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野中郁次郎『知識創造企業』。暗黙知を言葉に、個人の技を組織の力に変えるSECIモデル。共同化、表出化、連結化、内面化――螺旋を描く知識創造を医療現場に重ね、場作りの本質を問う。メタファー、冗長性、合宿。知識継承の知恵がここに。
「夜のハイカイ」の番外編として、最新の医学論文を扱います。このコーナーは名付けて、「Primary care lab(プララボ)」!今回はNEJM(New England Journal of Medicine)から「アルコール利用障害」を取り上げます。
この不健康な飲酒(アルコール使用障害を含む)は、がん、肝疾患、精神疾患などの主要な原因です。本編では、外来患者の20〜30%に見られるこの問題に対し、非判断的なアプローチの重要性、AUDIT-Cによるスクリーニング、そしてナルトレキソンやアカンプロサートなどの薬物療法、ブリーフカウンセリング やピアサポート を組み合わせた治療戦略について深く掘り下げます。
飲酒習慣の見直しを考えるあるいはその方々に接する全ての人へ届きますように。
参考:Krist AH, Bradley KA. Addressing Alcohol Use. N Engl J Med. 2025;392(17):1721-31
伊藤亜紗『体はゆく』が問う、できることの本質。体の「許さ」がテクノロジーと出会う時、新たな可能性が生まれる。エクソスケルトン、VR、脳波―二人の医師が語る、暗黙知を形式知へと変える未来の医療教育。次回は野中郁次郎『知識創造企業』で知の創造を探る.
野口晴哉さんの『整体入門』を手に、漢方医おかんが語る「気」の世界。家庭医たっしーとともに、身体の歪みから読み解く病のサインと、個別性を重視する東洋医学の知恵を探ります。触診では見えない体癖の奥深さと、現代医療に欠けがちな手当ての温もりを問い直す。次回は伊藤亜紗『体はゆく』で科学する身体へ向かいます。
病の「語り」を巡る名著であるアーサー・W. フランク著『傷ついた物語の語り手: 身体・病い・倫理』に挑むも、まさかの挫折!理論と臨床の狭間で、家庭医と漢方医が語り合う「語れない」ことの意味とは。難解なテキストから離れ、より実践的な対話法へと漂う予測不能な夜。この回り道こそが、本当の処方箋かもしれない。次の一冊はこの沈黙の先に見つかるか。
青い鳥の物語から始まり、患者さんとの対話で「本質を見る」技術を探求していきます。家族への質問、人生の振り返り、そして小さな敏感と大きな鈍感を交差させる医療実践まで。二人の医療者が語る、診察室での「ダイヤモンドを回す」瞬間とは。物語が日常診療を変える力を実感する濃密な対話。次回は『傷ついた物語の語り手』で病の語りの深層に迫ります。
メーテルリンクの『青い鳥』をテーマに、漢方医おかんと家庭医たっしーが対話します。幸せを求めて冒険する物語から、患者の幸福とは何かを考察。身近にある幸せに気づくことが、時に最良の治療になると語り合います。医療者だからこそ見える物語の新たな読み方を提案。次回後編では、登場人物の旅から学ぶ健康と幸福の関係に迫ります。
インゴルドの提唱する「共に生きることについて考える人類学」。グリーフケアや日常診療の実践を通して、医療者は患者とどう向き合うべきか。次回は「青い鳥」が導く幸福論へ。
奥野克巳著「はじめての人類学」
フィールドワークから見えてくる構造と象徴。贈与と交換の理論を手がかりに、医療における関係性の本質に迫ります。二人の医療者が、それぞれの立場から「診察」という行為の持つ意味を問い直します。
【#4(前編)】はじめての人類学-参与観察がどのように臨床に生きてくるか。
人類学の第一人者マリノフスキーが確立した「参与観察」という手法。漢方医おかんと家庭医たっしーが、その視点から現代の医療者-患者関係を探ります。文化人類学の知見は、診療の現場にどんな示唆を与えるのか。
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