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人として最初の発明者《ママ》の発明にも驚きましたが、生物が自然の進化に身を任せてるのに対して、人は自らの発明で進化を促していると言うことに衝撃を頂きました
曰く
"私たち現代人は、新しい暮らし方や新しい経済活動を生みだすものが発明だと思っている。しかし、少なくとも最初のいくつかの事例では、発明のおかげで私たちの進化そのものがうながされた。"
"さまざまな研究結果を総合すると、《ママ》は目覚めている時間のほとんどを食料探しに充てながら、少なくとも生後六~七か月のあいだは赤ん坊を運ばなければならなかったと考えられている。"
"《ママ》の編みだした解決策は、信じがたいほど革命的なものだったとウォール=シェフラーは語る。
それは抱っこひも(スリング)だった。
抱っこひもは《ママ》の負担を軽くしただけではない。私たちの脳がどこまで大きくなれるかを制限する進化の足かせを外した。そうすることで、抱っこひもは私たちの進化の道筋を変えたのである。"
"しかも、《ママ》のアイデアが広まったのだとすれば、ホモ・サピエンスの十八番ともいうべき能力がすでにアウストラロピテクスの中に芽生えはじめていたことになる。何かというと、私たちはほかの人の真似をするのがとんでもなく上手なのだ。 人類学者はこの技能を「社会的学習」と呼ぶ。"
ここから私は思いました
1、発明がトレードオフを解消
→大きな脳vs母体の負担
2、社会的学習という技能
→真似上手
3、人は発明が進化の母
→人は自らの進化を促進できる
私のイノベーション創発ワーキングなどでは、とにかく現場100回で真の課題をあぶり出す、と言うことをとことんやるのですが、その次には、トレードオフがどこにあるか?ということも、徹底的にやります
何故ならば、一つのイノベーションは、様々なトレードオフを一気に解決する可能性があるためです。
今回の人類初の発明と言われる"抱っこひも"は、まさに人類存続のためのトレードオフの課題である、脳を大きくする、ということと、母体の安全を守る、と言う二つの課題のトレードオフを、見事に解決するイノベーションだった、と言うことかと思いました
つまり、頭を大きくするためには、頭が小さいうちに母体の外へ生み出す必要があり、そうすると何ヶ月も赤ん坊を抱っこして、母体に襲われるリスクが高まる、そのトレードオフを見事に解決する発明、イノベーションだったと思いました
そして、そのイノベーションが、たった1人のアウステラロピテクスの《ママ》だけで閉じていては、人類は生き残っていなかった。社会的学習という技能があったからこそ、みんなで真似て広げることができた
このことは、イノベーションを広めるために、例えば特許などで独占して、最初からクローズに進めると、新しいものであればあるほど、市場にはなかなか認知浸透が難しいので
以前お話ししたYAMAHAさんの電動自電車のように、特許を公開してでも、仲間を作って、競合を作って、一緒に展開した方が、トップは取れないかもしれないけど、市場が立ち上がっていく
そんなことを、社会的学習として、人は大昔から、真似ると言うこと、そして真似ることを許すと言うことを実践してきたのかと、それが今の進化したひとを作ってきたのかと、熱くなりました
つまり、生きとし生けるものは、人を除いて、自然の進化に導かれてきたわけですが、人だけは、それにも加わっていながら、さらに自らを進化するために発明やイノベーションを起こすことができる、存在になるのかなあと思いました
今後の人類を考えたときに、遺伝子技術やAIなどの発明やイノベーションが、人類自身の進化を促すことになるかもしれない、と言うのは、実は人類が人類たらしめる源に、発明があったことを考えると、自然なことなのかもしれないなと
そんなことを思いました
人は発明が進化の母ノベーション
そんなことを思いました^ ^
人類の歴史をつくった17の大発見 ─先史時代の名もなき天才たち 発行日 2022年4月15日 著 者 コーディー・キャシディー 訳者 梶山あゆみ 発行所 株式会社河出書房新社
