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September 18, 20172017-09-18 No.2737「降っては止んで」降っては止んでまた降ってその度に風が強くなって不安を感じるくらいになると黒い群れがひとつの塊になる急に扉が開いて大勢押しかけてくる話を聞く暇もなく取り囲まれて巻き込まれる逃げ道になる隙間もない風がおさまって雨が止むまで0 minPlay
September 17, 20172017-09-17 No.2736「斜めに降りてくる」斜めに降りてくるたまには時間を忘れて雨の匂いに浸ったまま吹き込んできても閉めることはない気にすることがなくなってまっすぐに見ることもなくなった斜めに降りるつもりで足を踏み外すと外野からあれこれと 尖った言葉が飛んでくる0 minPlay
September 16, 20172017-09-16 No.2735「期待を超える」期待を超える限られた時間の中でまたひとつ上へと昇ってゆく何度もそれを繰り返すうちに空の余白は少しずつ無くなって僅かな空気もほとんど使い果たして十分に息継ぎすることもできないそれでもどうにかして期待を越えようとする期待を超える0 minPlay
September 15, 20172017-09-15 No.2734「持っているもの」持っているもの望んだものではないとしても違いを見分けることができれば向き合っていくべきだと分かるそれらを全部無くしてしまうとようやく言われた意味に気づく無くなった後には何もない0 minPlay
September 14, 20172017-09-14 No.2733「隠れた家」隠れた家約束したはずのことを誰も把握していない周りを疑ってひとしきりなじったあとで記録を読み返してみるとまるで覚えのない別の約束だけが記されていて慌てて取り繕って目も当てられない0 minPlay
September 13, 20172017-09-13 No.2732「網の隙間」網の隙間思い出そうとしても輪郭さえ曖昧で肝心な言葉は分からないまま通い合った道で見かけた変わらずそこにある建物の古びた軒先の下で会えるはずのない人のことを想う0 minPlay
September 12, 20172017-09-12 No.2731「止まるところではない」止まるところではない前触れもなく止まってしまって招かれざる客たち が乗り込んでくる一番後ろに座り込んで他愛もない話を大声で繰り返すいつまでも収まる様子のない良くない空気が少しずつ張り詰める限界が近づいている誰かが立ち上がってしまうともう止まるところではない0 minPlay
September 11, 20172017-09-11 No.2730「屋根の上」屋根の上には涼しい風が吹く高い建物に囲まれても少しだけ見晴らしの良い陽が沈んだあとに暗闇が訪れる空気を切る音がしてしばらく動けないでいると上から白い乗り物がふわりと降りてきて柔らかな光に包まれて境界線がぼんやりになって空の上へと連れていってくれた0 minPlay
September 10, 20172017-09-10 No.2729「前向きな再会」前向きな再会昔とは変わらない今では誰ひとり悪く言うものはいない太陽と同じ装いで自然な華やかさを身に纏って七色の水の湧き出るあたりありえた未来違う未来を想像する0 minPlay
September 09, 20172017-09-09 No.2728「突然の雨」突然の雨誰も予想できない晴れ渡る空の真ん中ここにだけ突然の雨の降る様々なことが台無しになってやり直しの憂鬱突然の雨いぶかしげに真上を見上げるとありえないほど巨大な影の浮かんでいる0 minPlay