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翻訳された海外の短編小説を毎回1編読んで、関西のおっちゃん2人がやいのやいのしゃべるポッドキャストです。話題の新作から古典的名作、怪作・珍作までいろいろ味見していきます。次に読む本選びのきっかけに、外国文学についてのトリビアの仕入れにご活用ください。毎週水曜20時に更新します。 【パーソナリティ】大東和重(おおひがし・かずしげ) 比較文学者(日中比較文学)。兵庫県出身。好きな小説はバル... more
FAQs about 翻訳文学試食会:How many episodes does 翻訳文学試食会 have?The podcast currently has 155 episodes available.
November 13, 2024#101 オーシャン・ヴオン「地上で僕らはつかの間きらめく」〜作家のサステナビリティについて【この作品が入っている本】『地上で僕らはつかの間きらめく』(木原善彦訳、新潮社、2021年) 【作家のプロフィール】1988年、ベトナム・ホーチミン市生まれ。幼少時に母や祖母とともにアメリカに移住。ニューヨーク市立大学ブルックリン校にて、詩人で小説家のベン・ラーナーのもとで学ぶ。2021年8月現在はマサチューセッツ大学アマースト校で創作を教えている。詩作では早くから高く評価され、T.S.エリオット賞を受賞。「天才奨学金」と呼ばれるマッカーサー・フェローシップにも選ばれている。詩集にBurnings(2010)、Night Sky with Exit Wounds(2016)など。小説では『地上で僕らはつかの間きらめく』がデビュー作。(本書の著者略歴より) 【今回のトピック】 米大統領選/アジア系アメリカ文学/麻生享志『リトルサイゴン』/ベトナム戦争/人生の物語化/イーユン・リー/職業作家/象徴/手紙という形式/キム・チュイ/内容と形式/先祖の供養/多様性 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。 https://docs.google.com/forms/d/1ihGEF7sDk-MWm9ERQ1pV8UXsi00hcC95-lega19MTOY/viewform?edit_requested=true メールでも受け付けています。 honyaku.shishoku【あっとまーく】gmail.com...more1h 4minPlay
November 06, 2024#100 カズオ・イシグロ「夕餉」〜フェイク・ジャパンと秋の蟬【この作品が入っている本】『集英社ギャラリー 世界の文学(5)』(「夕餉」は出淵博訳、集英社、1990年) 【作家のプロフィール】1954年長崎生まれ。60年に渡英。イースト・アングリア大学卒。89年に『日の名残り』でブッカー賞。2017年にノーベル文学賞。 【今回のトピック】 ハン・ガン/ノーベル文学賞/ふぐ/日本とアメリカ/オリエンタリズム/ゴシック小説/要素の編集/クリエイティブライティング/戦争/荘中孝之「カズオ・イシグロ」/秋の蟬/夏に鍋を食べる 日本比較文学会 第60回関西大会プログラム https://hibunkansai.blogspot.com/2024/10/60.html?m=1 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。 https://docs.google.com/forms/d/1ihGEF7sDk-MWm9ERQ1pV8UXsi00hcC95-lega19MTOY/viewform?edit_requested=true メールでも受け付けています。 honyaku.shishoku【あっとまーく】gmail.com...more1h 11minPlay
October 30, 2024#99 ヤロスラフ・ヴァイス「片肘だけの六ヶ月」〜レノン・近代法・オリエンタリズム【この作品が入っている本】『チェコSF短編小説集2』(平野清美訳、平凡社ライブラリー、2023年) 【作家のプロフィール】 1946-。SF作家。ジャーナリスト。アレクサンドル・クラメルとの共作『第三惑星のための実験』『パンドラの箱』が人気を把握した。長年、上院議長の顧問を務める。SFジャンルの普及に努め、ファンダム設立に貢献したほか、英語圏の作品の翻訳も手がけている。『チェコSF短編集』に「オオカミ男」が収録されている。(本書の著者略歴より) 【今回のトピック】 ハッド刑/ハンムラビ法典/ジョン・レノン/共産圏/SFと社会批判/平和の名の下の戦争/「オオカミ男」 /近代法と心情/オリエンタリズム/アニメ 【お知らせ】日本比較文学会 第60回関西大会プログラムhttps://hibunkansai.blogspot.com/2024/10/60.html?m=1 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。 https://docs.google.com/forms/d/1ihGEF7sDk-MWm9ERQ1pV8UXsi00hcC95-lega19MTOY/viewform?edit_requested=true メールでも受け付けています。 honyaku.shishoku【あっとまーく】gmail.com...more1h 5minPlay
