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September 18, 2022#234 鈴木淳「Art Fair Earth®」鈴木淳さんは福岡を拠点に1995年頃から活動を続けている現代美術作家。身の回りにある既製品を用いたインスタレーションや写真、映像など様々な手法を用いて、見慣れた日常の風景の見え方を変えてしまうような表現を重ねてきました。今回、art space tetraで開催される個展「Art Fair Earth®」(9/26〜10/10)では、自身の絵画作品の展示・販売を通じて"作品が売れる"とはどういうことなのか、そして近年世界を席巻する"アートフェア"という展示形態を批評的に検証します。放送では、この企画に至った経緯や会場で展示予定の作品について、鈴木さんご本人に加えart space tetraの城野敬志さんのお二人をお迎えし、お話いただきました。48 minPlay
September 11, 2022#233 太宰府天満宮アートプログラム vol.11 田島美加「Appear」2006年より開始した太宰府天満宮アートプログラムは、世界の第一線で活躍するアーティストを太宰府へ招聘し、作品を制作・展示した後、その作品を収蔵していくプロジェクト。現在、その第11回目となる田島美加の個展「Appear」が開催中です(〜10/10)。ニューヨーク在住の田島美加は、2019年に太宰府を訪問。神道や太宰府について独自の考察と思索を重ね、10点の新作を完成させます。人や自然、物質をめぐる膨大なエネルギーや情報量を簡潔な形態に封じ込め/可視化する圧倒的な作品構成力。それらの作品が他ならぬ、人々の祈りや精神が結集する天満宮という場所で観客一人ひとりによって解読・復号されていくことの豊かな意味の広がり。同館学芸員のアンダーソン依里さんに展示会場をご案内いただきながら、お話を伺いました。52 minPlay
September 04, 2022#232 片岡一郎・坂本頼光「博多活弁パラダイス|片岡一郎、坂本頼光二人会~両雄激突!」【後編】前回に続き、活動弁士の片岡一郎さんと坂本頼光さんのお二人にお話を伺います。映像言語が発達し、弁士の語りなしでも十分作品単体として鑑賞し得る無声映画が増えていくなか、弁士が作品に声を重ねることの難しさと、だからこそ見出せる新たな鑑賞への可能性についてのお話し。そして10月3日に開催予定のイベント「博多活弁パラダイス|片岡一郎、坂本頼光二人会~両雄激突!」の内容など、引き続きお二人の軽やかな語りにのせて、活動弁士の世界へ深く迫っていきます。43 minPlay
August 28, 2022#231 片岡一郎・坂本頼光「博多活弁パラダイス|片岡一郎、坂本頼光二人会~両雄激突!」【前編】映画が「活動写真」と呼ばれた時代から、無声映画の傍らで登場人物のセリフや情景説明を付けることを生業とした活動弁士たち。全盛期には8,000人近くいたという弁士も、音声付き映画(トーキー映画)が誕生して以降その数は激減し、現在では10名程度が活動を続けています。今回、10月3日に開催予定のイベントに先駆け、現代の活動弁士界をリードする片岡一郎さんと坂本頼光さんのお二人が番組に登場。「活動弁士って何ですか?」という初歩的な質問にはじまり、その歴史から現在のお二人の活動まで、たっぷりとお話しいただきました。それぞれ芸のタイプが異なる互いの存在があることで自身のスタイルを研ぎ澄まし合うお二人の好敵手関係や、収録中の接続トラブルを軽やかにこなす弁士ならではの一幕など、聞きどころ満載です。42 minPlay
August 21, 2022#230 北九州市立美術館「ホログラフィ・アートの先駆者(パイオニア) 石井勢津子」【後編】前回に続いて、北九州市立美術館本館「ホログラフィ・アートの先駆者(パイオニア) 石井勢津子」展を特集。後編となる今回は、具体的な展示内容や個別の作品にも触れながら、本展のより深い魅力について学芸員の河村朱音さんと対話を続けます。光を一度分解して紡ぎ直す=”再生する”ホログラフィ技術の持つ多層的な意味。そして、当時まったく新たな技術として世に現れたホログラフィ技術を見世物のように作品へ取り込むのでなく、新たに見出された「絵筆」のように扱うことで作品世界を深めていった石井の表現の地平へと迫ります。39 minPlay
