「将来の宇宙ステーションは膨らませて作る? 米企業が開発中の膨張式モジュール「LIFE」」 こちらはアメリカ・アラバマ州のアメリカ航空宇宙局(NASA)マーシャル宇宙飛行センターで撮影されたテストの様子。アメリカの民間企業Sierra Space(シエラ・スペース)が開発を進めている宇宙ステーション用モジュール「LIFE(Large Integrated Flexible Environment)」の実物大テストユニットがストレステストで破裂した瞬間を捉えています。LIFEは膨張式の構造を採用したモジュールで、標準的なロケットのフェアリングに搭載できるコンパクトなサイズで打ち上げられた後、宇宙空間で膨張させることで内部空間を利用できるようになります。Sierra Spaceの2024年1月22日付プレスリリースによると、このストレステストでは破裂前にNASAの推奨レベル(※)を27%上回る77psiに到達したということです。※…最大動作圧力15.2psiに安全係数4を掛けた60.8psi。