面白いと思うようです。
まぁ、アートの世界ではそれはいかがなものか!
と思うかもしれませんが、今回はビジネスに役立つということで、やはり緩急をつけて見ている人の感情を揺さぶってあげることで動画を見てもらえたりするようです。
よく映像ではコントラストが重要と言われて、色だったり前のカットと次のカットの対比だったりが重要といいますが、同様に構成にもコントラスト、緩急をつけて見てはいかがでしょーか。
ということで続いて4つ目。
ヒットする映画には不良の要素がある。
これは東映の元社長の岡田茂氏の言葉だそうで、ヒットする映画は一般には受け入れられないエッセンスを盛り込むことが重要だと言います。
これはSNSでバズる動画とかアニメも同じ気がしますね。
例えばアニメだと、鬼滅の刃とか進撃の巨人はよくよくフラットに考えてみると子供向けにしてはグロテスクでこれまでのヒット作しか知らないと「こんなの大多数向けじゃないよ」と言われそうですよね。
SNSでバズる動画とかも、こういうのがヒットするんじゃないのかな? という綺麗な動画よりも、ツッコミどころが多い動画とか、大多数の反感とかを呼ぶものとかも再生されますよね。
これを不良性とか言ってますけども、どこか自分の心に抑制しているタブーとか本音の欲求みたいなものを入れ込んでみると良いかもしれませんね。
ちなみにこの岡田茂社長は「大当たりする映画を作るには19歳以下の観客が映画館に押しかけるような映画を作らなくてはならない」と言ってますが、確かに鬼滅、子供達に人気ですよね。
続いて教養にもなりそうな知識5つ目。
フレームサイズと心理的な距離感。
ということで次は映像のカットの長さだったり距離感ですね。
人間は映像を見た時に理解するまでに少し時間があります。
なのでぱっと見で理解できるクローズアップショットは少しの間写すだけでも大丈夫です。
例えば誰かの口だけアップとか、顔だけ映すとかって時はあまり情報量がないので切り替えが早くても大丈夫です。
一方で情報量が多いもの。
例えばごちゃごちゃした街中で主人公がどこにいるのかわからないカットとかは少し長めに映しておかないと見ている人は処理できませんね。
大体こういった引きの情報量が多いショットはシチュエーションショットとかエスタブリッシングショットと言って状況を説明するために使われます。
実はこの状況を説明するショットが長すぎても退屈なので、上手な人は短く状況を伝えつつ今状況を説明しているというのが自然すぎて気づかない映像だったりします。
バラエティ番組とかYouTube動画だと状況説明として動画の最初にアバンとかハイライトをダイジェストで見せてから本編に入りますが、状況がわかると視聴者としては想像がつきやすくなりますね。
あと、距離感なのですが、人間にはパーソナルスペースがあるので、カメラを近づけて撮影した場合は本能的にその映像に迫力が増すことになります。
あとその人の感情を伝えるためにどんどんカメラは近づけることが効果的になりますね。
ということでその部分にも関係しますが、最後は動画を作る人向けの話ですが、考えて撮って考えて出す ということです。
まあ、考えてやってますって人はいいのですが、意外とこの人を取ればいいからそのまま撮ってしまおうすぐに撮ったりしますよね。
それだと少し勿体無いかもしれません。
小津安二郎監督は「映画は動く絵画」という言葉を言っていたのですが、絵画の場合はどこに何を配置したら視線を誘導できるかなどを考えますよね。
映像の場合はですね、人間は明るいところに先に目が行くようになっているので、明るさで視線の動きをコントロールするだけでも割と印象が大きく変わります。
これは私も理解できたのは割と最近なのですが、やっぱり構図とか光、色、明るさなんかでどこをみるべきかを示してあげるのは大切だなと思ったりしました。
あとは考えて出す ということですけども例えばYouTubeに動画を出すにしても、そのYouTubeの目的は企業のホームページみたいにコンテンツ置き場として使うのか、あるいは広報・宣伝として使うために出すのか、もしくは同じ趣味の人同士で繋がるのか、その辺の目的などがしっかりすると制作する時に悩んだりすることも減るのかもしれまーせん。
ということで是非とも今一度考えて見てはいかがでしょうか。
またその他の内容を知りたい人は本とかを読んでみるといいかと思います。
今回話したことは私のメモ書きを元にしてるので適当に参考になりそうなところだけ参考にしていただければと思います。
ということで今回は以上です。
是非ともあなたが大切にしてる考えや、これは役に立つ考え方だったなというものがあればコメントなどで教えてくだーさい。
それではここまで聞いてくださり本当にありがとうございます。
ということで日日是好日、また次回もお楽しみに。