「JAXA、“30形態”の「H3」ロケット1段目実機型タンクステージ燃焼試験をいよいよ実施へ」 JAXA=宇宙航空研究開発機構は2025年7月22日、「H3」ロケット6号機の燃焼試験に関する記者説明会を開催しました。H3ロケット6号機は、1段目のエンジン「LE-9」を2基から3基へ増やす代わりに、固体燃料ロケットブースター「SRB-3」を1基も搭載しない形態「H3-30S」(30形態)の試験機という位置付けです。30形態はH3の各形態のなかでも打ち上げコストが最も低いとされていて、衛星をより安価に軌道へ投入できるようになると期待されています。この形態は今まで飛行していないことから、1段目の実機型タンクステージを用いた燃焼試験「CFT(Captive Firing Test)」が種子島宇宙センターで行われることになっています。30形態やCFTについて、詳しくは2025年5月8日公開の関連記事をご参照下さい。