みなさん、子供のころの楽しい家族旅行の思い出ってありますか? 五叉路のクリエイティブディレクター・本信光理も、プロデューサー・露骨キットも、口を揃えて「ない!」と答えます。
僕らはふたりとも「親」をやっていますが、自分たちの子どもを見ていても、僕らが子どものころ、親と接し、特にその関係性が濃密になる家族旅行などで感じていた、なんとも言えない居心地の悪さ、退屈さを同じように感じているようには思えません。端的に彼らは楽しそうです。それに僕らは驚きます。
それは「親」というものの在り方に時代の変化があったのか、旅行というレジャーの充実度に変化があったのか、そもそも僕ら自身に変化があったのか。
退屈だった家族旅行について話をしつつ、話の軸は「家族について」という回になっていると思います。