「ESAのユークリッド宇宙望遠鏡が試運転段階へ 試験的に撮影された画像公開」 こちらは欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡「ユークリッド(Euclid)」で試験的に取得された画像です。一辺の長さは満月の見かけの直径の約4分の1に相当します。視野を埋め尽くす無数の星々や、右下に写っている渦巻銀河の形態などが詳細に捉えられています。【▲ ユークリッド宇宙望遠鏡の可視光観測装置(VIS)で試験的に取得された画像。合計36個の検出器のうち1つで取得されたもの(Credit: ESA/Euclid/Euclid Consortium/NASA)】日本時間2023年7月2日に打ち上げられたばかりのユークリッドは、通常の物質に対して重力を介してのみ影響を及ぼすとされる暗黒物質(ダークマター)や、宇宙の加速膨張をもたらしていると考えられている暗黒エネルギー(ダークエネルギー)の謎に迫ることを目的に開発された宇宙望遠鏡です。