人として最初の発明者《ママ》の発明にも驚きましたが、生物が自然の進化に身を任せてるのに対して、人は自らの発明で進化を促していると言うことに衝撃を頂きました
曰く
"私たち現代人は、新しい暮らし方や新しい経済活動を生みだすものが発明だと思っている。しかし、少なくとも最初のいくつかの事例では、発明のおかげで私たちの進化そのものがうながされた。"
"さまざまな研究結果を総合すると、《ママ》は目覚めている時間のほとんどを食料探しに充てながら、少なくとも生後六~七か月のあいだは赤ん坊を運ばなければならなかったと考えられている。"
"《ママ》の編みだした解決策は、信じがたいほど革命的なものだったとウォール=シェフラーは語る。
それは抱っこひも(スリング)だった。
抱っこひもは《ママ》の負担を軽くしただけではない。私たちの脳がどこまで大きくなれるかを制限する進化の足かせを外した。そうすることで、抱っこひもは私たちの進化の道筋を変えたのである。"
"しかも、《ママ》のアイデアが広まったのだとすれば、ホモ・サピエンスの十八番ともいうべき能力がすでにアウストラロピテクスの中に芽生えはじめていたことになる。何かというと、私たちはほかの人の真似をするのがとんでもなく上手なのだ。 人類学者はこの技能を「社会的学習」と呼ぶ。"
ここから私は思いました
1、発明がトレードオフを解消
→大きな脳vs母体の負担
2、社会的学習という技能
→真似上手
3、人は発明が進化の母
→人は自らの進化を促進できる
私のイノベーション創発ワーキングなどでは、とにかく現場100回で真の課題をあぶり出す、と言うことをとことんやるのですが、その次には、トレードオフがどこにあるか?ということも、徹底的にやります
何故ならば、一つのイノベーションは、様々なトレードオフを一気に解決する可能性があるためです。
今回の人類初の発明と言われる"抱っこひも"は、まさに人類存続のためのトレードオフの課題である、脳を大きくする、ということと、母体の安全を守る、と言う二つの課題のトレードオフを、見事に解決するイノベーションだった、と言うことかと思いました
つまり、頭を大きくするためには、頭が小さいうちに母体の外へ生み出す必要があり、そうすると何ヶ月も赤ん坊を抱っこして、母体に襲われるリスクが高まる、そのトレードオフを見事に解決する発明、イノベーションだったと思いました
そして、そのイノベーションが、たった1人のアウステラロピテクスの《ママ》だけで閉じていては、人類は生き残っていなかった。社会的学習という技能があったからこそ、みんなで真似て広げることができた
このことは、イノベーションを広めるために、例えば特許などで独占して、最初からクローズに進めると、新しいものであればあるほど、市場にはなかなか認知浸透が難しいので
以前お話ししたYAMAHAさんの電動自電車のように、特許を公開してでも、仲間を作って、競合を作って、一緒に展開した方が、トップは取れないかもしれないけど、市場が立ち上がっていく
そんなことを、社会的学習として、人は大昔から、真似ると言うこと、そして真似ることを許すと言うことを実践してきたのかと、それが今の進化したひとを作ってきたのかと、熱くなりました
つまり、生きとし生けるものは、人を除いて、自然の進化に導かれてきたわけですが、人だけは、それにも加わっていながら、さらに自らを進化するために発明やイノベーションを起こすことができる、存在になるのかなあと思いました
今後の人類を考えたときに、遺伝子技術やAIなどの発明やイノベーションが、人類自身の進化を促すことになるかもしれない、と言うのは、実は人類が人類たらしめる源に、発明があったことを考えると、自然なことなのかもしれないなと
そんなことを思いました
人は発明が進化の母ノベーション
そんなことを思いました^ ^
人類の歴史をつくった17の大発見 ─先史時代の名もなき天才たち 発行日 2022年4月15日 著 者 コーディー・キャシディー 訳者 梶山あゆみ 発行所 株式会社河出書房新社
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