ペットリハトーク

ペットリハトーク

By 浅野勇太(理学療法士、愛玩動物看護師、CCRT)Health & Fitness
Download on the App Store

ペットリハトーク episodes

  • #27 「治す」から「うまく付き合う」へ。膝蓋骨内方脱臼(パテラ)を例に考える『維持するリハビリ』の役割

    今回は、「維持するためのリハビリ」についてお話ししています。

    リハビリというと「元の状態に戻す(治す)」イメージが強いかもしれませんが、実際の現場では「完全に元通りにはならない状態」と長く付き合っていくためのアプローチが非常に重要になります。

    小型犬に多い「パテラ(膝蓋骨内方脱臼)」を例に挙げ、手術をしない保存療法でなぜ生活の支障が減るのか、臨床経験の視点(筋肉のバランスや運動学習など)から解説しました。

    また、シニア犬や変形性関節症などの慢性疾患にも共通する「ご家庭に合わせた無理のないケアの継続」の重要性についてもお伝えしています。

    愛犬の歩き方やシニア期の過ごし方で悩まれている飼い主様の参考になれば幸いです。


    #ペットリハトーク #犬のリハビリ #パテラ #膝蓋骨内方脱臼 #シニア犬 #シニア犬のケア #理学療法 #保存療法 

    10 min
  • #26 ドッグフェス大成功!『リハビリって何するの?』の疑問に答えてきました

    今回は、週末に2日間にわたって開催された「ドッグフェス」での無料リハビリ体験ブースの出店レポートをお届けします!
    「動物のリハビリって何をするの?」「うちの子は健康だけど参加していいの?」
    イベントで実際に飼い主さんたちからいただいた、そんな素朴な疑問にお答えしつつ、歩行解析や触診を通じて見えてきた「健康な子にこそ隠れている身体のサイン」についてお話ししています。
    また、今回のイベント出店を陰で支えてくれたリハビリチームのスタッフたちへの感謝や、チームでひとつのことを成し遂げる大切さについても語りました。
    「うちの子の歩き方、これで大丈夫かな?」と少しでも気になったことがある方は、ぜひ最後までお聴きください!
    【今回のトピック】
    ・ドッグフェス2日間、無事に終了!
    ・裏方で支えてくれたチームメンバーへの感謝
    ・「リハビリって何するの?」無料体験ブースでの取り組み
    ・「うちの子は健康」に潜む、見えない不調のサイン
    ・少しの異変に気づくことの大切さとリハビリの価値
    【ハッシュタグ】
    #ペットリハトーク #犬のいる暮らし #ドッグフェス #犬の健康 #アニマルリハビリテーション #歩行解析 #シニア犬ケア #犬のヘルニア予防 #パテラ

    12 min
  • #25 犬は思っている以上に人を見てました。文献から読み解く、言葉に頼らないコミュニケーション

    今回は、リハビリの現場でも大切にしている「犬とのコミュニケーション」について、3つの文献をご紹介します。


    「愛犬にこちらの意図がうまく伝わらない」「もっとリラックスして接してほしい」
    そんな日々のコミュニケーションのヒントになりそうな、面白い実験結果をピックアップしました。
    【今回ご紹介する3つの研究トピック】

    • 犬の表情は誰のためのもの?
      犬は人間が自分に注目している時ほど、豊かな表情(眉を上げるなど)を作ることが分かっています。食べ物などの刺激よりも「人間の注目」が犬の顔の動きを引き出すという、能動的なコミュニケーションの試みについて解説します。
    • 指示を伝えるための「魔法のスイッチ」
      犬はただ人間の視線を追うのではなく、その前の「アイコンタクト」や「高い声での呼びかけ」をコミュニケーションの開始合図として受け取っています。意図を正確に伝えるための準備段階の重要性を紐解きます。
    • あくびが伝染する理由
      人間から犬へ「あくび」がうつるという現象は、単なる真似ではなく、種を超えた情動の共有やリラックス効果がある可能性が示唆されています。29頭中21頭もの犬があくびを返したという驚きの実験結果とは?

