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November 03, 20202020-11-03 No.3879「式の帰り」式の帰りつながった家族の集まり空は晴れ渡り穏やかな陽の光をそれぞれの服が吸収しているその様子を見下ろしながら安らかな気持ちで僕は明日に向かってゆく一足先に進むからこれは知らない誰かに持っていて欲しい0 minPlay
November 02, 20202020-11-02 No.3878「寂しい祭り」寂しい祭り想像以上の賑わい来るはずの人々も殆ど集まっている歓声と笑顔が溢れそこら中に広がっている目の前の舞台はまるで違う時間を過ぎても観客の現れない積み重ねたことを始められない寂しい祭りの時計は動きそうにない0 minPlay
November 01, 20202020-11-01 No.3877「破る人」破る人無意識に悪気もなく気が付かないままに壊してしまっている破る人鏡に映るいびつな形の理由など考えたりしないいつかどこかで誰かがきっと最後の機会を与えてくれるつなぎあわせの機会を与えてくれる0 minPlay
October 31, 20202020-10-31 No.3876「とぼとぼの帰り」とぼとぼの帰り荷物を抱えて寄り道の途中目の前に現れたとぼとぼの姿通じない言葉を交わしたあと満ち足りた表情のまま振り返って遠い家路を急ぐまっすぐに向かっているつもりなのに近付くどころかますます遠ざかる知らない街でとぼとぼの帰り0 minPlay
October 30, 20202020-10-30 No.3875「終わりの判断」終わりの判断を間違えてしまうとすべてが台無しになる強固に積み重ねてきたはずのものもあっさりと崩れ落ちてしまう終わりの判断の終わり何の意味もなかったかのように思い込まされるそれだけではないはずなのに意味がないはずなどないのに思い込まされる0 minPlay
October 29, 20202020-10-29 No.3874「忘れた日」忘れた日の約束が並んでいる今さらどうにもならない形をしているくたびれ果てた表情の側で離れないでいる傘を忘れてしまってびしょ濡れになるいつまでも待ちぼうけのまま朝が来る気配のない忘れた日に終わりはないせめて雨だけは止んで欲しい0 minPlay
October 28, 20202020-10-28 No.3873「諦めの誘導」諦めの誘導どこにでもある光景あちこちからやってくる見えない力が働いて出来るはずのことをできなくするそれに抗う力も殆どなくなっていてまたひとつ終わってまた始まる0 minPlay
October 27, 20202020-10-27 No.3872「不眠の季節」不眠の季節がやってきた心配ごとは何もないはずなのに正体不明のもやもやとした塊が横たわり続けるのを難しくする時計の音が身体中に貼り付いたまま潜り込んで掻きむしりを繰り返す0 minPlay
October 26, 20202020-10-26 No.3871「手紙のあいさつ」手紙のあいさつ一方的に届けられるいない時に狙いすましたように拒絶する機会も気力もない気にかけて欲しいというもうすぐいなくなるからという最後の手紙と書かれたものが繰り返し何度も届けられる丁寧な語り口で自分の矛盾をごまかしている0 minPlay
October 25, 20202020-10-25 No.3870「縮む時間」縮む時間できることがなくなる前に縮む時間家に帰って早めに準備しようと思う木の生い茂る長い坂道突然空の色が失われ縮む時間の始まり足早に通り過ぎようとしてもいつの間にか連れ戻されている0 minPlay