August 14, 2022#229 北九州市立美術館「ホログラフィ・アートの先駆者(パイオニア) 石井勢津子」【前編】北九州市立美術館本館で開催中の「ホログラフィ・アートの先駆者(パイオニア) 石井勢津子」展(〜9/4日)を2週にわたって特集します。ホログラフィは「立体写真」や「立体映像」として知られる通り、対象の立体像を記録・再生できる光学技術です。1948年に物理学者ガホールがその原理が発見し、1960年のレーザー発明によって広く用いられるようになりました。特集の前編となる今回は、多くの方にとって聞き馴染みのない「ホログラフィ」や「ホログラフィ・アート」の歴史や基本的な原理について、同館学芸員の河村朱音さんにお話を伺います。もし今回の展示を、約60年前に発明された枯れた技術の展覧会だと思っているなら、侮るなかれ。映像時代の先端を生きる現代の私たちをも圧倒する、驚くべき表現の数々を目撃することになります。41 minPlay
August 05, 2022#228 九州芸文館「アーティスト・イン・レジデンス 2022 インドネシア」地域の芸術文化交流施設として2013年に開館した九州芸文館では、アーティストが地域を訪れ滞在制作を行う「アーティスト・イン・レジデンス」を積極的に行ってきました。また昨年同館では、インドネシアで活動する8組のコレクティヴとともに行ったオンライン・トーク企画「コレクティヴと考える」が開催されたことも契機となり、今回のインドネシア作家による滞在制作へとつながりました。番組では、今回招聘されたインドネシアのコレクティヴ、クチョアック・ティムル Kecoak Timur のアングン・スティアワン Anggun Setiawan さんと、同館学芸員の羽鳥悠樹さんをお迎えしてお話をお伺いしました。来福直後の7月に行われた自己紹介的な展示「DJINN DIPLOMACY 目に見えないものとの交渉」や8月下旬に予定されているレジデンスの成果展の内容をはじめ、クチョアック・ティムルのこれまでの活動についてもお話をお聞きしています。54 minPlay
July 31, 2022#227 西南学院大学博物館「印刷文化の黎明 インキュナブラからキリシタン版まで」西南学院大学博物館はキリスト教文化に焦点を当てた研究や展示を行う博物館。今回の展示「印刷文化の黎明 インキュナブラからキリシタン版まで」では、“書物のすがた”の変遷を通じてキリスト教と印刷文化の深い関係を紐解きます(〜8/8)。15世紀中頃にグーテンベルクが発明した活版印刷術。それまで手書きの写本によって広められてきた聖書も、以降は印刷本として流通を始めます。この“印刷革命”は、その後のキリスト教文化普及の速度と範囲にどれほど決定的な影響を与えたのか?会場に展示された最初期の印刷本=インキュナブラや、16世紀末に日本に持ち帰られた活版印刷術でつくられた印刷物=キリシタン版などを見ていきながら、その実相に迫ります。同館の下園知弥さんと勝野みずほさんにご案内いただきました。展示の音声ガイド代わりにも是非。55 minPlay
July 24, 2022#226 MINOU BOOKS 石井勇【後編】前回に続いてMINOU BOOKS石井勇さんが登場。この夏の課題図書としてオススメの3冊をご紹介いただきました。興味を持たれた方はぜひ手に取って読んでみて番組へ感想もお寄せください。「中学生から知りたいウクライナのこと」小山哲・藤原辰史(ミシマ社)「戦中・戦後の暮しの記録 君と、これから生まれてくる君へ」(暮しの手帖社)「戦争は女の顔をしていない」スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ(岩波現代文庫)51 minPlay
July 17, 2022#225 MINOU BOOKS 石井勇【前編】福岡県うきは市吉井町にあるMINOU BOOKSは、衣食住にまつわる本からアートブックまで「暮らしの本屋」をテーマにした書店&カフェ。店主の石井勇さんは開業前から現在に至るまで、人生で出くわす様々な場面をその度ごとにじっくり見つめ、ぼんやり、真剣に考えてきました。そうやっていつでも「自分の実感に根ざすこと」を志向していくうちに、石井さんは少しずつ、大文字でしか捉えられなかった「本屋」や「街」「都市」といったものが自分自身と地続きにあることを実感していきます。今回の放送では、石井さんが書店を開業するまでのエピソードを赤裸々に語ってくださいました。今から何かを始めようとされている方には、きっと勇気を与えてくれるお話しです。52 minPlay