カードゲームが「地域をつなぐツール」になる?
あなたは、ポケモンカードや遊戯王を最後に遊んだのはいつですか?
「昔やってたな」「子供が好きみたい」——そんな記憶がある方も、今回のゲストの話を聞けば、カードゲームへの見方がきっと変わります。
たまたまさいたまラヂオシーズン5・第51回は、春日部市でトレーディングカードゲーム(TCG)のサプライ品ブランド「カードの鎧」を展開する株式会社サニーデイマーケットから、代表の鈴木駿介さんと、SNS・カスタマーサポート担当の由美さんご夫婦にお越しいただきました。
トレーディングカードゲーム(TCG)とは、ポケモンカードや遊戯王のように、キャラクターが描かれたカードを使って相手と対戦するゲームのこと。テレビゲームのように画面を見るのではなく、リアルの場所で、実際に相手と向き合って遊ぶのが最大の特徴です。
「カードの鎧」は、そのカードを守るサプライ品(スリーブ)のブランド。大切なカードをコレクションとして守りたい人にも、対戦で使いたい人にも、より楽しめるよう設計されています。
MCの美緒さんは推しアイドルのカードをスマホケースにいつも入れて肌身離さず持ち歩いているそう。きよぷんに「鎧男ですね」と笑われながらも、それだけカードに思い入れがある—という話が、今回の放送の最初のつかみになりました。
駿介さんが語る、カードゲームの本質的な価値とは?
スマホもパソコンも、今やすぐに何でも手に入る時代。でも、「手軽すぎて疲れてしまう」側面もある——そう駿介さんは言います。
TCGはそもそも、対戦相手がいないと成立しないゲーム。誰かと直接向き合い、ルールを説明し合い、相手が嫌な気持ちにならないようマナーを守る。画面の中では平気で乱暴な言葉を使えても、リアルで面と向かえばそうはいかない。
カードゲームを通じて自然に育まれる、礼節とコミュニケーション力。これこそが、デジタル時代に見直されているカードゲームの価値なのかもしれません。
さらに面白いのが、このゲームが世代を超えること。ポケモンカードは30年の歴史を持ち、子供の頃に遊んでいたお父さん世代が、今は子どもと一緒に楽しんでいる——そういう光景が実際に生まれているのです。
サニーデイマーケットが力を入れているのが、カード対戦イベントの主催です。
春日部市役所のホールを借り、小学生からお父さん世代まで、子どもから30〜40代まで——年齢も経験値も違う人たちが同じテーブルでカードを出し合う。その光景が、どれほど豊かなものか。
「初めてカードを触る」という方でも参加できる初心者講習会も設け、1対1でルールを教えながらじっくりと対戦できる仕組みも作っています。
第2回が終わり、次回第3回も予定されているこのイベント。「いつやるんですか?」と参加者から問い合わせが絶えないほど、地域の人たちに愛されつつあるイベントになっています。
▶ 具体的な日程・会場・参加方法は、ぜひ音声でご確認ください。
実はこの取り組みには、大きな「認められた」瞬間がありました。
春日部市のある制度において、カードの鎧が正式に選ばれたのです。
「トレーディングカード関連の商品がこういう形で選ばれるのは初めてだった」と駿介さんが語るこの話——詳細は、ぜひ音声本編で聞いてみてください。なぜそれが画期的なのか、きっとわかるはずです。
地域とカードゲームのコラボの可能性について、駿介さんはこう語ります。
「祭りも地域をつなぐけれど、カードは形に残る。お店に飾ってあるカードを見て会話が生まれたり、地域の名物店長のカードがあったりしたら、それ自体が地域の物語になる」
越谷の野鳥の森と野鳥カード、春日部とクレヨンしんちゃん——話題は地域コラボの可能性へと広がり、カードゲームが持つ「コミュニティのサードプレイスとしての可能性」に行き着きます。
そして将来展望は、国内だけにとどまらない——。海外市場への視線もすでにあるのだとか。
この記事では触れていない話がたくさんあります。
たとえば——
・カードゲーム人口はなぜ一度減り、なぜまた増えているのか?
・「ふるさと納税の返礼品」選定の具体的な経緯
・由美さんがカードを「肌身離さず持ち歩く」理由
・きよぷんが「カードゲームを作った経験」との接点
・「カードの鎧以外」にこっそり温めているもの
カード好きの方はもちろん、地域ビジネスやコミュニティづくりに興味のある方にも、聴きごたえのある30分です。