    リハビリのプロの視点から、これらの知見をどう日々の接し方に活かせるか、そのヒントをお話しします。
    【参照文献】

    1. Téglás, E., et al. (2012). Dogs' Gaze Following Is Tuned to Human Communicative Signals.
    2. Joly-Mascheroni, R. M., et al. (2008). Dogs catch human yawns.
    3. Kaminski, J., et al. (2017). Human attention affects facial expressions in domestic dogs.
    10 min
  • #24 臨床と最新論文が一致!犬の代償動作でガチガチになる「腰・大腿四頭筋」のケアと筋肉が緩むメカニズム

    今回は、足を痛めているワンちゃんによく見られる「体の使い方」について解説します。
    「痛い足をかばって歩くことで、実は『腰』や『前もも(大腿四頭筋)』がパンパンに張っている…」
    そんな臨床現場で日々感じていた手応えをピタリと裏付ける、驚きの最新研究(変形性関節症の犬の86%に筋膜トリガーポイントが存在)をご紹介いたします。
    代償動作がいかに特定の筋肉へ過負荷をかけ、カチカチにロックしてしまう「エネルギー危機(ATP不足)」を引き起こすのか、そのメカニズムを紐解きます。
    さらに、細胞レベルのエネルギー不足を解消し、ガチガチになった筋肉の負担をフワッと取り除く「ご自宅でのマッサージの本当の効果」についてもお話ししました。愛犬の歩き方に違和感がある飼い主さんは必聴です!

    ※ご自宅でケアをされる飼い主様へのお願い※
    愛犬の歩き方に違和感があったり、腰や背中の強い張りが見られたりする場合、その根本的な原因として関節や神経の疾患が隠れている可能性があります。
    マッサージによるケアは非常に有効ですが、決して自己判断で強く揉みすぎたりせず、まずは必ず「かかりつけの動物病院」を受診してください。獣医師の正しい診断を受けた上で、ご自宅でできる安全なサポートとして取り入れていただくようお願いいたします。

    10 min
  • #23【深い学びの感想会】日本動物理学療法研究会セミナーが教科書レベルで最高だった話

    今回は、私が運営として携わった「日本動物理学療法研究会」のオンラインセミナー(講師:吉川先生)の【感想会】です!


    日本動物理学療法研究会

    https://jsapt.jp


    あまりにも学びが深く、まさに“教科書レベル”と呼べる最高の内容だったので、興奮冷めやらぬうちにその熱量をお届けします。

    理学療法の起源というマクロな視点から始まり、TPLO(脛骨高平部水平化骨切り術)後のワンちゃんの立ち上がり動作に着目したミクロな臨床推論へ。 「制限の要因は器質的なものか?それとも二次的な適応性短縮なのか?」 解剖学をベースに仮説を立てていく思考プロセスは、人の理学療法と全く同じで深い感動がありました。

    そして、質疑応答から行き着いた「究極のチーム医療」の形とは? 明日からの臨床が楽しみになる、ワクワクする気持ちをぜひ一緒に共有しましょう!現場で感じるチーム医療の大切さなど、ぜひコメント欄で教えてください




    関連キーワード(ハッシュタグ) #日本動物理学療法研究会 #動物理学療法 #ペットリハビリ #チーム医療 #TPLO #前十字靭帯断裂 #理学療法士 #愛玩動物看護師 #獣医師 #ペットリハトーク

    16 min
  • #22 踏ん張る力をサポート!ダイソーの人工芝が犬のリハビリに役立つ理由

    第22回の配信となります。お聴きいただきありがとうございます。

    今回は、お家でのリハビリ環境づくりに役立つ、意外で身近なアイテムをご紹介します。 取り上げるのは、ダイソーなどの100円ショップで購入できる「人工芝マット」です。

    まだ学術的なエビデンスが確立されているわけではありませんが、日々の臨床の現場では、この人工芝を使うことで、姿勢がスッと安定したり、足腰の踏ん張りが効きやすくなったりと、非常に良い反応を数多く確認しています。 なぜ現場でこれを取り入れているのか、理学療法士が普段頭の中で考えている「臨床推論」のプロセスも少しだけお話しさせていただきました。

    ■ 今回のトピック 

    ・100均の人工芝がリハビリに役立つ理由 

    ・理学療法士の頭の中「臨床推論」とは? 

