「欧州の新型ロケット「アリアン6」1段目エンジンの燃焼試験に成功 初飛行は2024年の見込み」 欧州宇宙機関(ESA)とアリアングループは現在開発を進めている新型ロケット「Ariane 6(アリアン6)」について、初飛行に向けた本格的なリハーサルとして日本時間2023年11月24日に実施された1段目エンジンの長時間の燃焼試験に成功したと発表しました。【最終更新:2023年11月24日16時】【▲ ギアナ宇宙センターで日本時間2023年11月24日に実施された「Ariane(アリアン)6」ロケット1段目エンジン燃焼試験中の様子(Credit: ESA)】Ariane 6は2023年7月まで運用されていた「Ariane 5(アリアン5)」の後継にあたるロケットです。機体構成は固体燃料ロケットブースター「P120」を1段目の側面に2基備えた「A62」と、4基備えた「A64」の2種類が用意されています。アリアンスペースによれば地球低軌道(LEO)への打ち上げ能力はA62が10.3トン、A64が21.6トン。静止トランスファ軌道(GTO)への打ち上げ能力はA62が4.5~5トン、A64が11.5トンとされています。