越谷・春日部の人と街を、音楽でつなぎ続けてきたタンク☆ポップさん。前回の余韻そのままに、今回の第2回は「地域に根ざす音楽の可能性」というテーマで、もう一段深いところまで踏み込みました。
ご当地ソングを歌い続けることで、街との関係は本当に変わるのか。お客さんと仲間の境界線は、いったいどこで溶けるのか。そして10周年を迎えた二人が、ぽろっとこぼした“次の10年”の構想がなかなかに突き抜けていて——スタジオの空気がふっと未来側に傾いた瞬間が、確かにありました。
きよぷん・みおさんとの掛け合いの中で、本人たちも予想していなかった話が次々と転がり出していく30分。ぜひ、耳で受け取ってください。
「永遠の26歳」と、ある一風変わった健康法の話
オープニングは、みおさんの“44歳・迷える年齢”の話題から。お肌のこと、化粧のこと、年齢のこと——そんなリアルな悩みに、永遠の26歳・wakkoさんがどう応じるのか。
そしてここから話は、kakkunさんの食生活へ。実は数年前から、ある“あれを抜く”という食事法を実践しているそうなのですが、これがちょっと意外な内容。玄米、味噌汁、魚……並べてみると地味なようでいて、実はあるYouTube情報がきっかけになっているという、令和的なエピソードでもあります。
そしてもうひとつ。「あれだけ気を遣ってるのに、これだけはやめられない」というkakkunさんのある習慣について、ご本人がスタジオで放った一言が、なんとも潔くて笑ってしまいました。健康とは、結局なんなのか。
このオープニング、地味に名場面です。
今回はライブ配信中にYouTubeコメント欄が大盛り上がり。如月さん、らくがき屋本舗さん、Yolos隊長——リスナーから次々と寄せられた言葉に、wakkoさんが照れたり、笑ったり、ぽろっと本音をこぼしたり。
「これ、コメント読みながらラジオやるの、初めてじゃない?」とMC陣も思わず笑った瞬間に、新しい曲のタイトルまで生まれてしまうという展開。タンク☆ポップさんの新曲ネタが、たまたまさいたまラヂオから誕生する瞬間に立ち会いたい方は、ぜひ番組本編をどうぞ。
「越谷のネギ」「テクテク」「僕の故郷」「金のなまず」「ジュン」——タンク☆ポップさんの曲には、越谷や近隣の風景や記憶がふんだんに織り込まれています。
特に印象的だったのは、「テクテク」が生まれた背景。kakkunさんがある時期に経験した、ちょっと辛い出来事と、レイクタウンができる前のあの一帯の記憶。「越谷南高校時代に通った道」と「賑やかになった今の風景」が重なって、ひとつの曲になったというお話には、思わず聴き入ってしまいました。
そしてもうひとつ、「僕の故郷」の歌詞に出てくる**「赤と白のあいつ」**。これ、越谷の方ならピンとくる方も多いかもしれません。蒲生のあのあたりにあるアレ——二人と地元の距離感が一気に見えた気がしました。
街の人がふと口ずさんでくれた瞬間。あの瞬間が忘れられない、というエピソードもkakkunさんから語られています。これは、ぜひご本人の言葉で。
タンク☆ポップさんのライブには、不思議な現象があります。お客さんよりステージに立っている人のほうが多い、という日がしばしばあるのです。
なぜそうなるのか。wakkoさんいわく、「目に入ったら、もう仲間」。
——でも、最初からそうだったわけではないらしいんです。デビュー当初、kakkunさんとwakkoさんの間には、実は“ある考え方の違い”がありました。ステージとお客さんは別物だと考えていたkakkunさんが、ある日のライブ中にwakkoさんが取った“ある行動”に対して、本気で思ったこと。そこから二人が、どう折り合いをつけて今のスタイルにたどり着いたのか。
このくだり、地域でイベントや表現活動をやっている方には、たぶん刺さります。「巻き込む側」と「受け取る側」の関係を、一度組み直したくなる話です。
長く愛されてきた「季節の音楽会」が、今年度春で一旦区切りを迎えました。これ、人気がなくなったからではまったくなくて、むしろ逆。ある“嬉しい誤算”が積み重なった結果なのだそうです。
「形を変えなきゃいけないと思って」というwakkoさんの言葉の裏には、参加型ライブを続けてきた10年分の手応えが詰まっています。完全に終わるわけではなく、「何かの形で帰ってくるから油断しないで」とのこと。次の参加型がどんな顔をして登場するのか、これは追いかける価値があります。
そして、今いちばん入りやすい現場として挙がったのが、毎月第2火曜日に開催されている**「越谷水辺の市」**(越谷市役所前ウッドデッキ・10:00〜14:00)。タンク☆ポップさんのライブは12:10〜と13:30〜の2ステージ。フラダンスや弾き語りの方々と一緒に、出展ブースも並ぶゆるやかな日中の市です。
さらに——10周年を記念したコラボイベントが予定されているとのこと。詳細はタンク☆ポップさんの各SNSをチェックしてみてください。
最後にうかがったのは、これから10年の構想について。
「世界に行きたいし、全国も行きたい」と語る二人ですが、ローカルで続けてきたからこそ見えてきた“タンク☆ポップにしかできない形”があるようで——きよぷんが思わず「それ、新しい形式かも」と漏らしてしまった**“ある会場形式”のアイデア**が飛び出します。
そして、みおさんが冗談半分で口にした「玉ねぎキャラで登場」案に、wakkoさんが本気で乗っかってきた瞬間のスタジオの温度。「タンク☆ポップ教、始まりますね」——この一言がエンディング近くで生まれて、笑いと一緒に番組は閉じていきました。
10年後、越谷のどこかに、本当にネギ神様の祭壇ができているかもしれません。
タンク☆ポップさんの活動が一番見えやすい場所は、毎月第2火曜の越谷水辺の市。そしてもう少し先には、10周年コラボイベントが控えています。気になった方は、ぜひSNSでお二人をフォローしてみてください。
そして、本編はYouTubeおよび各種ポッドキャストアプリで配信中です。文字では書き切れなかった声色、間、笑い声——そこにこそ、タンク☆ポップさんと越谷の空気が一番にじんでいると思います。