October 23, 2024#98 キム・チュイ「満ち足りた人生」〜恋は人をアホにするこの作品が入っている本】『満ち足りた人生』(関未玲訳、彩流社、2023年) 【作家のプロフィール】ベトナム系カナダ人作家。1968年、ベトナムのサイゴン(現ホーチミン市)に生まれる。10歳でカナダに移民。モントリオール大学で学んだ後、裁縫師、通訳、弁護士、レストラン経営者などを経て、作家に。現在はモントリオールに在住し、執筆活動に専念している。2018年、自伝的小説である『小川』で「ニュー・アカデミー文学賞」にノミネートされる。(本書の著者略歴を編集) 【今回のトピック】 村上春樹/ニュー・アカデミー賞/三國清三/マルグリット・デュラス/姦通小説/フランス語で書く/加齢と愚かさ/ベトナム人と日本人/司馬遼太郎『人間の集団について』/義兄弟/キエウ伝/チュノム/悪/料理/ビンロウ/断章形式 【お知らせ】 日本比較文学会 第60回関西大会プログラム https://hibunkansai.blogspot.com/2024/10/60.html?m=1 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。 https://docs.google.com/forms/d/1ihGEF7sDk-MWm9ERQ1pV8UXsi00hcC95-lega19MTOY/viewform?edit_requested=true メールでも受け付けています。 honyaku.shishoku【あっとまーく】gmail.com...more1h 5minPlay
October 16, 2024#97 金薫「火葬」〜内心の自由という話【この作品が入っている本】『火葬』(金薫訳、クオン、2023年) 【作家のプロフィール】1948年ソウル生まれ。長編小説『狐将』、『月の向こうに走る馬』、『ハルピン』、小説集『そこにひとりで』、散文集『鉛筆で書く』などがある。(本書の著者略歴より) 【今回のトピック】 李箱文学賞/延世大学/蓮池薫/兵役/犬の安楽死/大江健三郎『個人的な体験』/劣情か思慕か/高橋和巳『悲の器』/芥川賞/フロベール/小出楢重 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。 https://docs.google.com/forms/d/1ihGEF7sDk-MWm9ERQ1pV8UXsi00hcC95-lega19MTOY/viewform?edit_requested=true メールでも受け付けています。 honyaku.shishoku【あっとまーく】gmail.com...more1h 1minPlay
October 09, 2024#96 エリナー・ファージョン「ムギと王さま」〜子供は子供の本を喜ぶか【この作品が入っている本】『ムギと王さま:本の小べや1』(石井桃子訳、岩波少年文庫、2001年) 【作家のプロフィール】 1881〜1965。イギリスの詩人・作家。父は流行作家、母はアメリカの有名な俳優の娘だった。芸術的な雰囲気にみちた家庭で本に埋もれて育ち、正規の教育は受けなかった。『りんご畑のマーティン・ピピン』で作家としての地位を確立。D.H.ロレンス、デ・ラ・メアなどと交流を深め、みずみずしい感性と想像力で美しい物語や詩を紡ぎだした。「本の小べや」と名づけた自選短編集で、カーネギー賞と第1回国際アンデル選手を受賞。(本書の著者略歴より) 【今回のトピック】 石井桃子/詩/児童文学の類型/吉村作治/シュリーマン/「一粒の麦もし死なずば」/物語の論理/風景/太宰治/岩波書店/教育学/パッケージ/創作と編集 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。 https://docs.google.com/forms/d/1ihGEF7sDk-MWm9ERQ1pV8UXsi00hcC95-lega19MTOY/viewform?edit_requested=true メールでも受け付けています。 honyaku.shishoku【あっとまーく】gmail.com...more1h 3minPlay
