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「ただの小枝だろう」と放置されていた小さな琥珀に、大学院生が一言。「これ、うろこがありますよ」。そこから明らかになったのは、トカゲのしっぽ切りが9900万年前から行われていたという動かぬ証拠でした。
Science News
This lizard’s ‘great escape’ was frozen in amber for 99 million years
真っ白に白化したサンゴは、もう手遅れだと思われてきました。ところがスタンフォード大学の研究で、遺伝子が同じ健康なサンゴとくっつけるだけで、数週間で完全に復活することがわかったんです。たった数ミリの距離が生死を分けた驚きの実験を、ナオト博士がわかりやすく解説します。
Science Advances
Rapid coral bleaching recovery via symbiont transfer from healthy corals
海の下を掘ったら出てくる水は、当然しょっぱいはず。ところがドイツ沖の北海の海底下に、海水よりずっと薄い水の層が数十kmにわたって広がっていることがわかりました。犯人は雨か、それとも氷か。電気と音を武器にした科学者たちの推理劇を、ナオト博士がひもときます。
Communications earth&environment
Subglacial landforms as proxy for offshore freshened groundwater in formerly glaciated margins
約7300年前、鹿児島沖の海底火山が東京ドーム30万杯分の灰を噴き上げ、九州を1メートル以上の灰で埋め尽くしました。考古学者が何十年も論争してきた「縄文人は全滅したのか、生き残ったのか」という謎に、最新の研究が「たき火の炭の数」という意外な手がかりで迫ります。答えは、そのどちらでもありませんでした。
Science Advances
Divergent demographic responses to the Kikai-Akahoya volcanic catastrophe in mid-Holocene Japan
大気に酸素がほとんどなかった34億年前、なぜか地球の地下はすでに錆び始めていました。髪の毛より細い結晶に閉じ込められた硫黄を巨大X線施設で調べると、30億年分の「地下の錆び具合」が見えてきたのです。私たちが吸う酸素の歴史を塗り替えるかもしれない最新論文を、ナオト博士が10分で解き明かします。
Nature Geoscience
Progressive oxidative weathering raised sub-arc mantle fugacity on the Archaean Earth
2025年、ミャンマーで起きたM7.7の大地震で、断層からわずか15mの防犯カメラが、地面が2秒で2.8mずれる瞬間を撮影していました。ところがこの映像は、遠く離れた地震計のデータとまったく食い違う答えを示していたんです。遠くの目と近くの目、正しいのはどっちなのか。最新論文をもとに、ナオト博士が地震学のミステリーを謎解きします。
Science Advances
On-fault and remote observations of exceptionally long, supershear rupture in the 2025 M 7.7 Mandalay earthquake
日本からヨーロッパへ船で行くなら、一番の近道は「北極越え」だと知っていましたか? 学校の世界地図に隠されたトリックから、氷が溶けて開いた「夏季限定の抜け道」まで、ナオト博士が地球儀一つで解き明かします。韓国のコンテナ船が成功させた試験航海のニュースを入り口に、気候変動が世界の物流地図を塗り替えようとしている最前線へご案内します。
日本海でスルメイカの漁獲がピーク時の10分の1以下に激減し、代わりにブリが網を埋めつくすようになりました。その真犯人は、何千キロも離れた赤道の海にいました。「風が吹けば桶屋が儲かる」の地球版ともいえる壮大なドミノ倒しを、最新論文をもとに10分で解き明かします。
communications earth & environment
Cascading fishery collapse associated with thermal habitat degradation, marine heatwaves, and predator influx
私たちの体をつくる分子は、実はみんな同じ「利き手」にそろっています。でも実験室で分子をつくると、なぜか必ず右と左が半々の引き分けに。この100年以上の謎に挑み、2026年ノーベル化学賞に輝いた2人の化学者の、常識を覆す発見をナオト博士が解き明かします。
今この瞬間も、あなたの小指の爪を毎秒650億個の「幽霊」が通り抜けています。2026年のノーベル物理学賞は、この見えない粒子を捕まえるために、南極の氷1立方キロメートルを丸ごと観測装置にしてしまった科学者に贈られました。100年以上解けていない宇宙最大のミステリーに挑んだ、壮大な宝探しの物語をお届けします。
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