OpenAIが、スマホ向けカメラソフトのスタートアップ「Glass Imaging」を3億ドル超で買収したと報じられました。ニュースの見出しだけ見ると地味ですが、中身を追いかけると、次に来るAIデバイスの形がうっすら見えてきます。
Glass Imagingの技術は、センサーが受け取った生のデータをAIが一気に処理する「ニューラル画像処理」。レンズ一本ごとのクセを実測して専用AIを作り込むため、画素が小さいカメラほど効果が出ます。画素サイズが小さくなるほど解像度指標が5割以上改善したというデータもあり、すでにHonorの2億画素スマホのズーム機能として製品に載っています。
ポイントは、これが「AIが勝手にディテールを描き足す」技術ではないこと。捨てられていた情報を拾い直す方向の技術です。
そしてOpenAIは、Jony Iveの会社を65億ドルで買収し、画面なしスピーカーを開発中と報じられている真っ最中。話しかけるAIから、こちらを見てくるAIへ。その移行に必要な「目」を、静かに確保しにいった買収なのかもしれません。