    ・「感覚入力」と「適度な沈み込み」がもたらす良い反応 

    ・ヨガマットとの違いと、ワンちゃんの爪に合った滑り止め効果 

    ・シニア犬の姿勢改善と、トイレまで自力で行けるようになった成功事例 

    ・導入する際の注意点と、人間側への地味なデメリット(笑)

    実際に導入された飼い主さまからは、「自分の力で歩ける喜びを取り戻した」という嬉しいお声も届いています。手軽に始められる工夫の一つとして、参考にしていただければ幸いです。

    ※ワンちゃんの状態により適切な練習方法は異なります。ご自宅で試される際は、必ずかかりつけの獣医師さんや担当の方にご相談の上、安全に配慮して実施してください。

    ご感想や、今後取り上げてほしいテーマなどは、ぜひコメント欄にお寄せください。

    #ペットリハトーク #犬のリハビリ #ダイソー #人工芝 #シニア犬 #お家リハビリ #動物のリハビリ #理学療法士 #臨床推論 

    11 min
  • #21 諦めない練習が実を結ぶ理由。麻痺からの回復を支える「神経の可塑性」と「脊髄歩行」の不思議

    今回は、先日足を運んだ日本最大級のペットイベント「インターペット」での気づきからお話ししています。会場で感じた出展者の皆さまの動物たちへ向けた強い熱量に感化され、本日は少し専門的なテーマを取り上げました。

    麻痺を抱えるワンちゃんと、そのご家族にとって大きな希望となる「神経の可塑性(かそせい)」についてです。 「神経がダメージを受けたら、もう一生元には戻らないのでは」という不安に対して、動物の身体が持つ驚くべき回復のメカニズムを、実際の文献データを交えながら解説しています。

    ■ 今回のトピック ・インターペットで出展者の皆さまから感じた熱量 ・不全麻痺の回復の鍵となる「側枝発芽」と、変化が現れるまでのタイムライン ・脳からの指令がなくても歩行を可能にする「脊髄歩行」のメカニズム ・自動歩行プログラム(CPG)のスイッチを入れる「3つの引き金」 ・歩行介助のリアルな難しさと、施術者の膝を守るための裏話

    愛犬の神経の可能性を引き出すためには、ご自宅での「滑らない環境づくり」と、日々の適切なサポートが何よりの土台になります。歩くときに少しフラつきが残ったとしても、それは愛犬が自分で作った「新しい神経の迂回路」を使って一生懸命歩いている立派な証拠です。

    日々のケアに向き合う飼い主さまにとって、今回の内容が少しでも前向きな希望となれば幸いです。

    (※番組の最後でお話ししている膝当てのエピソードについては、よろしければ第20回の配信も合わせてお聴きください)

    ご感想や、番組で取り上げてほしいテーマなどがございましたら、ぜひコメント欄でお聞かせください。

    #ペットリハトーク #神経の可塑性 #脊髄歩行 #犬のヘルニア #インターペット

    12 min
  • #20 【ペットリハトーク×信岡尚子先生】恩師と語る!動物リハビリの現場と楽しさ

    いつもご視聴ありがとうございます!ペットリハトークです。


    🌟 今回のゲスト、信岡尚子先生の活動(動物リハビリご相談・勉強会)はこちら!

