越谷の「元気楽天ユニット」タンク☆ポップ──11年目の相方が、最後にこぼした"宇宙一"の一言
越谷で「タンク☆ポップを知らない人はいない」と言われるほどの、元気楽天ユニット。ボーカル&ギターのかっくん、ボーカル&作詞のわっこさん。今年めでたく結成10周年を迎えたお二人が、シーズン6第6回のゲストとしてスタジオに来てくれました。
ところが収録は冒頭から大暴走。AIで作られたサムネイルへの容赦ないツッコミ、武道館を本気で見据えた「2万人視聴イメトレ」、ネギ、ポロリ、玉ねぎ、宇宙一──30分ではどう考えても足りないトークの果てに、最後の最後でこぼれたかっくんの一言で、スタジオの空気がふっと止まりました。
笑って、泣いて、また笑う。タンク☆ポップというユニットがなぜ越谷で愛され続けているのか。その理由は、今回の配信の中に入っています。
お二人の出会いは、越谷の音楽好きが集う伝説のイベント 「コシガヤな夜」。会場は、地元なら誰もが知るEASYGOINGSでした。
それぞれソロで活動していた頃、わっこさんの出番直後にステージに立ったのが、かっくん。弾き語りで披露されたのは、いまもタンク☆ポップの看板曲となっている、ある楽曲です。
「割と上手く弾くじゃん」と、ちょっと上から目線で(笑)感想を漏らしたわっこさん。声をかけてみて、二人は驚きます。
実はお二人、同じ小学校・同じ中学校の先輩後輩だったのです。
しかも、わっこさんが「26歳設定」を貫いているため、その年齢差はナイショ。それでも積もる共通点が次々と発掘されていく様子は、もはや運命としか言いようがありません。
ユニット結成のきっかけは、ふたりの間で「相方として組んだら面白いんじゃないか」という空気が高まっていた頃のことでした。
ある日、わっこさんがFacebookでたまたま目にした募集が、すべてを動かします。
「いちごちゃんとかピーチちゃんだったらやめたけど、ネギか。ネギなら、あたしがいいんじゃないかなって」
ネギフェスの 「ネギクイーンコンテスト」。一度やると決めたら一等賞しか取らない"ライオン気質"のわっこさんは、自ら地域中を回ってポスターを貼り、結果的にクイーンの座を勝ち取ります。
そのコンテストのアピールタイムのために生まれたのが、いまも越谷で歌い継がれるあの曲。歌詞をわっこさんが一晩で書き上げ、メールで送った翌朝にはかっくんが曲を完成させていた──というスピード感も、二人の相性を物語っています。
「あの曲はね、本当にね、抜けない抜けない」
聴いた人の頭からしばらく離れない、その効能(?)の正体は、ぜひ番組の本編で。
「どっちがタンクで、どっちがポップ?」──美緒さんの素朴な質問から、ユニット名誕生秘話に話が及びます。
実はそれぞれが、当時すでに自分のオリジナル曲として持っていたある楽曲を、二人で組んだときに合体させたのが「タンク☆ポップ」。
かっくんの曲は、夏になるといつも"あれ"を着てくる友人をいじって作られた一曲。わっこさんの曲は、ウクレレを片手に歌われていた、現在もファンに愛され続ける一曲。
このネーミングの中に、二人それぞれの音楽の出発点がそのまま入っているのが、なんとも粋なのです。
タンク☆ポップにはユニークなファンネームがあります。その名も 「スター」。
「みんなで輝くぞー!」「武道館に立つときは、みんなで一緒に立つぞ!」──そんな思いが込められた呼び名で、お二人は越谷から全国に向けて、いまも"星"を増やし続けています。
収録中、コメント欄も大盛り上がり。みおさんも勢いに飲まれ、その場で 「スター入会」 を表明する場面も。
──ということで、本記事をここまで読んでくださった皆さんも、もう スター です。
楽曲のクオリティを支えるかっくんの音楽ルーツは、思春期の越谷にありました。
中学2年生、初めてのギターはアコギ(当時は「フォークギター」と呼ばれていた頃)。アリス、長渕剛、松山千春──まだ松山千春がギター1本でステージに立っていた時代の話です。
そこから、ある友人に「これ見てみろ」と無理やり見せられたレーザーディスクが、運命を変えます。映っていたのは、若き日のジャズフュージョン界の巨匠。その容姿の第一印象は……「プロレスラーかと思った」。
笑い話のような出会いから、エレキギターへ、ハードロック/ヘビーメタルの80年代へ。野球部のバッティングケージの陰でギターを弾いていたという、青春の越谷南高校の話まで──このあたりは、音楽好きにはたまらないパートです。
時間ギリギリ、収録の最後の最後。きよぷんが「お一人ずつにお聞きします」と切り出した、たった一つの質問。
「わっこさんにとって、かっくんとは何ですか?」
「かっくんにとって、わっこさんとは何ですか?」
このやりとりで、なぜか みおさんが涙ぐみ、スタジオ全体がやわらかく揺れます。
二人の答えは──本編の最後の3分間に、しっかり収録されています。なぜスタッフ全員が言葉を失ったのか、ぜひご自身の耳で確かめてください。
語りきれなかったエピソードは、後編に持ち越し。お楽しみに。
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