「習近平政権の巨大な誤算と過信が招く中国経済の衰退劇と自由を失った国民の絶望的な未来」 「かつて世界経済の強力な牽引役として目覚ましい成長を続けてきた中国経済が、今や深刻な低迷の底に沈み込んでいる。本来であれば、この国が持つ基礎的な経済体力や潜在的な成長力から見れば、年率で6パーセント近い成長を維持できる実力が十分にあるはずである。それにもかかわらず、現実には5パーセントの成長維持すら危うい状況に陥っている。この大きな落差はいったいどこから生じているのだろうか。その最大の原因は、国家の舵取りを担う指導部による政策ミスの連鎖と、それらを修正できない政治体制そのものにあると言わざるを得ない。習近平政権が発足してから13年という年月が経過した。この間、中国の国内メディアやインターネット上の言論空間、さらにはシンクタンクなどの研究機関から、健全な政策論争の姿が完全に姿を消してしまった。何が正しい政策であり、何が間違っているのかを自由に議論する場が失われたのである。政策決定者が最も聞きたがるのは、自国の経済がいかに順調であるかという心地よい報告ばかりである。政策担当者や大学の経済学者たちは、政権の意向を過剰に気にするようになり、中国経済の明るい将来だけを称賛するお世辞のようなコメントしか口にしなくなった。このような事態が、政策の失敗を積み重ねさせる大きな背景となっている。かつての中国経済を振り返ると、成長の軌道に乗っていた時代には明確な理由があった。国内の経済活動を少しずつ自由に開放すると同時に、海外の国々から貴重な経験や教訓を素直に学ぶ姿勢が存在していたのである。1978年に鄧小平が日本を訪問した際、新幹線や当時の松下電器産業の工場を視察し、謙虚な気持ちで日本の発展から学ぼうとした態度はその象徴と言える。また、1990年代後半に強腕で知られた朱鎔基首相の時代にも、海外の優れた経済学者や専門家を北京に招き、国営企業の改革や金融システムの構築、株式市場の整備などについて真摯にアドバイスを求めていた。