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吉田将英より、岡本太郎さんが、大阪万博の太陽の塔の依頼の受け方に、衝撃をいただきました
曰く
"太陽の塔は1970年の大阪万博の最大のシンボルの1つとして、岡本太郎に依頼されたものです。大阪万博そのもののコンセプトは「人類の進歩と調和」。当然、岡本太郎はそのコンセプトにそぐうものを期待されたわけですが、そこに彼は疑義を呈します。"
岡本太郎さん曰く
"つまりは、進歩とは何か。逆に我々、本当の自分の生き方、自分の生命の全体性、それから肉体の全体性を失っていると。私は本当に進歩に疑問を持っている。〜映画「太陽の塔」より〜"
ここから私は思いました
1、期待を疑い、世界を再定議する
→真の課題への疑義
2、「人間の未来」への哲学的問い
→そもそもの課題への深堀
3、あくまでもパッションの源に従う
→×お客様の課題の創発
1、期待を疑い、世界を再定議する
→真の課題への疑義
真の営業は、お客様の言葉を鵜呑みにしちゃいかん、とよく叩き込まれましたが、これをやるのは本当に難しいと実感してます。一旦は飲み込んで、そしてそこから、本当の課題はどこにあるのかを探っていく、というやり方をするのですが
岡本太郎さんは、そんなまどろっこしいことはせずに、お客様からの依頼を、違う、と返す、そのこと自体に、驚きを関しました。
しかしながら、それこそが、実はお客様が気づいていない真の課題であり、価値である可能性があるとすれば、お客様のためにもなるのだ、ということを、このお話は示してくれていると思いました
そしてこれは、スティーブジョブスさんの 「人々は自分たちが欲しいものを知らない。見せてもらうまでは。」という言葉を思い出させてくれました
2、「人間の未来」への哲学的問い
→そもそもの課題への深堀
だとすると何が真の課題なのか、ということに辿り着かねばならないのですが、太郎さんは、そもそも人間はなんのために生きるのか?という根源的な哲学的なところまで、深く掘りながらその答えを待つようとされてるのかもしれないと思いました
これは、お客様の課題に対する問い、そのものを疑っていくという、ラテラルシンキングを繰り返しているようにも思いました
そもそも人はなんのために生き、そしてどんな未来が在るべきなのか、そこまで深く哲学的に考えるからこそ、単なる進歩ではなく、縄文時代から続く人間の本質的な価値まで遡って、あの太陽の塔ができたのかと感動しました
そしてこれは、イーロン・マスクさんのおっしゃられた、「人類が多惑星種になること」(=地球外でも生存可能な文明を作る)、という言葉にも通じる、人類の未来に対する究極の哲学的な問いを探る営みだなあと思いました
3、あくまでもパッションの源に従う
→×お客様の課題の創発
これはお客様の逆を行くべきだとか、あえて反論をしてみるなどのテクニック的なことでは、全くなくて、あくまでも、自らのパッションの源に従う、それに忠実であるということが、最も大切なことかと思います
お客様からの依頼がある場合、どうしてもその依頼内容に寄り添ってしまう、ということがあると思いますが、まずは、自らのパッションの源は、どう言ってるのか?それを一旦、見つめて、そこから、お客様の本当に解決すべき課題を見つめるということが大事だと思いました
それは、自らのパッションの源に、掛けることの、お客様の課題という言い方ができるかと思います。以前から私が言っている、自分軸と他人軸の交わりの創発につなかっていくお話にもなると思いました
パッションの源に従うお話としては、エドワード・デシとリチャード・ライアンの「自己決定理論」が有名かと思います。自己の内発的動機に基づく行動こそが、真の成長と創造につながる、それは、まさにパッションの源にどれだけ準じているか、それが成長とクリエイティブにつながる、イノベーターにつながる、そんなことにもなるかと思いました
一言で言うと
お客様からの依頼であっても、自らのパッションの源に忠実であれ、そしてそれを掛け合わせてお客様も気づいていない、新たな真の課題に辿り着く、そのためには
お客様に疑義を呈するノベーション
そんなことを思いました
参考:本: コンセプト・センス 正解のない時代の答えのつくりかた 2024年1月31日 第1版第1刷発行
著者 吉田将英 発行所 WAVE出版
