ラスベガスの「Sphere(スフィア)」16K空間体験記~顧客が本当に必要だったもの~。ラスベガス・ストリップの東側、ヴェネチアン・リゾートの裏手に、突如として現れる巨大な球体。高さ112メートル、直径157メートル。これが今世界中の観光客を吸い寄せている 「Sphere(スフィア)」だ。外側は地球儀にも月にも変わる巨大LEDボール、内側は16K解像度のドーム型スクリーンと振動する座席で、観客を物語の中に放り込む装置で、この記事ではスフィアそのものの概要・歴史・人気・入場の流れを整理した上で当時上映された「オズの魔法使い(The Wizard of Oz at Sphere)」の体験を紹介したい。 スフィアは、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンを運営してきたSphere Entertainment社がラスベガスのヴェネチアン・リゾート東隣に建設した「球体型の体験施設」である。外観・内観のどちらも世界最大級のLEDディスプレイで覆われており、コンサート、映画上映、スポーツ中継、企業イベントなど、あらゆるエンタメ用途に転用できる。「映画館」でも「ライブハウス」でも「テーマパーク」でもなく、そのどれでもあると言うフレーズこそがスフィアの正体だそうだ。