October 02, 2024#95 ケン・リュウ「文字占い師」〜コンテンツvs.母の手紙【この作品が入っている本】『紙の動物園』(古沢嘉通訳、早川書房、2015年) 【作家のプロフィール】1976年中華人民共和国甘粛省生まれ。弁護士、プログラマーとしての顔も持つ。2002年、短篇 “Carthaginian Rose” でデビュー。その後も精力的に短篇を発表し、この4月には初となる長篇 The Grace of Kings も刊行された。また、創作以外に、中国SFの英訳紹介もおこなっている。(本書の著者略歴より) 【今回のトピック】 中国SF/白川静/二・二八事件/映画「非情城市」/白色テロ/映画「流麻溝十五号」/中国とアメリカ/文化大革命/パク・ソルメ/イーユン・リー/コンテンツ ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。 https://docs.google.com/forms/d/1ihGEF7sDk-MWm9ERQ1pV8UXsi00hcC95-lega19MTOY/viewform?edit_requested=true メールでも受け付けています。 honyaku.shishoku【あっとまーく】gmail.com...more1h 5minPlay
September 25, 2024#94 アナトール・フランス「ユダヤの太守」〜職業生活の終わりに向かって【この作品が入っている本】『百年文庫57 城』(「ユダヤの太守」は内藤濯訳、ポプラ社、2010年) 【作家のプロフィール】 フランスの作家、評論家。パリ生まれ。1881年の出世作『シルヴェストル・ボナールの罪』以降、『タイス』『赤い百合』『現代史』『神々は渇く』など、次々と名作を発表。その文章は最も完璧なフランス語といわれ、1904年に死去した際には国葬が執り行われた。(本書の著者略歴を編集) 【今回のトピック】 ドレフュス事件/篠沢秀夫/フロベール「ヘロデア」/中間管理職/丸谷才一『文学のレッスン』/反ユダヤ主義/キリスト/ブルシット・ジョブ/本歌取り(ハイジャック)/芥川龍之介/太宰治「駈込み訴え」/鈴木力衛/iPhone/真率さ/アナトール・フランス『わが友の書(Le Livre de Mon Ami)』/保苅瑞穂/プルースト ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。 https://docs.google.com/forms/d/1ihGEF7sDk-MWm9ERQ1pV8UXsi00hcC95-lega19MTOY/viewform?edit_requested=true メールでも受け付けています。 honyaku.shishoku【あっとまーく】gmail.com...more1h 6minPlay
September 18, 2024#93 カレル・チャペック「二度のキスのあいだに」〜兵庫県知事を語るなど【この作品が入っている本】『カレル・チャペック短編集』(田才益夫訳、青土社、2007年) 【作家のプロフィール】 1890〜1937。チェコの小説家、劇作家。随筆、コラムなども多い。現代社会への批判をSF的手法で描く。ロボットという語を考案した。また、童話も多い。代表作、戯曲「R.U.R」、小説「山椒魚戦争」、童話「長い、長いお医者さんの話」など。(「精選版 日本国語辞典」より) 【今回のトピック】 壊れた人間/知恵の探究/作品を群で読むということ/『論語』/ネガティブ・ケイパビリティ/無関心が怪物を生む/チェコの人生論的文学の伝統 ▼リスナーのみなさんからのメールをお待ちしています。ご意見、ご感想、雑談ネタ、そしてもちろん試食会で取り上げてほしい作品のご提案は大歓迎です。 https://docs.google.com/forms/d/1ihGEF7sDk-MWm9ERQ1pV8UXsi00hcC95-lega19MTOY/viewform?edit_requested=true メールでも受け付けています。 honyaku.shishoku【あっとまーく】gmail.com...more56minPlay
September 11, 2024【番外編】私の好きな3冊の話(後編)パーソナリティが好きな小説をご紹介します。前編は干場さんご愛読の3冊。 (1)デイヴィッド・ベニオフ『卵をめぐる祖父の戦争』(田口俊樹訳、早川書房、2010年) (2)トレヴェニアン『ワイオミングの惨劇』(雨沢泰訳、新潮文庫、2004年) (3)スティーヴン・キング『クージョ』(永井淳訳、新潮文庫、1983年)...more1h 32minPlay
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