吉田将英より、岡本太郎さんが、大阪万博の太陽の塔の依頼の受け方に、衝撃をいただきました
曰く
"太陽の塔は1970年の大阪万博の最大のシンボルの1つとして、岡本太郎に依頼されたものです。大阪万博そのもののコンセプトは「人類の進歩と調和」。当然、岡本太郎はそのコンセプトにそぐうものを期待されたわけですが、そこに彼は疑義を呈します。"
岡本太郎さん曰く
"つまりは、進歩とは何か。逆に我々、本当の自分の生き方、自分の生命の全体性、それから肉体の全体性を失っていると。私は本当に進歩に疑問を持っている。〜映画「太陽の塔」より〜"
ここから私は思いました
1、期待を疑い、世界を再定議する
→真の課題への疑義
2、「人間の未来」への哲学的問い
→そもそもの課題への深堀
3、あくまでもパッションの源に従う
→×お客様の課題の創発
1、期待を疑い、世界を再定議する
→真の課題への疑義
真の営業は、お客様の言葉を鵜呑みにしちゃいかん、とよく叩き込まれましたが、これをやるのは本当に難しいと実感してます。一旦は飲み込んで、そしてそこから、本当の課題はどこにあるのかを探っていく、というやり方をするのですが
岡本太郎さんは、そんなまどろっこしいことはせずに、お客様からの依頼を、違う、と返す、そのこと自体に、驚きを関しました。
しかしながら、それこそが、実はお客様が気づいていない真の課題であり、価値である可能性があるとすれば、お客様のためにもなるのだ、ということを、このお話は示してくれていると思いました
そしてこれは、スティーブジョブスさんの 「人々は自分たちが欲しいものを知らない。見せてもらうまでは。」という言葉を思い出させてくれました
2、「人間の未来」への哲学的問い
→そもそもの課題への深堀
だとすると何が真の課題なのか、ということに辿り着かねばならないのですが、太郎さんは、そもそも人間はなんのために生きるのか?という根源的な哲学的なところまで、深く掘りながらその答えを待つようとされてるのかもしれないと思いました
これは、お客様の課題に対する問い、そのものを疑っていくという、ラテラルシンキングを繰り返しているようにも思いました
そもそも人はなんのために生き、そしてどんな未来が在るべきなのか、そこまで深く哲学的に考えるからこそ、単なる進歩ではなく、縄文時代から続く人間の本質的な価値まで遡って、あの太陽の塔ができたのかと感動しました
そしてこれは、イーロン・マスクさんのおっしゃられた、「人類が多惑星種になること」(=地球外でも生存可能な文明を作る)、という言葉にも通じる、人類の未来に対する究極の哲学的な問いを探る営みだなあと思いました
3、あくまでもパッションの源に従う
→×お客様の課題の創発
これはお客様の逆を行くべきだとか、あえて反論をしてみるなどのテクニック的なことでは、全くなくて、あくまでも、自らのパッションの源に従う、それに忠実であるということが、最も大切なことかと思います
お客様からの依頼がある場合、どうしてもその依頼内容に寄り添ってしまう、ということがあると思いますが、まずは、自らのパッションの源は、どう言ってるのか?それを一旦、見つめて、そこから、お客様の本当に解決すべき課題を見つめるということが大事だと思いました
それは、自らのパッションの源に、掛けることの、お客様の課題という言い方ができるかと思います。以前から私が言っている、自分軸と他人軸の交わりの創発につなかっていくお話にもなると思いました
パッションの源に従うお話としては、エドワード・デシとリチャード・ライアンの「自己決定理論」が有名かと思います。自己の内発的動機に基づく行動こそが、真の成長と創造につながる、それは、まさにパッションの源にどれだけ準じているか、それが成長とクリエイティブにつながる、イノベーターにつながる、そんなことにもなるかと思いました
一言で言うと
お客様からの依頼であっても、自らのパッションの源に忠実であれ、そしてそれを掛け合わせてお客様も気づいていない、新たな真の課題に辿り着く、そのためには
お客様に疑義を呈するノベーション
そんなことを思いました
参考:本: コンセプト・センス 正解のない時代の答えのつくりかた 2024年1月31日 第1版第1刷発行
著者 吉田将英 発行所 WAVE出版
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