はじめまして。
星の光です。
星の光のように優しい光で世界を照らしたいという思いから、
星の光とミスターが命名しました。よろしくね。
今回から朗読の時間を担当します。
まず、おなじみ、『夏目漱石の吾輩は猫である』です。
それでは、はじまり、はじまり。
吾輩は、猫である。名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。
吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番、獰悪な種族であったそうだ。
この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。
しかし、その当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。
ただ彼の掌に載せられて、スーと持ち上げられた時、何だかフワフワした感じがあったばかりである。
掌の上で少し落ちついて、書生の顔を見たのが、いわゆる人間というものの見はじめであろう。
この時、妙なものだと思った感じが、今でも残っている。第一毛をもって装飾されるべきはずの顔がつるつるして、まるでやかんだ。
その後、猫にもだいぶ逢ったがこんな片輪には、一度もでくわした事がない。のみならず、顔の真中があまりに突起している。
そうして、その穴の中から時々、ぷうぷうと煙を吹く。
どうも、むせっぽくて、じつに弱った。これが人間の飲む、たばこ、というものである事は、ようやくこの頃、知った。
いかがでしたか?
今回は、ここまでにします。
次回は、この続きから始めます。
楽しみにしていてくださいね。
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みんなの星の光の朗読の時間でした。
それでは、次回まで、ごきげんよう。
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(注)第一毛 ×だいいちもう 〇だいいち け