※全5回の特別回をお届けします。通常回の再開は3/9を予定しています。
前半:いかにして虚像は作り上げられるか?(00:00~23:40)
「立てる自画像」は名画か?/日露戦争の戦費負担/東洋のカウンターではなく列強のひとつに/徴兵と慰霊/国家と美術の結びつきを疑う/吉薗周蔵と武者小路実篤/芸術は客に理解されなければいけないのか/観衆の登場/感情美のポピュリズム/明治神宮創建/君主である天皇を宗教施設で慰霊すべきか/神社は宗教か非宗教か/エリート層の孤独/上原陸軍相のスパイになる周蔵/佐伯祐三の裏口入学/佐伯の言葉の留意点
後半:「佐伯祐三」という虚像(23:41~LAST)
美術雑誌でアマチュア層が形成/絵画に宗教的救済を求める声/ヒロイックな「社会に属さない私」/個人主義とコスモポリタニズムの接続/オルタナティブなアマチュア/金を借りる佐伯/「佐伯さんは病人になりたい人でしょう」/米子との出会い/薩摩治郎八の監視役/スタイルがコロコロ変わる/ヴラマンクの叱責/米子の加筆による東洋要素の付与/民族的他者への注目/嫉妬による目覚め/再渡欧で独力制作を開始/祐三の最期/真贋論争の経緯
ツイッター https://twitter.com/ONION_radiotalk
アンケートやお便り https://forms.gle/YmoTy9oEv34LCNCCA
・近代日本の批評 明治・大正篇/柄谷行人編/福武書店(1992)
・天才画家「佐伯祐三」真贋事件の真相/落合完爾/時事通信社(1997)
・世界史の中の日本 岡倉天心とその時代/岡倉登志/明石書店(2006)
・観衆の成立 美術展・美術雑誌・美術史/五十殿利浩/東京大学出版会(2008)
・近代美術の名作150 美術手帖編・北澤憲昭監/美術出版社(2013)
・美術館とナショナル・アイデンティティ/吉荒夕記/玉川大学出版部(2014)
・福沢諭吉の朝鮮 日朝清関係のなかの「脱亜」/月脚達彦/講談社選書メチエ(2015)
・初詣の社会史 鉄道が生んだ娯楽とナショナリズム/平山昇/東京大学出版(2015)
・秩禄処分 明治維新と武家の解体/落合弘樹/講談社学術文庫(2015)
・柄谷行人論 <他者のゆくえ>/小林敏明/筑摩選書(2015)
・イノベーターたちの日本史 近代日本の創造的対応/米倉誠一郎/東洋経済新報(2017)
・近代日本の思想をさぐる 一研究のための15の視角/中野目徹編/吉川弘文館(2018)
・近代天皇制と社会/高木博志編/思文閣出版(2018)
・丸山眞男と戦後日本の国体/池田信夫/白水社(2018)
・ファシズムの日本美術 大観、鞍彦、松園、嗣治/タウンソン真智子/青土社(2020)
・美術は宗教を超えるか/宮下規久朗・佐藤優/PHP研究所(2021)
・お金の日本史 近現代編/井沢元彦/KADOKAWA(2021)
・岡倉天心と五浦/森田義之・小泉晋弥編/中央公論美術出版(2021)
・枢密院 近代日本の「奥の院」/望月雅士/講談社現代新書(2022)
・映像授業 Try IT @TryIT_official
・モチオカ / 社会科チャンネル @social-studies-channel
大滝航 https://twitter.com/crevasse_books
カワムラシュウイチ https://twitter.com/cut_shimashita
※その他の配信プラットフォームについては https://lit.link/onionradio