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June 28, 20192019-06-28 No.3385「魚の溺れ」魚の溺れ自分では気づかない魚の溺れ自分では気づかないいつの間にこうなってしまったのか思い当たることは何もない言葉に置き換える度に中心から離れてしまって説明と言い訳が上手くなってやり遂げたような気になって少しの疑いも持たないままやがて魚は溺れてしまう0 minPlay
June 27, 20192019-06-27 No.3384「削れた舌」削れた舌曲がるところで曲がり損ねて抱えた違和感をごまかしながら闇雲に日々を消費するわずかな間違いを積み重ねるうちに少しずつ削れてしまって元どおりに戻らなくなる0 minPlay
June 26, 20192019-06-26 No.3383「電線の間の星」電線の間の星を見つけてしまう気がつくと遠くまで追いかけていたどうしようもない時は少し寄り道して灰色の壁をよじ登って高いところへ向こうには見えているはずなのにこちらからはよく分からない0 minPlay
June 25, 20192019-06-25 No.3382「落ちる水」落ちる水の増えてゆく間隔が短くなって少しずつ塊も大きくなるこれから起こることを予測しながら何度も指先をずらしている呼びかけに応えが返る様子もなくやがて待つことも出来なくなってしまう落ちる水のうわべを掬う0 minPlay
June 24, 20192019-06-24 No.3381「川沿いの雨降り道」川沿いの雨降り道煙のような雨の向こう側に誘われて全体的に色味がかった建物に入る輪郭のあいまいな壁を伝って奥深いところまで進む見たことのある顔の並んでいるその表情を読み取ることのできない0 minPlay
June 23, 20192019-06-23 No.3380「王様の庭」王様の庭と書かれてある看板の後ろをすり抜けて入ってはいけないらしい壁を乗り越えて見返りを求めるための材料を集め始める程なく人が近づいて後ろから突き飛ばされる0 minPlay
June 22, 20192019-06-22 No.3379「まわり道行き止まり」まわり道行き止まり人がいなくても回っているまわり道行き止まり赤い光の玉が指し示す進むべき方向はどちらにも解釈できる知りたがっている答えをその通りに示すことなくまわり道行き止まり0 minPlay
June 21, 20192019-06-21 No.3378「足止めの歩道橋」足止めの歩道橋上からの見晴らし覆い隠してきたものが無くなって見たことのない風景が現れるあるはずのものがない状態それが続く限られた時間に0 minPlay
June 20, 20192019-06-20 No.3377「重なっている間」重なっている間も時間は動いている足首を掴んで引き止めようとしても思うようになるはずもない暗い所を手探りしながら境界線を辿ってゆく曖昧になった境目をゆく時間が止まってしまう前にまだできることがあるうちに重なっている間に0 minPlay
June 19, 20192019-06-19 No.3376「夢の言い訳」夢の言い訳回転扉の側で夢の言い訳聞かれてもいないことを勿体ぶって話し始める興味もなく意味もないこわれものの箱の中放り投げて見なかったことにする囚われてそこから動けなくなるその度に繰り返す夢の言い訳0 minPlay