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November 13, 20162016-11-13 No.2428「近道の憂鬱」近道の憂鬱言われるままに知らない場所に入り込む土足のままで邪魔をする望まない事に巻き込まれ逃げ出す自由がそこにあってもそれを選べるはずのない近道の憂鬱0 minPlay
November 12, 20162016-11-12 No.2427「背後の目」背後の目緑色の服を着た時折その表情の見えなくなる扉が開くといつの間に隠れて息を潜める階段に落ちる音がいつまでも消えずに残る真剣な様子の話し合い背後の目0 minPlay
November 11, 20162016-11-11 No.2426「冬の気配」冬の気配に気が付かないうちに窓枠の中に雪の粉で描かれたそれにつられて集まってくる背伸びをして中を覗き込もうとする待ち続けている人待ち続けている人が気になってしまってせっかく作ったものを投げ出してしまっていなくなってしまう冷たい雨が降ってきて入る傘の見つからない0 minPlay
November 10, 20162016-11-10 No.2425「雲の虹」雲の虹様々な色に染まり帯になって空を覆い隠す気になる人を追いかけるうちに暗くなっても消えたりしない向こう側でそれを見ている人にも届くように反射する光を受け止める0 minPlay
November 09, 20162016-11-09 No.2424「水の花」水の花が突然咲いた逆回転で塞がってゆく中心地点に咲き誇る水の花は波紋になって余計に煽って終わりに近づくどこにも根差さず浮かんだままの水の花が突然咲いた0 minPlay
November 08, 20162016-11-08 No.2423「ゆらいで揺する」ゆらいで揺する他の抜け道を探しても切り替えて最初からやり直しても神様のいないゆらいで揺する結局同じところに落ちてくる治る見込みのない癖前後不覚になるまで波に飲まれ足元はおぼつかずゆらいで揺する0 minPlay
November 07, 20162016-11-07 No.2422「ないものを持つ」ないものを持つないものを持っていることに今頃になって気付かされこれまでとはどこかが違って見える急に距離が開いて見える埋まらない穴が大きくなっていつの間に引きずり込まれて0 minPlay
November 06, 20162016-11-06 No.2421「ひとつで終わる」ひとつで終わるあとひとつでもう終わる終わるはずがない口にする方が終わっているその時に入り損なって形にすることは出来ずあとから何度となく繰り返してみても取り消すことは出来ないあとから何度となく繰り返してみても不毛に巻き込まれそうになるひとつで終わる0 minPlay
November 05, 20162016-11-05 No.2420「すれ違ったはずが隣に来た」すれ違ったはずが隣に来たすれ違ったあと反対方向で乱暴に荷物を投げ付ける焦点の定まらない目で後から同じものを頼もうとする目を合わせないようにして慌てて店を飛び出して振り返ることの出来ないまままわり道をしながら帰りを急ぐ0 minPlay
November 04, 20162016-11-04 No.2419「冬の入り口」冬の入り口に気がつくとおそるおそるのぞき込んですっかり変わった世界の前で軽く身震いをして冷たい空気を取り込んで背筋をぴんと伸ばしてからゆっくりと入り込む後ろから小さな影の続く0 minPlay