Sign up to save your podcastsEmail addressPasswordRegisterOrContinue with GoogleAlready have an account? Log in here.
December 02, 20202020-12-02 No.3908「窓の隙間」窓の隙間から見えそうで見えない人の姿少し離れたところから真冬の服にくるまったままいつまでも観察を続けている随分長い時間が流れた後ようやく窓の隙間が開かれるその時が来る思っていた人とは違ういるはずではない人のそこにいる0 minPlay
December 01, 20202020-12-01 No.3907「ただひとつ」ただひとつかけがえのないものをたったひとつ余計な言葉が壊してしまう修復の術は見当たらない残された断片をつなぎ合わせぼやけて見える記憶を辿ってゆく見慣れない丘の上真白な旗を掲げて集まるはずの仲間たちを待っている知らない人が現れ友達だと名乗り始める0 minPlay
November 30, 20202020-11-30 No.3906「水槽に浮かぶ」水槽に浮かぶ小さな箱からはみ出している気づくべきではないもの仕方なく手繰り寄せて恐る恐る目を近づける水槽の中で生まれて小さな箱に隠れていた七つの言葉を操っていつの間に頭の中に入り込む0 minPlay
November 29, 20202020-11-29 No.3905「瓶の振り上げ」瓶の振り上げ誰もいないところで止められない好奇心咎められたとしてもその姿が見えなくなったらわざと大きく聞こえるように瓶の振り上げ地面に叩きつける0 minPlay
November 28, 20202020-11-28 No.3904「まちがい予報」まちがい予報何が違うなにも違っていないはず立ち入り禁止の看板を倒して端から端まで虹色に塗りつぶすこうなることはわかっていた似たような道を辿ってゆくその先にあるもの言われるほどに悪くはない0 minPlay
November 27, 20202020-11-27 No.3903「うその友達」うその友達が増え続ける気がつくと部屋いっぱいにあふれていて好き勝手に喚いている聞きたくない言葉同士が引きつけあって離そうとしても離れないうその友達は消えない仲間はもう増やしたくないのにその輪の中心から逃げたくても逃げられない0 minPlay
November 26, 20202020-11-26 No.3902「最高の壁」最高の壁が黄色い傘の合間に見え隠れ積み上げては壊すを繰り返しその結果が灰色の空に浮かんでいる時間が経つにつれ動かすことは難しくなる目に見えないぬかるみに足を取られ歴史の隙間に迷い込んでしまう0 minPlay
November 25, 20202020-11-25 No.3901「望まれない祭」望まれない祭をしよう余計な混乱を招くとしても望まれない祭をしようそれで誰かが救われるなら関係のないところで必要のない傷を負ってしまったり言いたいことが伝えられない病になったら0 minPlay
November 24, 20202020-11-24 No.3900「空のすっぽかし」空のすっぽかしそんなつもりはなく悪気もなく流してしまう昨日までとは何も変わらず今日のことはなかったことになるほったらかしの出まかせの庭に見たこともないような花の咲く0 minPlay
November 23, 20202020-11-23 No.3899「追われるまま」追われるまま作れるものを気付けることを投げたりしない壁に描かれた扉を開いたり今やる必要のないことでも側から見えるのとはまるで違う勝手な事が乱暴に投げつけられ追われるまま0 minPlay