脆弱性が見つかってから悪用されるまでの時間が、2020年の平均1.3年から、2026年には1.6日へ。攻撃者がAIを使い始めたことで、防御側の「人間のスピード」が完全に置いていかれつつあります。
今回は、Google Cloud Next Tokyoで発表された「Google AI Threat Defense」を取り上げます。あえて自社システムに攻撃を仕掛けて"本当に危ない穴"だけを炙り出すレッドエージェント、コード修正までの応急処置を提案するグリーンエージェント、そして修正コードを自分で書いて検証まで行うCodeMender。防御を機械の速度に引き上げる仕組みを、専門用語なしで解説します。
そして本題は、その先。約半数の企業が「セキュリティのAI自動化は受け入れられない」と答えるなか、AIにどこまで任せるのか。速さの競争の裏で問われている"信頼の設計"について話しています。