    👉【信岡尚子先生のホームページ】

    https://kurasoo.jp


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


    皆さまの応援のおかげで、当Youtubeチャンネルの登録者数が【20名】に到達しました!本当にありがとうございます✨


    今回は記念すべき特別回として、理学療法士の信岡尚子(のぶおかなおこ)先生をゲストにお迎えしました!

    信岡先生は、私が動物病院で働き始めた当初、右も左も分からなかった時に様々なことを教え、支えてくださった師匠のような存在です。


    恩師であるプロの視点から見た動物リハビリの奥深さや、やりがいについて、熱く、そしてアットホームに語り合っています。


    家事の合間や移動中など、ぜひラジオ感覚で最後までお楽しみください🎧


    🐾「ペットリハトーク」では、動物のリハビリやケアに関する情報を音声でお届けしています。


    今回の対談が「良かった!」「参考になった!」と思ったら、ぜひ【チャンネル登録】と【高評価👍】をお願いします!

    コメント欄でのご感想、ご質問お待ちしております!

    25 min
  • #19 「とりあえず水治」はもったいない!水中トレッドミルの本当の目的

    今回は、動物病院でのリハビリでよく見かける「水中トレッドミル」について深掘りします!

    なんとなく「お水の中を歩かせれば良くなる!」と思っていませんか?実はそれ、すごくもったいないんです。

    水の高さを数センチ変えるだけで、足にかかる体重や、筋肉への抵抗は大きく変わります。

    「なぜ痛いときは深くするの?」「しっかり蹴り出させたい時に、あえてお水を浅くする理由は?」 そんな、臨床の中で計算しているバイオメカニクス(運動力学)の裏側を、文献のデータも交えながら分かりやすく解説します!

    愛犬が水治療法を頑張っている飼い主様は、ぜひ次回の見学がもっと楽しくなるヒントにしてみてください💡

    👇チャンネル登録・高評価よろしくお願いします!


    【今回ご紹介した主な参考文献】 番組内で解説した内容の裏付けとなる、獣医・理学療法分野の研究データです。

    ・Levine D, et al. (2010):水位が犬の体重負荷(免荷率)に与える影響についての研究

    ・Bertocci G, et al. (2018):水位の高さが立脚期(足を踏ん張る時間)や関節可動域に与える影響についての運動学的な研究

    Martins, et al. (2021) ほか:神経疾患に対するリハビリテーションに関する研究

    #犬のリハビリ #水中トレッドミル #ペットリハトーク #理学療法士 #椎間板ヘルニア #TPLO #老犬ケア #水治療法

    9 min
  • #18 最強の痛み止め!?たった数%の「減量」が愛犬の歩き方を変える本当の理由

    前回の「脂肪は痛みの工場」というお話に引き続き、今回の『ペットリハトーク』は「ダイエットの実践・効果編」です!

    「うちの子、もう太っちゃってるから手遅れかも…」 そんな風に不安に思っている飼い主様、どうか安心してください。実は、体重を「たった約9%」落とすだけで、足を引きずる動作や歩き方に嬉しい変化が期待できるというデータがあるんです。

    現在の獣医療のガイドラインでも、体重管理(減量)は痛み止めのお薬と並んで「最も重要で確実な第1選択」としてトップクラスの推奨を受けています。ダイエットは単に体を軽くするだけでなく、体の中から「炎症の火事を消す」根本的なアプローチだからです。


    おやつを我慢してもらうことは、愛犬を痛みから守るための、飼い主様にしかできない立派なサポートです。ぜひ、今日からのケアの参考にしてみてくださいね!

    ※実際のダイエットの進め方や現在の痛みの治療については、必ずかかりつけの獣医師の先生にご相談の上、安全に進めてください。

    #ペットリハトーク #理学療法士 #愛玩動物看護師 #犬のダイエット #犬の関節炎 #シニア犬ケア #体重管理 #愛犬の健康管理 #痛みのケア #動物病院

    9 min

About ペットリハトーク

From the publisher's feed

⚪︎⚪︎毎週日曜 19時45分 更新⚪︎⚪︎