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京都先端科学大学の名和高司教授より、これからの日本経営に必要なことについて、大切なことを教えて頂きました
曰く
"なぜ、「津(シン)」化が大切なのか。それは、「進」化が時間軸上の概念であるのに対して、空間軸上ではあふれ出る「津」化がカギを握るからだ。"
"西洋思想、なかんずく科学的発想が、「分ける」こと、還元することにこだわるのに対して、日本的霊性は「結ぶ」こと、融和させることを目指す。シン日本流は、まずこの点をしっかり押さえておくことから始めなければならない。"
"外に向かって乗り出し、海を越えて集う場をつくる——それを筆者は「津」化と呼ぶ。これが日本にとっての、もう一つの「シンカ」の可能性だ。海洋国家・日本は、そのような可能性にあふれている。島国根性などという卑屈な世界に閉じこもっている場合ではないのだ。"
"シン日本流は、日本が「津」、すなわち寄港地であることを目指す。そのためには世界に追いつけ追い越せという古いパラダイムではなく、世界の中で異質性と共感性を獲得することに注力しなければならない。"
ここから私は思いました
1、空間イノベーション
進化が時間的イノベーションに対して、津化は空間的な広がりの中で起きるイノベーションという意味で、空間イノベーションとともいうべき定義に痺れました
シュンペーターがいうところの、既存の異なるものの結合が新しいイノベーションの種だとすると、ライフネット生命を立ち上げかれた出口治郎さんの、人・本・旅、にあるように、さまざまな異種のものと出会うことができる旅は、イノベーションのタネに溢れている
私が世界20都市でオープンイノベーションコンテストを実施していた際は、まさにそれを感じていました。
各々の国々には、各々の風土、習慣、宗教感などかありますので、例えばインドでは、衛生面、渋滞、エネルギーという課題に関するスタートアップがたくさん出てくるなど、色合いが付きますし
そしてそれらのスタートアップが集まることで、さらなる掛け合わせが生まれて、新たなイノベーションがさらなる加速を見せる、ということが現実に起こっていました
ヨハン・ガルトゥングは、構造的多様性と呼んで、文化間における意味の「多重化」や「結節点」(ノード)を重視してますが、大きなイノベーションの種を育てるエコシステムになると思いました
2、和える文化
日本は以前より、応用することが得意とされてきたように思いますが、それは特有の和を重んじる文化にあるなあと、改めて思いました
以前お話しした、発信者責任型である欧米と比較しても、受信者責任型の日本は、まずは先方の話を受けてから、そしてそれを料理していくというスタンスからも
融合させていくことに長けている民族祭のような気がしました。つまり、オープンイノベーションをより促進する土壌と文化だと思いました
3、インクルーシブ・イノベーション
そしてそれは、様々な違いのあるもの、を包摂していくこと、インクルーシブしていくことができる文化であり場所となりうると思います
ヘーゲルのアウフヘーベンのように、各々を否定することをせずに、空間的な横の広がりも、進化の早い遅い的な縦の深さも、全てを受け入れた上で、そして第3の道を探していくことのできる
そんな場所としての、寄港先となりうる、「津(シン)」日本こそ、今後のあるべき姿と、いうことに深く感動しました
一言で言うと
「津(シン)」日本流経営ノベーション
そんなことを思わせて頂きました^^
参考:本:シン日本流経営 成長のダイナミズムを取り戻す「超進化」 2025年2月18日 著者—名和高司 発行所—ダイヤモンド社
動画で観たい方はこちら
https://youtu.be/arxrpo8M3Jo
京都先端科学大学の名和高司教授より、これからの日本経営に必要なことについて、大切なことを教えて頂きました
曰く
"なぜ、「津(シン)」化が大切なのか。それは、「進」化が時間軸上の概念であるのに対して、空間軸上ではあふれ出る「津」化がカギを握るからだ。"
"西洋思想、なかんずく科学的発想が、「分ける」こと、還元することにこだわるのに対して、日本的霊性は「結ぶ」こと、融和させることを目指す。シン日本流は、まずこの点をしっかり押さえておくことから始めなければならない。"
"外に向かって乗り出し、海を越えて集う場をつくる——それを筆者は「津」化と呼ぶ。これが日本にとっての、もう一つの「シンカ」の可能性だ。海洋国家・日本は、そのような可能性にあふれている。島国根性などという卑屈な世界に閉じこもっている場合ではないのだ。"
"シン日本流は、日本が「津」、すなわち寄港地であることを目指す。そのためには世界に追いつけ追い越せという古いパラダイムではなく、世界の中で異質性と共感性を獲得することに注力しなければならない。"
ここから私は思いました
1、空間イノベーション
進化が時間的イノベーションに対して、津化は空間的な広がりの中で起きるイノベーションという意味で、空間イノベーションとともいうべき定義に痺れました
シュンペーターがいうところの、既存の異なるものの結合が新しいイノベーションの種だとすると、ライフネット生命を立ち上げかれた出口治郎さんの、人・本・旅、にあるように、さまざまな異種のものと出会うことができる旅は、イノベーションのタネに溢れている
私が世界20都市でオープンイノベーションコンテストを実施していた際は、まさにそれを感じていました。
各々の国々には、各々の風土、習慣、宗教感などかありますので、例えばインドでは、衛生面、渋滞、エネルギーという課題に関するスタートアップがたくさん出てくるなど、色合いが付きますし
そしてそれらのスタートアップが集まることで、さらなる掛け合わせが生まれて、新たなイノベーションがさらなる加速を見せる、ということが現実に起こっていました
ヨハン・ガルトゥングは、構造的多様性と呼んで、文化間における意味の「多重化」や「結節点」(ノード)を重視してますが、大きなイノベーションの種を育てるエコシステムになると思いました
2、和える文化
日本は以前より、応用することが得意とされてきたように思いますが、それは特有の和を重んじる文化にあるなあと、改めて思いました
以前お話しした、発信者責任型である欧米と比較しても、受信者責任型の日本は、まずは先方の話を受けてから、そしてそれを料理していくというスタンスからも
融合させていくことに長けている民族祭のような気がしました。つまり、オープンイノベーションをより促進する土壌と文化だと思いました
3、インクルーシブ・イノベーション
そしてそれは、様々な違いのあるもの、を包摂していくこと、インクルーシブしていくことができる文化であり場所となりうると思います
ヘーゲルのアウフヘーベンのように、各々を否定することをせずに、空間的な横の広がりも、進化の早い遅い的な縦の深さも、全てを受け入れた上で、そして第3の道を探していくことのできる
そんな場所としての、寄港先となりうる、「津(シン)」日本こそ、今後のあるべき姿と、いうことに深く感動しました
一言で言うと
「津(シン)」日本流経営ノベーション
そんなことを思わせて頂きました^^
参考:本:シン日本流経営 成長のダイナミズムを取り戻す「超進化」 2025年2月18日 著者—名和高司 発行所—ダイヤモンド社
動画で観たい方はこちら
https://youtu.be/arxrpo8M3Jo
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